秋田県で屋根の葺き替え・カバー工法に向く時期と工期|市区町村別の比較
秋田県の18市区町村について、屋根の葺き替え・カバー工法の標準工程(晴天なら12日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、6月着工が約18日で最も早く、12月着工は約130日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、6月になるところが最も多く(17市区町村)、12か月の平均工期が短いのは八峰町(35.6日)、長いのは横手市(56.5日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(秋田県の18市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工110日(84〜115)
- 2月着工79日(53〜84)
- 3月着工51日(25〜56)
- 4月着工21日(19〜26)
- 5月着工20日(18〜22)
- 6月着工18日(17〜20)
- 7月着工20日(18〜21)
- 8月着工19日(18〜20)
- 9月着工20日(19〜22)
- 10月着工22日(21〜26)
- 11月着工30日(25〜154)
- 12月着工130日(99〜143)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 八峰町八森(34m)・雨の日 年161日 | 5月(18日) | 12月(99日・冬季の待ち含む) | 35.6日 |
| 大潟村大潟(-3m)・雨の日 年166日 | 6月(17日) | 12月(103日・冬季の待ち含む) | 37.3日 |
| 男鹿市男鹿(20m)・雨の日 年175日 | 6月(17日) | 12月(104日・冬季の待ち含む) | 37.4日 |
| 能代市能代(6m)・雨の日 年171日 | 6月(18日) | 12月(106日・冬季の待ち含む) | 37.8日 |
| 五城目町五城目(6m)・雨の日 年182日 | 6月(18日) | 12月(105日・冬季の待ち含む) | 38.3日 |
| 由利本荘市本荘(11m)・雨の日 年191日 | 6月(18日) | 12月(105日・冬季の待ち含む) | 38.6日 |
| にかほ市にかほ(7m)・雨の日 年181日 | 6月(18日) | 12月(113日・冬季の待ち含む) | 41.7日 |
| 秋田市秋田(6m)・雨の日 年174日 | 6月(19日) | 12月(112日・冬季の待ち含む) | 42.1日 |
| 大館市大館(49m)・雨の日 年177日 | 6月(18日) | 12月(130日・冬季の待ち含む) | 44.5日 |
| 鹿角市鹿角(123m)・雨の日 年169日 | 6月(18日) | 12月(131日・冬季の待ち含む) | 44.6日 |
| 北秋田市鷹巣(29m)・雨の日 年181日 | 6月(18日) | 12月(131日・冬季の待ち含む) | 44.7日 |
| 小坂町藤原(280m)・雨の日 年175日 | 6月(19日) | 12月(129日・冬季の待ち含む) | 45.3日 |
| 藤里町藤里(68m)・雨の日 年186日 | 6月(18日) | 12月(132日・冬季の待ち含む) | 45.4日 |
| 仙北市角館(56m)・雨の日 年194日 | 6月(19日) | 12月(133日・冬季の待ち含む) | 46.4日 |
| 大仙市大曲(30m)・雨の日 年192日 | 6月(18日) | 12月(135日・冬季の待ち含む) | 46.7日 |
| 湯沢市湯沢(74m)・雨の日 年187日 | 6月(19日) | 12月(137日・冬季の待ち含む) | 46.9日 |
| 東成瀬村東成瀬(191m)・雨の日 年201日 | 6月(20日) | 12月(139日・冬季の待ち含む) | 48.2日 |
| 横手市横手(59m)・雨の日 年191日 | 6月(18日) | 11月(154日・冬季の待ち含む) | 56.5日 |
秋田県で屋根工事の工程表を組むときの注意
- 梅雨(東北北部地方: 6月15日ごろ〜7月28日ごろ)
秋田県を含む東北北部地方の梅雨入りは平年6月15日ごろ、梅雨明けは7月28日ごろです。屋根工事の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で6〜7月に着工した場合です。
- 台風(東北への接近 年2.7回)
東北への台風の接近は平年で年2.7回、多いのは8〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の積雪と低温
秋田県では、11〜3月に着工すると、多い月では県内のすべての市区町村で積雪や低温のため外の工事を止める時期にかかります。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する場合は、これより短くなります。
屋根工事と天候の関係(どの地域でも共通)
既存の屋根をはがしてから防水シート(ルーフィング)を張るまでは、建物が雨に無防備になります。この間は天気予報を見ながら、1日で覆える範囲だけを撤去するのが基本です。
屋根の上は地上より強く風を受けます。高さ2m以上の場所での作業は、強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときは中止する決まりです(労働安全衛生規則)。
真夏の金属屋根は表面が70℃前後まで熱くなり、熱中症とやけどの危険があります。猛暑日の多い地域では、作業を朝夕に寄せて日数に余裕を持たせます。
よくある質問
Q. 秋田県で屋根工事をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、6月着工が約18日で最も早く終わります(晴天なら12日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が6月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 秋田県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して6〜118日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「屋根葺き替え・カバー工法」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


