工程実施率とは
工程実施率とは、予定していた工程に対して実際にどれだけ実施できたかを示す比率です。計画上その時点までに完了しているはずの作業量と、実際の実績を比べて百分率で表し、週次・月次で算出することで工程の遅れを早い段階で検知するために使われます。
工程実施率とは
工程実施率は、工程表で計画した作業に対して実際にどれだけ実施できたかを比率で示す指標です。ある時点で予定していた作業量を分母、実際に完了した作業量を分子に取り、百分率で表します。似た言葉の進捗率が「その工程がどこまで進んだか」という到達度を示すのに対し、工程実施率は「予定に対してどうか」という計画との対比に重点を置きます。進捗率が六割でも、その時点の予定が六割なら実施率は百パーセント、予定が八割だったなら百を下回り遅れが生じている、という読み方になります。
工程実施率の計算方法
計算の基本は、集計時点までの予定作業量に対する実績作業量の比です。日数で数える方法なら、予定していた延べ作業日数を分母、実際に消化した作業日数を分子に取ります。工程数で数えるなら完了予定の工程数と実際に完了した工程数を比べ、金額で見るなら予定出来高と実績出来高を突き合わせます。どの単位で数えるかは現場ごとに決めて構いませんが、途中で基準を変えると前の週と比較できなくなるため、工事の初めに単位と締め日を決めて最後まで通すことが大切です。
工程表と建設現場での使い方
実務では、工程表に本日ラインを引き、その左側にあるはずの作業がどこまで終わっているかを週次の定例会議で確認する形が多く見られます。実施率が百を下回った工程については、原因が天候か、資材の納期か、職人の手配かを切り分け、後続工程やクリティカルパスへの影響を工程表上で追います。コウテイのようなクラウド工程表なら、各工程の進捗率を更新しておけば予定と実績の差が同じ画面で見えるため、集計のためだけに別表を作る手間を減らせます。
工程実施率を見るときの注意点
注意したいのは、工程実施率が高いことと工事が順調であることは必ずしも一致しない点です。着手しやすい軽微な作業を先に消化しても数字は上がりますが、クリティカルパス上の工程が止まっていれば工期は守れません。分母となる予定自体が甘ければ、実施率は良く見えても実態は遅れています。数字は遅れの兆候に気づくための入口と捉え、どの工程が遅れ、後続に何日響くかを工程表で確かめたうえで、応援の手配や工程の組み替えといった手当てにつなげてください。
コウテイでの扱い
「工程実施率」は、コウテイの工程表でそのまま作成・共有・A3印刷できます。ブラウザ完結・登録不要の無料プランあり。業種別テンプレートから数クリックで作成できます。
無料で工程表を作ってみる❓ よくある質問
Q. 工程実施率と進捗率はどう違いますか?
進捗率はその工程が全体のどこまで進んだかという到達度、工程実施率は予定に対して実際どれだけ実施できたかという計画との対比を示します。進捗率が同じでも、予定より進んでいるか遅れているかは工程実施率で判断します。
Q. 工程実施率はどのくらいの頻度で出せばよいですか?
週次の定例会議に合わせて算出する現場が多く、工期の長い工事では月次でも集計します。大切なのは頻度そのものより、締め日と数え方の単位を工事の初めに決め、最後まで同じ基準で続けることです。