飲食店の内装工事(スケルトン物件)の工期は?期間の目安と工程ごとの日数
コンクリートの躯体だけの状態(スケルトン)の物件で飲食店を開業する場合、内装工事は1.5〜2.5か月が目安です。厨房の給排水やガス、排気ダクトなど、設備工事の量が多いことが特徴です。下の表は約6〜7週間で組んだ標準工程です。
飲食店の内装工事(スケルトン物件)の標準工程と日数の内訳
着工日を1日目として、各工程が何日目から何日目まで続くかを示しています。日付が重なっている工程は並行して進めます。日数は土日・祝日を含めた暦日です。
| 工程 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 墨出し・準備 | 2日 | 1〜2日目 |
| 軽鉄・間仕切り (並行) | 8日 | 3〜10日目 |
| 電気工事 (並行) | 16日 | 5〜20日目 |
| 給排水・ガス (並行) | 16日 | 7〜22日目 |
| 空調・ダクト (並行) | 16日 | 9〜24日目 |
| 内装下地 (並行) | 10日 | 19〜28日目 |
| 床・壁・天井仕上 (並行) | 12日 | 27〜38日目 |
| 厨房機器搬入 (並行) | 4日 | 37〜40日目 |
| 什器・家具設置 (並行) | 4日 | 39〜42日目 |
| サイン・照明調整 (並行) | 3日 | 41〜43日目 |
| 美装・検査 | 2日 | 44〜45日目 |
| 合計(着工〜完了) | 45日 | 1〜45日目 |
飲食店の内装工事(スケルトン物件)の工程表の例
2026/11/02(月)に着工した場合の例です。土日・祝日も作業日として数えています。実際の現場では休工日を除いて日程を組んでください。
設備工事が工期の中心になる
スケルトンからの飲食店工事では、給排水管とガス管の引き込み、厨房の排気ダクト、油を含む排水を処理するグリストラップ、空調設備など、設備工事の比重が大きくなります。これらは床や天井を仕上げる前に終える必要があるため、設備工事の遅れはそのまま内装の遅れにつながります。設計の段階で厨房機器の配置を確定させ、配管とダクトの経路を決めておくことが重要です。
電気容量とガスの手続き
業務用の厨房機器や空調には、大きな電気容量や動力(三相)電源が必要になることがあります。容量の増設は電力会社の工事が必要になり、申し込みから完了まで時間がかかる場合があるため、早めの確認が欠かせません。ガスも、容量の変更や新規の引き込みにはガス会社との調整が必要です。
保健所・消防の検査を工程に入れる
飲食店の営業には保健所の営業許可が必要で、施設が完成したあとに検査を受けます。図面の段階で保健所に事前相談しておくと、検査での指摘による手直しを防げます。消防への届出も必要なため、検査と許可の日程を工程表の最後にマイルストーンとして置き、オープン日から逆算して全体を組みます。
この工程表をそのまま使う
上の11工程・45日の工程表は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要・A3横1枚の印刷設定済み)。着工日を書き換えるだけで、日付とすべての工程が自動で動きます。 ブラウザで作るなら、コウテイで開いてそのまま日程を直し、URLで施主や協力会社に共有できます。
よくある質問
Q. スケルトン物件の飲食店工事は何か月かかりますか?
内装工事そのものは1.5〜2.5か月が目安です。設計や保健所への事前相談、物件の契約後の準備期間を含めると、開業まで3〜4か月ほど見ておくと安心です。
Q. 居抜き物件より工期は長いですか?
長くなります。スケルトン物件は設備も内装も一から作るため、既存の設備を活かせる居抜き物件に比べて工期が長く、費用も高くなる傾向があります。
Q. 保健所の検査はいつ受ければよいですか?
施設が完成し、厨房機器の設置や手洗い設備などが整った段階で検査を受けます。オープン日から逆算して、検査の日程と許可が下りるまでの日数を工程表に入れておきます。