Asana vs コウテイ — 徹底比較
AsanaとコウテイはExcelの代わりを探す点では似ていますが、設計思想が違います。Asanaは部署をまたぐ業務を「タスク」単位で回す汎用ワークマネジメント、コウテイは建設業のバーチャート工程表に絞った専用ツールです。担当者別の進捗管理や自動化、外部サービス連携ならAsanaに分があり、現場に貼るA3印刷とアカウント不要のURL共有ならコウテイが向きます。ここでは得意領域・料金・機能差・向く会社を中立に整理します。
1. ドメイン
AsanaはIT・オフィス業務。コウテイは建設業に特化。
2. 用語
Asanaはタスク/プロジェクト。コウテイは工程/案件という日本の建設業の用語。
3. 印刷
Asanaは印刷前提でない。コウテイは現場掲示のA3印刷が標準。
Asanaはどんなツールか — 得意領域は「人とタスクの管理」
Asanaは米国発の汎用ワークマネジメントツールで、部署をまたぐ業務をタスク単位で回すことを得意としています。リスト・ボード(カンバン)・タイムライン・カレンダーとビューを切り替えられ、各タスクに担当者・期日・サブタスク・依存関係・コメント・添付を紐づけられます。ルールによる自動化、依頼を受け付けるフォーム、複数案件を横断するポートフォリオやワークロードなど管理機能が充実し、SlackやGoogle Workspaceなど外部連携も豊富です。日本語UIとスマホアプリもあり、誰の何がいつまでに終わるかを組織全体で追う用途ではコウテイより明確に優れています。
料金と導入のしやすさ — 課金単位と「始める重さ」が違う
Asanaは無料枠があり、有料プランは機能に応じた複数段階で、利用人数(シート)に応じた課金が基本です。プラン構成や価格は改定されるため、必要な機能がどのプランに含まれるかも含めて公式サイトで最新をご確認ください。コウテイは無料プランがあり、3件までブラウザ内保存で使え、登録なしで試せます。有料はPro月1,980円(案件無制限・クラウド保存・共有リンク)、Team月4,980円(最大10名・権限4段階)です。人数が増えるほど費用が伸びやすいAsanaに対し、コウテイは定額で、閲覧のみの協力会社に見せる分の課金が発生しない点が小規模事業者には効きます。
機能の違い — 印刷・共有・テンプレート・操作性
最も差が出るのは紙です。コウテイはA3横に貼り出す前提のレイアウトで、土日はグレー・日曜は赤・祝日対応、長期工事は自動でページ分割されます。Asanaは画面上の共同作業が中心で、現場掲示用の紙面設計は想定領域の外です。共有もコウテイはURL1本で相手はアカウント不要、パスワードと有効期限を付けられます。Asanaはメンバーやゲストを招待する方式で、手間はかかる反面アクセス管理は厳密です。テンプレートはAsanaが業務プロセス全般を幅広く、コウテイは建設業の工種入りを27種そろえています。
用語と現場運用 — 実際に開く人が違う
Asanaは「タスク」「プロジェクト」「アサイン」といった言葉で組み立てられており、日々ログインして自分の担当を更新する文化が前提です。コウテイは「工程」「案件」という建設業の言い方に合わせ、更新するのは担当者一人、他の関係者はURLを開いて見るだけ、という運用を想定しています。職人や協力会社にアカウントを配ってタスクを更新してもらう運用が定着するならAsanaの情報量は強力ですが、そこが続かず結局FAXと電話に戻る現場も少なくありません。誰が入力し誰が見るだけかを先に決めると、選択を誤りにくくなります。
どちらを選ぶべきか — 併用も現実的な選択肢
社内に事務・営業・設計など複数職種があり、案件横断の進捗やタスクの抜け漏れを管理したい会社にはAsanaが向きます。全員がPCやスマホで日常的に更新でき、他システムとの連携も生かせるなら投資に見合います。一方、必要なのは一枚の工程表で、現場に貼り、協力会社と施主に見せて、変更を即反映したい会社にはコウテイが向きます。判断に迷うなら併用も有効です。社内タスクはAsana、工程表はコウテイで作り、共有URLをAsanaのタスクに貼れば役割が重複しません。どちらも無料で試せるので、実案件を1件入れて比べるのが確実です。
オフィス業務ならAsana、建設現場の工程表ならコウテイ。

❓ よくある質問
Q. Asanaのタイムラインで建設業の工程表は作れますか?
作れます。タスクを並べて期間バーを引き、依存関係も設定できるため、画面上で工程を追う分には実用的です。ただし土日・祝日の色分けや、A3横で現場に貼るための紙面レイアウトは想定された使い方ではなく、印刷して掲示する運用では調整の手間が残ります。なお、タイムライン表示が使えるプランの範囲は変わることがあるため、公式サイトで最新をご確認ください。紙に出す前提ならコウテイ、画面で回す前提ならAsanaが素直です。
Q. Asanaとコウテイは併用できますか?
できます。実際、社内のタスク管理と工程表は求められるものが違うため、無理に一本化しないほうがうまくいく場合があります。おすすめは、社内の依頼・確認・タスクはAsanaで回し、工期のバーチャートはコウテイで作る形です。コウテイの共有URLをAsanaのタスクや説明欄に貼っておけば、Asana側から常に最新の工程表を開けます。コウテイの共有リンクはアカウント不要で閲覧できるため、Asanaを使っていない協力会社にもそのまま同じURLを渡せます。
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