商用工程表テンプレート集
工程表をゼロから引くのは手間がかかります。コウテイには新築からリフォーム、原状回復、店舗、解体まで27種類の業種別テンプレートが収録され、工期と工程の並びが埋まった状態から編集を始められます。この記事では収録されている雛形の一覧と選び方、読み込んだ後に必ず必要になる日程調整、自社の標準工程への作り替え方までを、実際の操作に沿って解説します。
1. 収録テンプレートの全体像 — 27種類の業種別雛形
コウテイの工程表テンプレートは、新築5種・リフォーム7種・店舗4種・外装3種・原状回復2種・解体2種・設備2種・屋根1種・外構1種の計27種類に、ゼロから組む空のテンプレートを加えた構成です。それぞれ標準的な工期と工程の並びが最初から入っており、木造新築(一般住宅)は120日で23工程、店舗内装工事は56日で17工程、外壁塗装工事は14日で11工程といった具合です。一方でトイレリフォームは2日3工程、キッチンリフォームは5日5工程と、数日で終わる小工事の雛形も揃っています。まずは自社の受注が多い工種に近いものを開き、サンプルとして工程の並びを眺めるところから始めてください。
2. 案件に近い雛形の選び方 — 工種名より工期の規模で選ぶ
選ぶ基準は工種名の一致よりも、工期の規模と工程の粒度で考えたほうが後の調整量が少なくて済みます。同じ飲食店でも、スケルトン物件からの内装は45日11工程、居抜きの改装は18日7工程と、必要な管理の細かさが違います。手元の案件が2ヶ月前後なら、120日の新築より56日の店舗内装工事を土台にしたほうが日程の伸縮は小さく収まります。自社の標準工程が雛形より細かい会社は、近いテンプレートを選んでから工程を足すほうが、空のテンプレートで白紙から組むより抜けが出にくいはずです。迷ったら工期の近いものを選び、足りない工程を後から挿入する順序が扱いやすいでしょう。
3. 読み込んだ直後にやること — 並行工程の重なりを作り直す
テンプレートを適用すると、工程はプロジェクトの開始日を起点に、前の工程の終わりを次の工程の始まりとして順番に並びます。つまり読み込んだ直後はすべてが直列で、外壁工事と電気配線のように現場では同時に進む工程も重なっていません。この状態のままでは表示上の総工期が実際より長くなるため、最初の作業は並行できる工程のバーをドラッグで前にずらし、重なりを作り直すことになります。あわせて実際の着工日、土日祝の休工、建材や住宅設備の納期待ちを反映させます。触るのは工程数ぶんのバーだけなので、23工程の新築でも一度で通し調整できます。

4. 自社の標準工程に合わせて中身を作り替える
日程が合ったら、工程名・カテゴリ・担当・メモを自社の呼び方に直していきます。カテゴリは準備・仮設・解体・基礎・躯体・屋根・開口・外装・内装・設備・電気・下地・塗装・清掃・仕上・外構・検査・引渡・店舗という名称で色分けされるため、独自の名前を入れると色が付かず、印刷したときの見分けがつきにくくなります。工程を足すときは、社内検査と施主検査、是正、引渡しを分けて置いておくと後半の詰まりが見えやすくなります。担当欄に協力会社名を入れておけば、誰の工程が重なっているかを工程表の上で判断できます。
5. よく使う形を自社の雛形として残す
案件ごとに毎回同じ調整をしているなら、仕上がった工程表そのものを自社の雛形にしてしまうのが早道です。有料プランでは工程表を複製できるので、標準形を1本作っておき、案件ごとに複製して名称と開始日だけ差し替える運用が組めます。CSV出力を使えば、工程名・カテゴリ・開始日・終了日・担当・進捗・マイルストーン・重要・メモの9列がExcelで開ける形で書き出せます。既存のExcel工程表がある会社は、この並びに列を合わせてCSV/Excel取込で読み込めば、これまでの資産をそのまま持ち込めます。なお無料プランは保存ができないため、この使い方は有料プランが前提です。
6. 印刷と共有まで含めて雛形を仕上げる
現場で使う工程表は画面の中だけで完結しません。コウテイはA3横での印刷を前提にしており、工程数や工期が多い場合は自動でページを分割して出力します。テンプレートを土台にした工程表でも、印刷プレビューで工程名が切れていないか、分割位置が中途半端になっていないかを一度確認しておくと、現場詰所に貼る用途で使えます。共有URLを発行すれば、協力会社や施主はログインなしで最新版を開けます。無料プランで選べるのは先頭3種(木造新築・内装リフォーム・退去後原状回復)に限られ、印刷にも透かしが入るため、試用と本運用は分けて考えてください。
❓ よくある質問
Q. 無料プランでも工程表テンプレートは使えますか?
使えます。ただし無料プランで選べるのは先頭3種(木造新築、内装リフォーム(マンション)、退去後原状回復(賃貸))に限られ、作成した工程表の保存や複製、CSV出力、共有リンクの発行はできません。印刷にも透かしが入ります。工程の並びや所要日数の感覚をつかむ試用には使えますが、案件ごとに雛形を使い回す運用に移るなら有料プランが前提になります。
Q. テンプレートを読み込むと、途中まで作った工程は消えますか?
テンプレートの適用は既存の工程を置き換える動作なので、すでに工程がある場合は確認ダイアログが表示されます。残したい内容があればそこで中止してください。誤って置き換えた直後であればCtrl+Z(元に戻す)で復帰できますが、確実に残したい工程表は先にCSVで書き出しておくと安全です。
Q. Excelで作った既存の工程表を雛形として使えますか?
CSV/Excel取込で持ち込めます。工程名・カテゴリ・開始日・終了日・担当・進捗(%)・マイルストーン・重要・メモの並びに列を合わせて読み込む形です。カテゴリ名を準備・基礎・躯体・内装などコウテイが色分けする名称に揃えておくと、取り込んだ直後から色付きのバーで表示されます。なお取込は有料プランの機能です。
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