函館市で外壁塗装に向く時期と、天候で延びる工期
北海道函館市で外壁塗装をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(函館観測所)で試算しました。晴天が続けば14日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら6月着工で約17日、12月着工で約110日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ93日の差が出ます。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・函館観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期の目安(函館市・平年並みの天候)
毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。
- 1月着工87日冬季休工
- 2月着工56日冬季休工
- 3月着工28日
- 4月着工19日
- 5月着工18日
- 6月着工17日
- 7月着工18日
- 8月着工18日台風
- 9月着工19日台風
- 10月着工20日
- 11月着工22日
- 12月着工110日冬季休工
| 着工 | 工期の目安 | 晴天との差 | 完了の目安 | 重なる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 約87日 | +73日 | 3月28日ごろ | 冬季休工 |
| 2月1日 | 約56日 | +42日 | 3月28日ごろ | 冬季休工 |
| 3月1日 | 約28日 | +14日 | 3月28日ごろ | — |
| 4月1日 | 約19日 | +5日 | 4月19日ごろ | — |
| 5月1日 | 約18日 | +4日 | 5月18日ごろ | — |
| 6月1日 | 約17日 | +3日 | 6月17日ごろ | — |
| 7月1日 | 約18日 | +4日 | 7月18日ごろ | — |
| 8月1日 | 約18日 | +4日 | 8月18日ごろ | 台風 |
| 9月1日 | 約19日 | +5日 | 9月19日ごろ | 台風 |
| 10月1日 | 約20日 | +6日 | 10月20日ごろ | — |
| 11月1日 | 約22日 | +8日 | 11月22日ごろ | — |
| 12月1日 | 約110日 | +96日 | 翌年3月19日ごろ | 冬季休工 |
12月着工が延びて、6月着工が早い理由
12月に着工すると、工事の途中で積雪(1〜2月)と低温(12月)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約110日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。
6月に着工すると、天候で止まる工程は6月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均7.3日で、延びは約3日で済みます。函館市で雨の日が少ないのは6〜8月、多いのは11〜1月です。
函館市の1mm以上の雨の日は年135日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に305番目(ほぼ全国の中くらい)です。北海道の148市区町村の中では多い順に89番目で、県内平均(年142日)より7日少なくなっています。
函館市で外壁塗装の作業が止まる日数(月別)
工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。
| 工程の種類 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
塗装・防水・シーリング 止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温 | 休 | 休 | 18.2 | 9.6 | 9.5 | 7.3 | 8.8 | 9.1 | 10.2 | 11.3 | 14.1 | 休 | 98日+休3か月 |
外壁・下地・洗浄 止まる条件: 1mm以上の雨・積雪 | 休 | 休 | 18.2 | 9.6 | 9.5 | 7.3 | 8.8 | 9.1 | 10.2 | 11.3 | 14.1 | 20.5 | 119日+休2か月 |
足場の組立・解体 止まる条件: 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 休 | 休 | 16.1 | 8 | 5.7 | 2.6 | 2.5 | 4 | 4.7 | 7.2 | 8.8 | 14.7 | 74日+休2か月 |
函館市の月別の天候(平年値)
気象庁アメダス「函館」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。
| 要素 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1mm以上の雨の日 | 15 | 12.7 | 12.4 | 9.5 | 9.5 | 7.3 | 8.8 | 9.1 | 10.2 | 11.3 | 13.6 | 15.8 | 135日 |
10mm以上の雨の日 | 1.7 | 1.5 | 1.8 | 2.2 | 3 | 2.5 | 4.1 | 4.4 | 5.1 | 3.4 | 3.7 | 2.7 | 36日 |
30mm以上の大雨の日 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.4 | 0.5 | 0.7 | 1.3 | 1.8 | 1.5 | 0.7 | 0.5 | 0.2 | 8.1日 |
強風の日 日最大風速10m/s以上 | 5.7 | 6.1 | 9.4 | 7.6 | 5.3 | 1.9 | 1.3 | 2.3 | 3.4 | 6.6 | 7.8 | 7.2 | 65日 |
積雪10cm以上の日 | 23.3 | 24 | 9.6 | 0.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.9 | 9.6 | 68日 |
最高気温(平均) ℃ | 0.9 | 1.8 | 5.8 | 12 | 17 | 20.4 | 24.1 | 25.9 | 23.2 | 17.1 | 10 | 3.2 | |
最低気温(平均) ℃ | -6 | -5.7 | -2.2 | 2.8 | 8 | 12.6 | 17.3 | 18.9 | 14.6 | 7.8 | 1.8 | -3.6 | |
冬日 最低気温0℃未満 | 29.9 | 26.5 | 23 | 5.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 9.7 | 26.5 | 121日 |
降水量 mm | 77 | 65 | 64 | 72 | 89 | 80 | 124 | 157 | 151 | 106 | 111 | 95 | 1188mm |
函館市で6月に着工した場合の外壁塗装の工程表(天候込み)
外壁塗装工事の標準工程(11工程)を、函館市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。
工程ごとの「止まる条件」と日数
| 工程 | 止まる条件 | 晴天なら | 6月着工 | 12月着工 |
|---|---|---|---|---|
| 足場設置 | 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 1日 | 1日 | 2日 |
| 高圧洗浄 | 1mm以上の雨・積雪 | 1日 | 1日 | 3日 |
| 養生 | 1mm以上の雨・積雪 | 1日 | 1日 | 3日 |
| 下地補修 | 1mm以上の雨・積雪 | 1日 | 1日 | 3日 |
| 下塗り | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 1日 | 1日 | 待ち含む 83日 |
| 中塗り | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 1日 | 1日 | 2日 |
| 上塗り | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 1日 | 1日 | 2日 |
| 付帯部塗装 | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 2日 | 3日 | 5日 |
| 点検・補修 | 天候の影響は小さい | 1日 | 1日 | 1日 |
| 養生撤去 | 天候の影響は小さい | 1日 | 1日 | 1日 |
| 足場解体 | 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 1日 | 1日 | 2日 |
函館市で工程表を組むときの季節の注意
- 梅雨
北海道には気象庁の梅雨入り・梅雨明けの統計がなく、本州のような長雨の時期はありません。函館市の1mm以上の雨の日は6月7.3日・7月8.8日で、夏は外の工事を進めやすい時期です。
- 台風(北海道への接近 年1.9回)
北海道への台風の接近は平年で年1.9回、最も多いのは8月(0.7回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。外壁塗装でこの時期に外の工程がかかるのは、8〜9月に着工した場合です。
- 冬の寒さと雪
1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。12月は日中の最高気温の平均が5℃を下回り、塗装・防水・シーリングはできない時期として扱っています。3月は最高気温が10℃に届かない日が多く、朝の霜や結露が乾くのを待つため、1日に塗れる時間が短くなります。
- 夏の暑さ
真夏日(最高気温30℃以上)は年4日、猛暑日はほとんどありません。
- 強風(日最大風速10m/s以上: 年65日)
函館市では、日最大風速が10m/s以上の日が年65日あり、多いのは3〜4月・11月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に61番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。
外壁塗装と天候の関係(どの地域でも共通)
塗装場所の気温が5℃以下、湿度が85%以上のときや、雨・雪・強風のときは、原則として塗装を行いません(公共建築工事標準仕様書)。雨が上がっても、壁が乾くまで次の塗装には進めません。
下塗り・中塗り・上塗りの間には、塗料ごとに決められた乾燥時間(工程間隔)が必要です。雨の日が続くと塗装工程だけが止まり、足場の設置期間がそのまま延びます。
冬は朝の霜や結露が乾くまで塗り始められず、日没も早いため、1日に塗れる時間が短くなります。
この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る
外壁塗装工事の標準工程(14日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。函館市で6月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。
よくある質問
Q. 函館市で外壁塗装をするなら、何月に始めるのがよいですか?
平年並みの天候なら、5〜7月に着工すると工期が短く済みます(6月着工で約17日)。反対に12月着工は約110日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は14日です。
Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?
函館市では、着工月によって3〜14日、平均で約6日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に43%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。
Q. 冬(12〜2月)でも外壁塗装はできますか?
函館市では12〜2月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約87日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 函館市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「函館」(標高35m)の平年値です。市内にはほかに高松・川汲・戸井泊の観測所があり、標高や地形によって値は変わります。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「外壁塗装工事」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)
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お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。


