工事と天候 | 秋田県男鹿市

男鹿市で増築工事(木造)に向く時期と、天候で延びる工期

秋田県男鹿市で増築工事(木造)をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(男鹿観測所)で試算しました。晴天が続けば42日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら5月着工で約51日、11月着工で約142日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ91日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・男鹿観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
42日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
5月 → 約51日
いちばん延びる着工月
11月 → 約142日

着工月ごとの工期の目安(男鹿市・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(42日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工120日
  • 2月着工89日
  • 3月着工62日
  • 4月着工52日
  • 5月着工51日
  • 6月着工51日
  • 7月着工52日
  • 8月着工53日
  • 9月着工56日
  • 10月着工64日
  • 11月着工142日
  • 12月着工137日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約120日+78日4月30日ごろ冬季休工・寒中
2月1日約89日+47日4月30日ごろ冬季休工・寒中
3月1日約62日+20日5月1日ごろ寒中
4月1日約52日+10日5月22日ごろ—
5月1日約51日+9日6月20日ごろ—
6月1日約51日+9日7月21日ごろ梅雨
7月1日約52日+10日8月21日ごろ梅雨・台風
8月1日約53日+11日9月22日ごろ台風
9月1日約56日+14日10月26日ごろ台風
10月1日約64日+22日12月3日ごろ台風
11月1日約142日+100日翌年3月21日ごろ冬季休工
12月1日約137日+95日翌年4月15日ごろ冬季休工・寒中

11月着工が延びて、5月着工が早い理由

11月に着工すると、工事の途中で積雪期(1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えます)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約142日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

5月に着工すると、天候で止まる工程は5〜6月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均10.1日で、延びは約9日で済みます。男鹿市で雨の日が少ないのは5〜6月・8月、多いのは11〜1月です。

男鹿市の1mm以上の雨の日は年175日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に89番目(雨の日が多いほう)です。秋田県の18市区町村の中では多い順に12番目で、県内平均(年181日)より6日少なくなっています。

男鹿市で増築の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
コンクリート
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
休休11.53.33.83.34.84.655.66.61261日+休2か月
建方・上棟(木造)/屋根
止まる条件: 1mm以上の雨・強風・積雪
休休20.312119.411.110.812.714.718.924.6146日+休2か月
外壁・下地・洗浄
止まる条件: 1mm以上の雨・積雪
休休20.211.610.99.310.910.512.314.518.624.4143日+休2か月

男鹿市の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「男鹿」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
21.517.815.411.610.99.310.910.512.314.518.422.3175日
10mm以上の雨の日
3.52.62.83.33.83.34.84.655.66.3652日
30mm以上の大雨の日
0.20.10.10.40.50.921.61.31.40.80.49.7日
強風の日
日最大風速10m/s以上
0.40.70.20.60.10.20.30.50.60.40.90.76日
積雪10cm以上の日
21.723.49.600000000.47.563日
最高気温(平均)
℃
2.93.57.112.918.322.5262824.518.512.15.7
最低気温(平均)
℃
-3.2-3.4-13.59.514.118.919.715.18.33-1.1
猛暑日
最高気温35℃以上
0000000.10.100000.2日
冬日
最低気温0℃未満
27.925.621.46.1000000.15.420.9107日
降水量
mm
1239394961071021761531601661671691606mm

男鹿市で5月に着工した場合の増築の工程表(天候込み)

増築工事(木造)の標準工程(9工程)を、男鹿市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
5月6月
準備・仮設
☂基礎工事
☂建方・接合
☂屋根工事
電気・設備
☂外壁・開口
内装工事
既存部改修
検査・引渡
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら5月着工11月着工
準備・仮設天候の影響は小さい3日3日3日
基礎工事10mm以上の雨・積雪11日13日14日
建方・接合1mm以上の雨・強風・積雪5日8日14日
屋根工事1mm以上の雨・強風・積雪5日8日24日
電気・設備天候の影響は小さい8日8日8日
外壁・開口1mm以上の雨・積雪9日13日待ち含む 96日
内装工事天候の影響は小さい9日9日9日
既存部改修天候の影響は小さい5日5日5日
検査・引渡天候の影響は小さい2日2日2日

男鹿市で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(東北北部地方: 6月15日ごろ〜7月28日ごろ)

    東北北部地方の梅雨入りは平年6月15日ごろ、梅雨明けは7月28日ごろです。増築で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。男鹿市の6月の1mm以上の雨の日は平年9.3日、7月は10.9日です。

  • 台風(東北への接近 年2.7回)

    東北への台風の接近は平年で年2.7回、最も多いのは9月(0.9回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。増築でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜10月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。月平均気温が4℃以下になる12〜3月にコンクリートを打つ場合は、寒中コンクリートとしての保温養生が必要になる時期の目安です(JASS 5の考え方。正式には旬ごとの日平均気温で判断します)。

  • 夏の暑さ

    真夏日(最高気温30℃以上)は年11日、猛暑日はほとんどありません。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年6日)

    男鹿市では、日最大風速が10m/s以上の日が年6日あり、多いのは2月・11〜12月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に354番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

増築と天候の関係(どの地域でも共通)

増築は既存の建物とつなぐ部分の屋根・外壁を一度開けるため、雨仕舞いが終わるまでは室内への雨漏りに注意が必要です。

基礎の打設と建方・屋根の時期が工期を左右します。屋根が掛かれば、内装は天候に関係なく進められます。

住みながらの工事になることが多く、天候で工程が延びると生活への影響も長引きます。雨の多い時期は予備日を多めに見込みます。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

増築工事(木造)の標準工程(42日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。男鹿市で5月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 男鹿市で増築をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、4〜6月に着工すると工期が短く済みます(5月着工で約51日)。反対に11月着工は約142日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は42日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

男鹿市では、着工月によって9〜22日、平均で約13日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に31%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期に増築はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。男鹿市の6月の1mm以上の雨の日は平年9.3日で、6月1日に着工すると工期は約51日(晴天なら42日)の見込みです。東北北部地方の梅雨明けは平年7月28日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でも増築はできますか?

男鹿市では1〜2月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約120日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 男鹿市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「男鹿」(標高20m)の平年値です。市内にはほかに男鹿真山の観測所があり、標高や地形によって値は変わります。
  • 積雪は、約18.6km離れた「五城目」の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「増築工事(木造)」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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