工程表 用語集

納期とは

納期とは、請負契約で定めた工事を完了し、建物を発注者へ引き渡すべき期限を指します。引渡日・竣工日とほぼ同じ意味で使われ、工程表では最後のマイルストーンとして明示されます。着工から完成までの「期間」である工期に対し、納期はその終点となる「日付」を指す点が違いです。

納期とは(意味と読み方)

納期(のうき)とは、請負契約で約束した工事を完了し、建物や工作物を発注者へ引き渡すべき期限のことです。建設業では引渡日・竣工日とほぼ同じ意味で用いられ、契約書には「工事完成期日」「竣工期日」といった表現で記載されます。製造業では商品を納入する日を納期と呼びますが、建設工事では「現場が終わり、施主のものになる日」を指すと理解すると分かりやすいでしょう。工程表の上では、基礎から仕上げまで積み上げてきた全工程が到達すべき一点であり、着工日と並ぶ最も重要な日付として扱われます。納期を守れたかどうかは、そのまま工事の評価や次の受注にもつながります。

納期と工期・引渡し・竣工の違い

混同されやすいのが工期との違いです。工期は着工から完成までの「期間」を指し、納期はその終点にあたる「期限=日付」を指します。契約書では工期を「○年○月○日〜○年○月○日」と期間で書き、その終わりの日が納期になる、という関係です。引渡しは建物を施主へ移転する行為・工程そのものを指す言葉で、その実施日である引渡日が納期と一致するのが通常です。竣工は工事が完了した状態を指し、竣工検査の合格を経て引渡しへ進むため、竣工日と納期の間には検査と手直しの期間が挟まることもあります。工程表上では、納期は全工程の締め切りとなる最終マイルストーンとして扱われます。

納期から逆算して工程表を組む手順

実務では、納期を先に固定し、そこから逆算して工程を並べるのが定石です。まず契約で決まった納期=引渡日を工程表の右端に置き、その手前に竣工検査と是正手直しの期間を確保します。続いて外構・清掃、内装・設備の仕上げ、躯体、基礎と、後ろから前へさかのぼって各工程の日数を積み、着工日が間に合うかを確かめます。ここで着工日が今日より前になってしまう場合は、工程の並行化や応援の増員、あるいは納期そのものの再交渉が必要という判断になります。あわせて、納期に直結する最長経路であるクリティカルパスを把握し、その工程には天候不良に備えたバッファを見込んでおくと安全です。

納期を守るための注意点

注意したいのは、納期が現場の都合だけで決まる日付ではない点です。施主側では住宅ローンの実行日や引越しの手配がこの日に紐づいており、請負契約に納期遅延の損害金が定められていることもあります。だからこそ遅れの兆候は早く共有し、間に合わない見込みが立った時点で発注者に説明して、再設定や残工事の扱いを相談することが直前の混乱を防ぎます。日々の管理では、工程表に納期をマイルストーンとして明示し、本日時点の進捗と見比べる習慣が有効です。コウテイのようなクラウド工程表なら、遅れた工程をドラッグで動かした影響が納期に及ぶかを確かめながら、最新版を関係者と共有できます。

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❓ よくある質問

Q. 納期と工期の違いは何ですか?

工期は着工から完成までの「期間」を指し、納期はその終点にあたる「期限=完了日」を指します。契約書では工期を「○年○月○日〜○年○月○日」と期間で示し、その終わりの日が納期にあたります。工期が延びれば納期に間に合わなくなるため、両者はセットで管理するのが実務です。

Q. 納期は引渡日・竣工日と同じ意味ですか?

ほぼ同じ意味で使われますが、厳密には少し異なります。竣工は工事が完了した「状態」、引渡しは建物を施主へ移す「行為」で、その実施日である引渡日が契約上の納期にあたるのが一般的です。竣工検査で指摘が出れば是正の期間が必要になるため、竣工日と納期は同日にせず余裕を持たせると安全です。

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