工事と天候 | 青森県野辺地町

野辺地町で増築工事(木造)に向く時期と、天候で延びる工期

青森県野辺地町で増築工事(木造)をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(野辺地観測所)で試算しました。晴天が続けば42日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら5月着工で約50日、12月着工で約138日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ88日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・野辺地観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
42日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
5月 → 約50日
いちばん延びる着工月
12月 → 約138日

着工月ごとの工期の目安(野辺地町・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(42日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工120日
  • 2月着工89日
  • 3月着工63日
  • 4月着工52日
  • 5月着工50日
  • 6月着工50日
  • 7月着工52日
  • 8月着工52日
  • 9月着工53日
  • 10月着工57日
  • 11月着工136日
  • 12月着工138日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約120日+78日4月30日ごろ冬季休工・寒中
2月1日約89日+47日4月30日ごろ冬季休工・寒中
3月1日約63日+21日5月2日ごろ寒中
4月1日約52日+10日5月22日ごろ—
5月1日約50日+8日6月19日ごろ—
6月1日約50日+8日7月20日ごろ梅雨
7月1日約52日+10日8月21日ごろ梅雨・台風
8月1日約52日+10日9月21日ごろ台風
9月1日約53日+11日10月23日ごろ台風
10月1日約57日+15日11月26日ごろ台風
11月1日約136日+94日翌年3月15日ごろ冬季休工
12月1日約138日+96日翌年4月16日ごろ冬季休工・寒中

12月着工が延びて、5月着工が早い理由

12月に着工すると、工事の途中で積雪(1〜2月)と低温(12月)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約138日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

5月に着工すると、天候で止まる工程は5〜6月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均9.3日で、延びは約8日で済みます。野辺地町で雨の日が少ないのは4〜6月、多いのは12〜2月です。

野辺地町の1mm以上の雨の日は年150日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に227番目(雨の日が多いほう)です。青森県の22市区町村の中では多い順に14番目で、県内平均(年151日)より1日少なくなっています。

野辺地町で増築の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
コンクリート
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
休休11.93.12.32.54.54.84.33.83.414.155日+休2か月
建方・上棟(木造)/屋根
止まる条件: 1mm以上の雨・強風・積雪
休休21.413.8118.81111.111.915.218.725.9149日+休2か月
外壁・下地・洗浄
止まる条件: 1mm以上の雨・積雪
休休18.610.49.88.710.710.911.112.314.723.3131日+休2か月

野辺地町の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「野辺地」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
1714.412.59.99.88.710.710.911.112.314.318.2150日
10mm以上の雨の日
1.31.82.52.42.32.54.54.84.33.82.72.836日
30mm以上の大雨の日
0.50.10.50.20.50.81.121.21.10.20.28.4日
強風の日
日最大風速10m/s以上
11.18.77.15.11.80.20.50.31.34.87.810.559日
積雪10cm以上の日
2524.610.20.80000000.812.474日
最高気温(平均)
℃
1.62.36.211.917.120.424.225.82317.210.84.4
最低気温(平均)
℃
-3.5-3.5-1.22.58.212.517.519.115.28.73.5-1.4
冬日
最低気温0℃未満
29.225.721.85.50.2000004.522.9110日
降水量
mm
826684768290137197148133851101289mm

野辺地町で5月に着工した場合の増築の工程表(天候込み)

増築工事(木造)の標準工程(9工程)を、野辺地町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
5月6月
準備・仮設
☂基礎工事
☂建方・接合
☂屋根工事
電気・設備
☂外壁・開口
内装工事
既存部改修
検査・引渡
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら5月着工12月着工
準備・仮設天候の影響は小さい3日3日3日
基礎工事10mm以上の雨・積雪11日12日20日
建方・接合1mm以上の雨・強風・積雪5日8日待ち含む 80日
屋根工事1mm以上の雨・強風・積雪5日8日16日
電気・設備天候の影響は小さい8日8日8日
外壁・開口1mm以上の雨・積雪9日13日20日
内装工事天候の影響は小さい9日9日9日
既存部改修天候の影響は小さい5日5日5日
検査・引渡天候の影響は小さい2日2日2日

野辺地町で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(東北北部地方: 6月15日ごろ〜7月28日ごろ)

    東北北部地方の梅雨入りは平年6月15日ごろ、梅雨明けは7月28日ごろです。増築で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。野辺地町の6月の1mm以上の雨の日は平年8.7日、7月は10.7日です。

  • 台風(東北への接近 年2.7回)

    東北への台風の接近は平年で年2.7回、最も多いのは9月(0.9回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。増築でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜10月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。月平均気温が4℃以下になる12〜3月にコンクリートを打つ場合は、寒中コンクリートとしての保温養生が必要になる時期の目安です(JASS 5の考え方。正式には旬ごとの日平均気温で判断します)。

  • 夏の暑さ

    真夏日(最高気温30℃以上)は年6日、猛暑日はほとんどありません。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年59日)

    野辺地町では、日最大風速が10m/s以上の日が年59日あり、多いのは12〜2月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に73番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

増築と天候の関係(どの地域でも共通)

増築は既存の建物とつなぐ部分の屋根・外壁を一度開けるため、雨仕舞いが終わるまでは室内への雨漏りに注意が必要です。

基礎の打設と建方・屋根の時期が工期を左右します。屋根が掛かれば、内装は天候に関係なく進められます。

住みながらの工事になることが多く、天候で工程が延びると生活への影響も長引きます。雨の多い時期は予備日を多めに見込みます。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

増築工事(木造)の標準工程(42日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。野辺地町で5月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 野辺地町で増築をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、4〜6月に着工すると工期が短く済みます(5月着工で約50日)。反対に12月着工は約138日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は42日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

野辺地町では、着工月によって8〜21日、平均で約12日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に29%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期に増築はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。野辺地町の6月の1mm以上の雨の日は平年8.7日で、6月1日に着工すると工期は約50日(晴天なら42日)の見込みです。東北北部地方の梅雨明けは平年7月28日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でも増築はできますか?

野辺地町では1〜2月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約120日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 野辺地町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「野辺地」(標高14m)の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「増築工事(木造)」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。

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