養生とは
養生とは、工事中に床・壁・建具などを傷や汚れから守るため、シートやテープで保護することです。内装工事や塗装工事では着工直後の必須工程で、搬入経路の保護から養生撤去までを一連の作業として工程表に組み込みます。
養生とは?意味と目的
養生(ようじょう)とは、工事中に床・壁・建具・設備機器などを、傷や汚れ、塗料の付着から守るために、シートやテープ、板材で覆って保護する作業のことです。工事そのものを進める作業ではありませんが、これを省くと既存部分を傷つけて手直しが発生し、かえって工期も費用も膨らみます。特に住みながらのリフォームやマンションの改修では、共用部の廊下やエレベーターまで保護する必要があり、管理組合との約束事になっている場合もあります。なお建設業では、コンクリートの強度を出すために温度や湿度を保つ作業も養生と呼びますが、本記事で扱うのは保護のための養生です。
養生の種類と作業手順
実務では、保護する場所と工種に応じて材料を使い分けます。床には傷や重量物に強いプラスチック段ボールやノンスリップシート、壁や建具にはポリシートやマスカー、細かな見切りには粘着力の弱い養生テープを使うのが一般的です。手順は、まず資材の搬入経路と作業導線を決め、玄関から作業場所までの床、次に残す壁や造作、最後に設備機器や什器という順で外側から内側へ覆っていきます。外壁塗装では、窓やサッシ、給湯器など塗らない部分をビニールで覆う作業が養生にあたり、この精度が仕上がりの美しさを左右します。工事が終われば養生を撤去し、傷の有無を確認して引き渡しに備えます。
工程表・建設現場での使い方
工程表の上では、養生は着工直後の短い工程と、完了直前の養生撤去という二本の棒で表すのが基本です。内装工事なら初日の作業として、外壁塗装なら足場設置と高圧洗浄を終えた後、下塗りの前に置くのが一般的な組み方です。これを工程表に書かず、当日ついでの作業として扱うと、職人の手待ちや搬入待ちが生じ、初日から段取りが崩れる原因になります。また複数の業者が出入りする現場では、誰が張り、誰が撤去するのかを工程表上で示しておくと責任の所在が明確になります。コウテイの工事テンプレートでも、内装リフォームや外壁塗装の工程に養生と養生撤去が最初から含まれています。
注意点と関連語との違い
注意点として最も多いのが、養生テープの貼りっぱなしによる糊残りや下地の変色です。粘着力の強いテープを新品のフローリングやクロスに長期間貼ると、剥がすときに表面を持っていくことがあるため、期間の長い現場では用途に合ったテープを選び、必要に応じて貼り替えます。また関連語との関係では、養生は内装工事や仕上工事の中に含まれる準備工程であり、外壁塗装では足場・高圧洗浄と下塗りの間に入る下地工程という位置づけになります。混同されやすいコンクリート養生は、打設後の強度発現のために散水や被覆で温度・湿度を保つ作業で、目的も期間も別物として工程表を分けて管理します。
コウテイでの扱い
「養生」は、コウテイの工程表でそのまま作成・共有・A3印刷できます。ブラウザ完結・登録不要の無料プランあり。業種別テンプレートから数クリックで作成できます。
無料で工程表を作ってみる❓ よくある質問
Q. 養生とは何ですか?
工事中に床・壁・建具・設備などを傷や汚れ、塗料の付着から守るため、シートやテープ、板材で覆って保護する作業のことです。工事そのものを進める作業ではありませんが、これを怠ると手直しや補修が発生するため、内装工事や塗装工事では着工直後に必ず行う工程として扱われます。
Q. 養生は工程表にどう書けばよいですか?
着工直後に「養生」、完了直前に「養生撤去」という二つの工程として書くのが基本です。外壁塗装なら足場設置と高圧洗浄の後、下塗りの前に置きます。撤去を書き忘れると引き渡し前の清掃や手直しの時間が読めなくなるため、張る側と撤去する側の担当も合わせて記載しておくと現場が混乱しません。