オフライン編集は可能?
「圏外の現場でも工程表を触れますか」という質問は、山間部や地下、鉄骨に囲まれた建物内で作業する方から特によく寄せられます。結論から言えばコウテイはオンライン利用が前提ですが、事前の準備と現場での役割分担を決めておけば、電波が弱い現場でも工程表の運用は十分に回せます。この記事では、出発前の準備から圏外で編集したときの注意点、事務所に戻ってからの反映手順までを具体的に説明します。
1. まず結論:オフライン編集には対応していない
コウテイはブラウザ上で動くクラウドサービスのため、工程表の作成・編集にはインターネット接続が必要です。電波が完全に切れた状態では画面の読み込みそのものができず、開いたままのタブで操作しても、変更がサーバーに届かないまま止まります。厄介なのは、画面上ではバーが動いたように見えることです。圏外で調整した日程が、事務所に戻って開き直すと元のままだった、という食い違いはここで起きます。オフライン編集ができない前提で、現場では「見る・控える」、事務所では「直す」と役割を分けるのが、いまのところ最も事故の少ない使い方です。
2. 電波が弱い現場で実際に起きるつまずき
完全な圏外より厄介なのが、アンテナが一本立ったり消えたりする中途半端な電波状況です。通信が細いと保存の通信だけが失敗し、画面には何のエラーも出ないまま操作を続けてしまうことがあります。判断基準はシンプルで、編集したあとにページを再読み込みし、変更が残っていれば保存は通っています。消えていればサーバーには届いていません。現場で工程を触るときは、この確認を癖にしてください。もう一つのつまずきは、複数人が別々の場所で同じ工程表を直すケースです。後から届いた変更が前の変更を上書きする形になるため、圏外で作業した人の修正が消えることがあります。
3. 現場に出る前の準備(15〜30分)
圏外が想定される現場では、出発前に紙とPDFを用意しておくのが確実です。工程表を開いて印刷プレビューからA3横で出力し、現場事務所に貼る一枚と、車に積む一枚を作ります。工期が長い案件は自動で複数ページに分割されるので、貼り合わせる順番を確認してから印刷してください。同じ画面から「PDFとして保存」を選べば、スマホやタブレットの端末内にファイルとして残せます。ダウンロード済みのPDFは電波がなくても開けるため、圏外での参照手段としては最も安定します。ここまでの準備は慣れれば15分ほど、初回でも30分あれば足ります。

4. 圏外の現場でやること・やらないこと
現場では、工程表を直そうとせずに「変更点を控える」ことに徹します。基礎の脱型が一日延びた、設備屋が明日入れない、といった事実を紙のA3にペンで書き込み、日付と誰から聞いたかを添えておけば、あとから迷いません。写真で撮っておけば事務所での入力もスムーズです。逆に、圏外で無理に編集するのは避けてください。保存できたかを確認する手段がなく、二重入力や取りこぼしの原因になります。どうしても現場で更新したい場合は、事務所の窓際や道路まで出た位置など電波の入る場所へ移動し、そこで一気に直してから再読み込みで反映を確かめる方が確実です。
5. 事務所に戻ってからの反映は10分で終える
持ち帰った変更は、その日のうちにまとめて反映します。該当する工程のバーをドラッグして日数を伸ばし、後続の工程も続けてずらせば、二、三か所の修正なら10分ほどで終わります。まとめて直すほうが、現場でこまごま触るより整合が取りやすく、抜けも見つけやすくなります。反映後は必ず一度ページを再読み込みし、直した日程が残っていることを確認してから閉じてください。共有リンクを発行していれば、協力会社にURLを開き直してもらうだけで最新版が表示されるので、ファイルを送り直す必要はありません。翌朝の朝礼までに更新を終える運用にすると、現場と事務所のずれが一日以上に広がらずに済みます。
6. 今後の対応予定と、いま選べる代替手段
オフライン編集については、iOS/Android向けのネイティブアプリで、電波が戻った時点の自動同期とあわせて対応する計画です。現時点では提供時期を確約できないため、これから導入を検討する方は、いまの運用に落とし込めるかどうかで判断してください。目安として、一日の大半を圏外で過ごし、その場での工程変更が業務の中心にある場合は、紙の工程表との併用が前提になります。一方、現場では確認が主で、更新は事務所や移動中に行えるのであれば、クラウド側で一元管理する利点のほうが上回ります。既存のExcel工程表はCSVで取り込めるので、まず一現場で試してから判断するのが安全です。
❓ よくある質問
Q. 圏外の現場でも工程表を編集できますか?
編集はできません。コウテイはブラウザで動くクラウドサービスのため、作成・編集にはインターネット接続が必要です。電波が届かない現場では、事前にA3印刷やPDF保存で参照用を用意し、変更点は紙に控えて事務所で反映する運用が現実的です。
Q. 電波が弱い場所で編集した内容が消えることはありますか?
通信が不安定だと保存が届かず、画面上は変わって見えても実際には反映されていない場合があります。編集後にページを再読み込みし、変更が残っているかを確認してください。残っていなければ、電波の安定した場所で操作し直すのが確実です。
Q. オフライン編集に対応したアプリは出ますか?
iOS/Android向けのネイティブアプリで、オフライン編集と復帰時の自動同期に対応する計画がありますが、提供時期は確定していません。当面はブラウザ版と、PDF・A3印刷を組み合わせた運用をおすすめします。
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