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ExcelからコウテイへのCSV移行コツ

Excelの工程表をコウテイへ移すとき、つまずくのはほぼ列名と日付です。文字化けしない貼り付け手順、通る日付形式、結合セルの前処理、エラー行の直し方までを実務目線でまとめました。

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移行でつまずく原因は、ほぼ「列名」と「日付」の二つ

Excelの工程表をコウテイに取り込むとき、うまくいかない症状はだいたい決まっています。取り込んだのに件数が合わない、日付が全行エラーになる、工程名が文字化けする。この三つで大半を占め、原因をたどると見出しの列名と日付の書き方に行き着きます。逆に言えばこの二つを先に整えるだけで、五十行程度の工程表なら数分で移し替えが終わります。もう一つ大切なのは、いきなり本番のプロジェクトで全置換をかけないことです。まず空の新規プロジェクトを一つ作り、そこへ試し取り込みをして表示を確かめてから本番に流す。この順番を守るだけで、やり直しの手間はほとんど発生しません。

最初に試すべきはファイルではなく「コピー&ペースト」

取込画面にはファイル選択欄と貼り付け用のテキストエリアが並んでいますが、先に試してほしいのは後者です。Excelで表の範囲を選んでコピーし、テキストエリアにそのまま貼るだけで取り込めます。この方法が強いのは、文字コードの問題が起きないからです。コウテイはファイルをUTF-8として読むため、Excelの「CSV(カンマ区切り)」で保存した日本語ファイルは工程名や担当者名が化けることがあります。ファイルで渡したいときは、保存形式を「CSV UTF-8(コンマ区切り)」にしてください。貼り付けならタブ区切りが自動で判別されるので、区切り文字を気にする必要もありません。

一行目に「工程名」がないと、列の意味が総崩れになる

見出し行でいちばん重要なのは「工程名」の列です。コウテイは一行目を見て各列の役割を判定しますが、そこに工程名にあたる列が見つからないと、見出し行そのものをデータとみなし、左から順に工程名・カテゴリ・開始日・終了日・担当という固定の並びとして読み直します。「作業名・着手日・完了日」のような自社表記のままだと、着手日がカテゴリ、完了日が開始日として入り、日付エラーが全行に出ます。見出しは工程名・開始日・終了日・担当にそろえるのが安全です。工程名はタスク、開始日は開始、終了日は終了、担当は担当者や業者でも認識し、カテゴリは分類、メモは備考でも通ります。

日付は「年・月・日だけ」にして、余計なものを落とす

日付欄は柔軟に見えて、実は落とし穴が多い場所です。2026-05-01、2026/5/1、2026.5.1、2026年5月1日はいずれも問題なく通ります。通らないのは、曜日が付いた「5/1(金)」、時刻が残った「2026/5/1 0:00」、セルが数値のままの「45778」、和暦の「令和8年5月1日」です。これらは日付が不正ですというエラーになり、その行は取り込まれません。表示形式を変えても中身が変わらないことがあるため、取込用にシートを複製し、日付列を値として貼り付けてから整えると確実です。もう一点、年を省いた「5/1」は今年として解釈されます。年をまたぐ長期工事では必ず西暦から書いてください。

結合セル・セル内改行・空行という三つの地雷

前処理で潰しておきたいのが三点あります。まず結合セルです。見た目は一つでも実体は左上のセルにしか値がなく、取り込むと工程名が空の行が生まれます。取込用シートでは結合をすべて解除してください。次にメモ欄のセル内改行です。Altキーとエンターで入れた改行はそこで行が切れたものとして扱われ、後半の断片が工程名の空な行として弾かれます。検索と置換で改行を空白に置き換えておくのが早道です。最後に途中の空行。空行は読み飛ばされるため、エラー表示の行番号がExcelの行番号とずれます。空行を消しておけば番号がそのまま一致し、修正が格段に楽になります。

プレビューの検出件数を、必ず元の行数と突き合わせる

貼り付けると、その場で「◯件の工程を検出」と表示され、問題があれば「◯件のエラー」として先頭五件の行番号と理由が並びます。ここで見るべきは、検出件数が元の表の行数と一致しているかどうかです。エラーのある行は取り込まれず正常な行だけが入る仕組みなので、気づかないまま数行欠けたまま進んでしまうことがあります。件数が合わなければ、表示された行番号を頼りにExcel側を直し、貼り直せば表示もその場で更新されます。取込モードは既存に追加と全置換の二つで、初回は空のプロジェクトに追加、作り直しは全置換が基本です。取り込んだ直後ならCtrl+Zで一括して元に戻せます。

取り込んだ後にカテゴリ・進捗・依存関係を整える

取り込めたのに画面が単色のまま、ということがあります。バーの色はカテゴリ名で決まり、準備・仮設・解体・基礎・躯体・屋根・外装・内装・設備・電気・塗装・検査・引渡といった登録名と完全に一致したときだけ色が付くためです。「基礎工事」と書くと一致せず既定色になるので、Excel側で「基礎」に置換しておくと見違えます。進捗は0から100の整数で、80%はそのまま読めますが、0.8のような比率は0になり警告も出ません。マイルストーンや重要の列は1、○、◆、★などが有効で、●や◎は無効です。工程間の先行後続はCSVでは持ち込めないため、取り込み後にサイドパネルで設定してください。

一現場でならしてから、全社に広げる

進め方の目安としては、まず進行中の一現場だけを移してみるのが現実的です。表の整形から取り込み、色と印刷の確認までで、慣れていなくても半日あれば形になります。二本目からは同じ手順をなぞるだけなので、一現場あたり十五分から三十分程度に落ち着きます。このとき作った整形済みシートをそのまま社内の入力テンプレートにしてしまえば、次からは前処理そのものが要らなくなります。移行後の二週間ほどはExcel側も残して並行運用し、A3横で印刷して現場に貼れること、共有リンクが協力会社側で開けることを確かめたうえで、Excelの更新を止めるとつまずきません。

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❓ よくある質問

Q. Excelの日付が全行エラーになります。どこを直せばいいですか。

曜日付き、時刻付き、シリアル値のまま、和暦のいずれかが原因のことがほとんどです。取込用にシートを複製し、日付列を値として貼り付けたうえで2026-05-01の形にそろえてください。年を省いた「5/1」は今年として解釈されるため、年をまたぐ工事では西暦から必ず書きます。

Q. 二重に取り込んでしまいました。元に戻せますか。

取り込んだ直後であればCtrl+Zで一括して元に戻せます。やり直しはCtrl+Shift+Zです。取込モードが既存に追加のまま同じ表をもう一度実行すると重複するので、作り直すときは全置換を選んでください。全置換も同じように元に戻せます。

Q. CSV出力したファイルを、そのまま取り込み直せますか。

工程名・カテゴリ・開始日・終了日・担当・メモはそのまま戻りますが、出力側の見出しが「進捗%」のため進捗率は読み込まれません。見出しを「進捗」に直してから取り込んでください。マイルストーンや重要、先行工程の設定も出力には含まれないので、画面側で付け直す必要があります。

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