徹底比較

Trello vs コウテイ — 徹底比較

Trelloはボード・リスト・カードでタスクを直感的に動かせるカンバン型ツール、コウテイは横軸が日付のバーチャート工程表に特化したクラウドサービスです。どちらも無料から始められブラウザで完結しますが、得意領域が異なります。本記事ではTrelloの強み、料金と導入のしやすさ、印刷・共有・テンプレート・操作性の違い、自社にどちらが合うかの判断基準を中立に整理します。価格やプラン内容は改定されるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

1. 表示形式

Trelloはカンバン(かんばん)形式。コウテイはバーチャート形式。

2. 時系列

Trelloは時系列の直感的表示が弱い。コウテイは日付ベースで一目瞭然。

3. 印刷

Trelloは印刷向きでない。コウテイはA3印刷最適化。

Trelloの特徴と得意領域

Trelloはボード・リスト・カードの3階層でタスクを管理するカンバン型ツールです(Atlassian社が提供)。「未着手/進行中/完了」といったリストを並べ、カードをドラッグして動かすだけで状況が更新されるため、マニュアルを読まなくても初日から使えるのが最大の強みです。カードには担当者・期限・チェックリスト・コメント・写真や図面の添付をまとめられ、動きがあれば関係者に通知が届きます。ブラウザとスマホアプリの完成度が高く、外部サービス連携や自動化の仕組みも充実しています。日々の「誰が何をどこまでやったか」を軽快に追う用途では、非常に優れた選択肢です。

料金と導入のしやすさ

どちらも無料から始められ、インストール不要でブラウザから使える点は共通です。Trelloには無料プランがあり、上位プランは機能や管理者向け機能に応じた段階制になっています。プラン構成や価格は改定されることがあるため、金額は公式サイトで最新をご確認ください。コウテイは無料プラン(1プロジェクト・テンプレート3種・A3印刷は透かし入り)、Pro 月1,980円(プロジェクト無制限・PDF/CSV出力・パスワード付きURL共有・自動保存)、Team 月4,980円(10名まで・権限管理)の3段階です。無料プランは登録なしで1枚作り、印刷まで試せます。

機能の違い:表示形式・印刷・共有・テンプレート

最大の違いは軸の取り方です。カンバンは縦に並ぶリストが「状態」を表すため、いつからいつまでという期間がバーの長さにはなりません。コウテイは横軸が日付のバーチャート(ガントチャート)で、工期の重なりや前後関係、遅れの波及が一目で分かります。印刷では、コウテイはA3横を前提に自動でページ分割し、どのページにも日付ヘッダーを付けて現場に貼れる形で出力します。共有はURL1本(パスワードと有効期限を設定可)で、相手はアカウントもアプリも不要です。テンプレートは新築・リフォーム・設備など工種別に用意しています。Trello側もテンプレートや上位プランのタイムライン表示を備えます。

どんな会社にどちらが向くか

Trelloが向くのは、社内の業務タスクや問い合わせ対応、複数案件の進行を「状態」で管理したい会社です。担当者ごとの割り振り、チェックリスト運用、チャットやストレージとの連携を重視するならTrelloのほうが素直に運用できます。一方コウテイが向くのは、発注者や協力会社に工程表を「1枚の紙」または「1本のURL」で渡す必要がある建設・リフォーム・設備工事の会社です。現場事務所に貼るA3、職人さんがスマホで見る最新版、提出書類としての工程表——こうした場面が日常業務に含まれるなら、工程表専用ツールのほうが手数が減ります。

併用という現実的な選択肢

両者は正面から競合するというより、役割が違うツールです。実務では「日々のタスクはTrello、工期の全体像はコウテイ」という併用が現実的な落としどころになります。カンバンは今日やることを漏らさないための道具、工程表は数週間から数か月の段取りを関係者と合意するための道具だからです。コウテイの共有URLをTrelloのカードに貼っておけば、担当者はカードから最新の工程表へ直接たどり着けます。まずは手元の案件を1枚作ってみて、いま不足しているのが「タスクの見える化」なのか「工期の見える化」なのかを見極めてから投資先を決めるのが確実です。

🏆 結論

タスク整理ならTrello、期日管理・工程可視化ならコウテイ。

コウテイで作成した工程表をA3横で印刷した例。左に工程名、上に日付と曜日が並び、土日は黄色・日曜と祝日は赤で色分けされている
A3横で印刷した工程表(土日祝は自動で色分け/長期工事は自動でページ分割)

❓ よくある質問

Q. Trelloで建設業の工程表は作れますか?

カードに期限を入れてカレンダー表示を使ったり、上位プランのタイムライン表示を活用すれば、日程の把握はある程度可能です。ただしカンバンは「状態」を軸にした形式のため、工期の長さや前後関係を1枚のバーチャートにまとめて現場に掲示する用途では、工程表専用ツールのほうが手数が少なく済みます。どのプランでどの表示が使えるかは変更されることがあるため、公式サイトで最新をご確認ください。

Q. 共有や無料プランの範囲はどう違いますか?

Trelloはボードへの招待やリンク共有ができ、無料プランでも複数人で利用できます。コウテイの無料プランは1プロジェクト・A3印刷(透かし入り)のお試しが中心で、パスワード付きURL共有やPDF/CSV出力はPro(月1,980円)以上です。共有相手はアカウント登録もアプリも不要で、URLを開くだけで常に最新の工程表を閲覧できます。

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