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コウテイ正式リリースのお知らせ

日本式バーチャート工程表をブラウザで作れる「コウテイ」を正式リリース。開発の背景と、最初の一枚を三十分で組む手順、Excel資産の移行や共有設定の勘所までまとめました。

#リリース#新サービス#コウテイ

本日リリース:ブラウザだけで日本式バーチャート工程表

本日、建設業向けの工程表作成クラウド「コウテイ」を正式リリースしました。インストールもプラグインも不要で、パソコンでもタブレットでも、ブラウザを開けばそのまま作図が始まります。作れるのは日本の現場で長年使われてきた横型のバーチャート工程表で、左に工程名と担当、右に日付軸が並ぶ見慣れた形式です。海外製のガントチャートツールを触ったときに感じる、土日祝が塗り分けられない、A3の一枚に収まらない、担当欄が個人名しか入らないといった細かな違和感を、最初から潰す方向で設計しました。会員登録なしで触れる範囲も用意していますので、使い慣れたExcelの工程表を手元に開きながら、同じものが何分で組めるかを試していただくのが、いちばん早い評価方法だと思います。

開発の背景:Excel工程表が壊れる三つの瞬間

開発のきっかけは、Excelの工程表が決まった場面で壊れるという現場の声でした。ひとつ目は工期が延びたとき。列を挿入すると罫線や条件付き書式がずれ、数式の参照範囲だけが取り残されます。ふたつ目は印刷です。画面では整っているのに、プレビューを開くと右端の二週間が二枚目に飛び、慌てて縮小率を下げて文字が潰れる。三つ目は共有で、メールに添付した瞬間に版が枝分かれし、翌週には誰の手元のファイルが最新なのか、誰も断言できなくなります。どれも担当者の技量の問題ではなく、表計算ソフトで作図をしているという構造そのものから来ています。工程表という一つの用途に絞って作り直せば、この三つは設計段階で回避できるはずだというのが出発点でした。

最初の一枚は三十分:テンプレートから逆算して組む

白紙から工程を並べるのは、慣れた人でも骨が折れます。コウテイには木造新築や内装リフォーム、外壁塗装、屋根の葺き替え、原状回復、飲食店の居抜き開業など二十八種類のテンプレートを収録してあり、近い工種を開いて日付をずらす方式を勧めています。手順は、テンプレートを選ぶ、着工日を入れる、自社の呼び方に工程名を直す、不要な行を消す、の四つだけで、最初の一枚はおおむね三十分前後です。選ぶときの目安として、テンプレートの工程が実際の案件の三分の二以上を言い当てているなら、それを土台にした方が速く仕上がります。半分を下回るようであれば、無理に流用せず空のテンプレートから必要な工程だけを積み上げた方が、結局は早く終わります。

既存のExcelはCSVで持ち込む:つまずくのは結合セルと日付

これまでの工程表を捨てる必要はありません。取込画面ではCSVやExcelのファイルを選ぶほかに、Excelで範囲を選択してそのまま貼り付けることもできます。工程名、カテゴリ、開始日、終了日、担当、進捗、マイルストーン、重要、メモという見出し行さえあれば、列の並び順が違っても自動で対応付けられます。つまずくのは決まって二か所で、ひとつは結合セルです。取り込む前に結合を解除しておかないと、一行ずつずれて入ります。もうひとつは日付形式の混在で、同じ列に「4/15」と「四月十五日」が混ざっていると、片方が空欄になります。取込は既存への追加と全置換を選べ、結果が気に入らなければ元に戻す操作で戻せますので、まず一度流し込んで目で確かめるのが確実です。

依存関係は張りすぎない:矢印は十本前後に絞る

工程どうしのつながりは、サイドパネルで先行工程を選ぶと矢印として描かれます。先行が終われば後続が始まるという単純な関係だけを扱う仕組みで、後続の開始日が先行の終了日より早いという矛盾があれば、矢印が赤く変わって知らせます。ここでよくある失敗が、几帳面な人ほど全工程に依存を張ってしまうことです。二十工程に十九本の矢印を引くと画面は線だらけになり、一日ずらすたびに全体が動いて、かえって現実の段取りと合わなくなります。実務では、遅れたときに本当に連鎖する箇所だけに絞るのが有効です。基礎から上棟、上棟から屋根、防水から仕上げのように、順序を違えると手戻りが出る関係を十本前後だけ選び、残りは日付の直接入力で運用した方が扱いやすくなります。

A3印刷は自動で分割される:現場に貼るまでの手順

現場事務所に貼る一枚をきれいに刷るところまでが、工程表作成の仕事です。コウテイは印刷時にA3の横を基準として、工程数が多ければ縦に、工期が長ければ横に、自動でページを分けます。目安は一ページあたり三十二工程前後で、日付軸は一日あたりの幅が細くなりすぎる手前で折り返します。どのページにも工事名と日付の見出しが入るので、貼り合わせても順序を見失いません。設定側では、用紙をA3の横向きにし、背景のグラフィックを有効にすることが必須です。これを切るとカテゴリの色が全て消え、ただの白黒の表になります。余白は「狭い」ではなく標準を選んでください。機種によっては用紙端の枠線が欠けます。屋外に貼るならラミネート加工まで済ませると長持ちします。

共有リンクとチーム権限:締めるべきところを締める

協力会社や施主への共有は、リンクを発行して渡す方式です。発行時にパスワードと有効期限を設定でき、期限は一日から三百六十五日の範囲、初期値は九十日になっています。工期プラス一、二週間まで縮めておくと、工事が終わったあとにURLだけが独り歩きする状態を避けられます。期限が切れたリンクは、開いても内容が表示されません。社内側はオーナー、管理者、編集者、閲覧者の四段階で、招待メールを受諾すると同じ組織に加わります。招待の有効期間は十四日です。運用の勘所は、日付を動かせる人を絞ること。現場監督は編集者、事務や営業は閲覧者にしておくと、知らないうちに工期が書き換わっていたという事故が起きにくくなります。

無料でできる範囲と、これからのこと

無料プランでは、使えるテンプレートは先頭の三種類、扱えるプロジェクトは一件までで、クラウド保存はできず、印刷には透かしが入ります。作図の使い勝手と印刷レイアウトの善し悪しは無料の範囲で判断できるようにしてありますので、まず一案件を通しで組んでみて、保存や共有が必要になった時点で有料プランをご検討いただければ十分です。今後については、スマートフォン向けのアプリ化、工種と規模から工程の下書きを作る機能、他システムとの連携などを順に検討しています。ただし優先順位は、実際に使っている方の声で決めるつもりです。動かないところ、現場の言い回しと合わないところがあれば、遠慮なくお知らせください。

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❓ よくある質問

Q. 無料プランのままでも工程表は印刷できますか?

印刷はできますが、透かしが入ります。無料プランはテンプレート三種類・プロジェクト一件・クラウド保存なしという範囲ですので、作図の操作感やA3のレイアウトを確かめる用途に向いています。透かしのない印刷、保存、共有リンクの発行が必要になった段階で有料プランへ切り替えてください。

Q. Excelで作った既存の工程表は、どこまで再現できますか?

工程名・カテゴリ・開始日・終了日・担当・進捗・メモといった行データは、CSVやコピー&ペーストでそのまま取り込めます。一方で、セルの色分けや独自の書式、図形で描いた注記は引き継がれません。取り込んだあとにカテゴリ色と依存関係を付け直す前提で考えていただくと、移行がスムーズです。

Q. 工期が半年を超える長い工事でも、A3一枚に収まりますか?

一枚には収まりません。コウテイは日付軸が細くなりすぎる手前で自動的にページを分け、A3を複数枚に展開します。各ページに工事名と日付の見出しが入るため、横に貼り合わせれば全体像を掲示できます。工程数が三十二を超える場合は、縦方向にも分割されます。

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