コウテイ 使い方ガイド

英語・中国語対応は?

「コウテイは英語や中国語に対応していますか」という質問をよくいただきます。結論から言えばUIは日本語のみですが、工程表という図の性質上、言語が違っても伝えられる余地は大きく残っています。この記事では多言語対応の現状を率直にお伝えしたうえで、英語併記の作り方、英語CSVの取り込み、外国人スタッフへの見せ方、国際案件での共有方法を実務手順として整理します。

#英語#多言語#国際

1. コウテイの多言語対応の現状 — UIは日本語のみ

現時点でコウテイのUIは日本語のみで、英語版や中国語版の画面は用意していません。日本の建設業に的を絞り、業種別テンプレートの工種名や検査・引渡といった商習慣に沿った語彙、A3横で現場に貼り出す帳票文化に合わせて作り込んできたためです。多言語化は表示文字列を置き換えるだけでは済まず、テンプレートの工種名や印刷レイアウトの文字幅まで作り直す必要があるため、優先度を下げています。ただし工程名・担当・メモといった入力欄はすべて自由記述なので、利用者側の工夫で英語を併記した工程表を作ることは今日から可能です。国際案件や外国人スタッフのいる現場では、この余地を使い切るのが現実的な打ち手になります。

2. 工程表は言葉より図で伝わる — 色・◆・数字を活かす

工程表は文章ではなく図なので、言語の壁を越えやすい資料です。横軸の日付は数字で読め、バーの長さがそのまま作業期間を示し、重なりを見れば別の業者と同じ日に入ることも伝わります。コウテイではカテゴリごとにバーの色が変わり、マイルストーンは◆、重要工程は太字と★で表示されるため、日本語が読めない人でも「この日が節目」「ここは動かせない」という判断は視覚的に共有できます。運用のコツは、色分けの意味を凡例として一度だけ口頭で説明し、以後は指差しで確認すること。逆に、細かなニュアンスを工程名の日本語文だけに込めてしまうと伝わりません。伝えたい情報ほど、色・記号・日付という言語に依存しない要素へ寄せるのが基本方針になります。

3. 工程名を英語併記にする手順とつまずきどころ

英語併記の実装はシンプルで、工程名を「内装仕上げ / Interior finishing」のようにスラッシュで区切って書くだけです。30工程ほどの木造住宅なら、辞書を引きながらでも30分から1時間ほどが目安になります。注意したいのは文字数で、A3横に60日分を収めた場合の工程名は12ポイント前後、全角14〜16字が読みやすさの上限の目安です。直訳して長くするよりFramingやRoofingのような一語に寄せるほうが現場では機能します。もうひとつの落とし穴がカテゴリ欄で、ここは日本語の工種名に色が割り当たる仕組みのため、英語に書き換えると既定色に戻り色分けが崩れます。カテゴリは日本語のまま残すのが安全です。

コウテイで作成した工程表をA3横で印刷した例。左に工程名、上に日付と曜日が並び、土日は黄色・日曜と祝日は赤で色分けされ、各工程が横棒で表示されている
コウテイで作成した工程表のA3横印刷イメージ(土日・祝日は自動で色分け/長期工事は自動でページ分割)

4. 英語のExcel・CSVをそのまま取り込む

海外拠点や国際案件のスケジュールが英語のExcelにある場合でも、作り直す必要はありません。コウテイのCSV・Excel取込は、nameやtask、start、end、assignee、noteといった英語のヘッダー名も日本語と同じように読み取り、Excelやスプレッドシートからのタブ区切り貼り付けにも対応します。最大の落とし穴は日付の書式で、受け付けるのは2026-04-01のように年から始まる形式です。英語圏で一般的な4/1/2026やApril 1, 2026は読めず、その行は「日付が不正です」と行番号付きで弾かれます。取り込む前に日付列をYYYY-MM-DDへ揃えておけば失敗はほぼ防げます。

5. 外国人技能実習生・特定技能者への現場での見せ方

外国人スタッフのいる現場では、工程表を各人の端末で見せるより、A3横で印刷して現場事務所や詰所に貼り出すほうが確実です。コウテイは長い工期を自動で複数ページに分割し、各ページに工事名と会社情報を印刷するので、掲示物としてそのまま使えます。朝礼では紙を指しながら今日のバーを示し、翌週の◆マイルストーンまで一緒に確認する使い方が定着しやすいでしょう。個人のスマートフォンで見てほしい場合は共有リンクが便利で、URLを送るだけでアカウント登録なしに最新版を閲覧できます。ただし工程表はあくまで段取りを伝える道具です。安全指示や法定の教育内容まで工程表で代替せず、母国語の資料や通訳を併用してください。

6. 国際案件・海外の関係者と共有するときの注意

発注者や設計者が海外にいる国際案件では、閲覧側にブラウザの翻訳機能を使ってもらう手もありますが、日本語のUIを機械翻訳しても日付入力やバーのドラッグといった操作性までは改善しません。編集は日本語が分かる担当者が受け持ち、海外の関係者には共有リンクで閲覧だけしてもらう分担が現実的です。リンクにはパスワードと有効期限を設定でき、期限は1日から無期限まで選べます。もうひとつ見落としがちなのが休みの扱いで、お盆や年末年始が相手に伝わらないことがあります。休工期間は工程として明示的に置くか、メモ欄に英語で補足しておくと誤解を防げます。多言語対応は要望を見ながら検討する方針です。まずは無料プランで一件作って確かめてみてください。

❓ よくある質問

Q. コウテイに英語版のUIはありますか?

現時点ではありません。画面表示は日本語のみで、英語版や中国語版の提供時期も未定です。ただし工程名・担当・メモの各欄は自由記述なので、「内装仕上げ / Interior finishing」のように英語を併記すれば、日本語が読めない方にも内容を伝えられます。多言語対応は要望が増えた段階で検討していきます。

Q. 英語のExcelで作った工程表を取り込めますか?

取り込めます。CSV・Excel取込はname、start、end、assigneeといった英語のヘッダー名も認識し、Excelからのタブ区切り貼り付けにも対応しています。注意点は日付で、2026-04-01のように年から始まる形式にしておく必要があります。4/1/2026のような英語圏の書式は読み取れず、その行がエラーとして弾かれます。

Q. 外国人技能実習生に工程表を見せるとき、何に気をつければよいですか?

バーの長さ・カテゴリ色・◆マイルストーンといった視覚要素で伝わる部分が大きいので、A3横で印刷して掲示し、朝礼で指差しながら確認するのが実践的です。共有リンクを送ればスマートフォンからも閲覧できます。ただし安全指示や法定教育まで工程表で代替せず、母国語の資料や通訳を併用してください。

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