屋根の葺き替え・カバー工法の工期は?期間の目安と工程ごとの日数
戸建て住宅の屋根工事は、既存の屋根材を撤去して新しくする葺き替えで1〜2週間、既存の屋根に新しい屋根材を重ねるカバー工法で5日〜10日が目安です。下の表は葺き替えを前提にした約12日の標準工程です。
屋根の葺き替え・カバー工法の標準工程と日数の内訳
着工日を1日目として、各工程が何日目から何日目まで続くかを示しています。日付が重なっている工程は並行して進めます。日数は土日・祝日を含めた暦日です。
| 工程 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 足場設置 | 1日 | 1日目 |
| 既存屋根撤去 | 3日 | 2〜4日目 |
| 野地板補修 | 2日 | 5〜6日目 |
| ルーフィング | 2日 | 7〜8日目 |
| 屋根材葺き (並行) | 3日 | 9〜11日目 |
| 板金・雨仕舞 (並行) | 1日 | 11日目 |
| 点検・足場解体 | 1日 | 12日目 |
| 合計(着工〜完了) | 12日 | 1〜12日目 |
屋根の葺き替え・カバー工法の工程表の例
2026/11/02(月)に着工した場合の例です。土日・祝日も作業日として数えています。実際の現場では休工日を除いて日程を組んでください。
葺き替えとカバー工法の違い
葺き替えは、既存の屋根材と防水シートを撤去し、傷んだ野地板を補修してから、新しい防水シート(ルーフィング)と屋根材を施工します。撤去と下地の補修に日数がかかる分、カバー工法より長くなります。カバー工法は撤去がない分短く済みますが、下地の傷みが大きい場合には向かないため、事前の点検で工法を決めます。
撤去前のアスベスト調査
2006年以前に製造されたスレート屋根材には、アスベストを含むものがあります。現在は、解体や改修の前にアスベストの事前調査を行い、一定規模以上の工事では結果を行政に報告することが義務付けられています。含有が判明した場合は、飛散防止の措置をとりながら撤去する必要があり、工期と費用が増えます。工程表の最初に調査と報告の期間を入れておきます。
屋根を開けている日は天気を最優先
葺き替えでは、既存の屋根を撤去してから防水シートを張るまでの間、建物の中に雨が入るおそれがあります。撤去は防水シートまで当日中に終えられる範囲に区切り、雨の予報がある日は作業しないのが基本です。工程表には予備日を必ず入れ、天候によって日程が動くことを施主に伝えておきます。
この工程表をそのまま使う
上の7工程・12日の工程表は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要・A3横1枚の印刷設定済み)。着工日を書き換えるだけで、日付とすべての工程が自動で動きます。 ブラウザで作るなら、コウテイで開いてそのまま日程を直し、URLで施主や協力会社に共有できます。
よくある質問
Q. 屋根の葺き替え中は家に住めますか?
住みながら工事するのが一般的です。撤去や施工中は音が出ますが、屋根を開けた部分はその日のうちに防水シートで覆うため、生活への影響は限られます。
Q. カバー工法と葺き替えでは、どちらが工期が短いですか?
撤去がない分、カバー工法のほうが短く、5日〜10日程度が目安です。ただし下地の傷みが大きい場合は葺き替えが必要になります。
Q. 雨が続いたら工期はどうなりますか?
屋根工事は雨の日に作業できないため、雨が続くと工期は延びます。特に既存屋根の撤去は天気のよい日にまとめて行う必要があり、工程表に予備日を入れておくことが大切です。