バーチャート工程表とは
バーチャート工程表とは、縦軸に工程名、横軸に日付(時間)を配置し、各工程の期間を横棒(バー)で表す、日本の建設業で最も一般的な工程表形式です。ガントチャートの一種で、見やすさと現場掲示のしやすさに優れます。
バーチャート工程表の意味
縦に「基礎工事」「躯体」「内装」などの工程名、横に日付を並べ、各工程が「いつからいつまで」行われるかを横棒で示した表です。棒の位置と長さを見るだけで工事全体の流れと各工程の期間が分かり、専門知識がなくても読めるため、発注者・職人・協力会社との共有に向いています。
ガントチャート/ネットワーク工程表との違い
バーチャートはガントチャートの日本建設業版といえる形式で、作りやすく読みやすい反面、工程同士の因果関係(どの作業が遅れると何に響くか)は表現しづらい面があります。作業の順序関係を矢印で厳密に示すのが「ネットワーク工程表(アロー式)」で、クリティカルパス分析に向きます。実務では、全体像・掲示用にバーチャート、重要工程の順序管理にネットワークを併用します。
バーチャート工程表の書き方
①工事を工種ごとの工程に分解、②各工程の所要日数を見積もる、③着工日から順に横棒を配置、④土日・祝日・天候予備日を考慮、⑤重要な節目(上棟・検査・引渡し)をマイルストーンとして明示、⑥進捗に応じて実績を追記——という手順です。A3横で印刷して現場に掲示するのが定番の使い方です。
建設業でバーチャートが標準な理由
職人・協力会社を含め誰でも直感的に読めること、A3・A2などの大判で印刷して現場に貼り出せること、Excelや手書きでも作成できることが普及の理由です。一方で、更新のたびにレイアウトが崩れる・共有に手間がかかるという課題があり、近年はコウテイのようなクラウド工程表への置き換えが進んでいます。
バーチャート工程表の読み方(現場での使い方)
掲示されたバーチャートは、まず「本日の位置」を確認するところから読みます。今日の縦線と各工程のバーを見比べ、線がバーの途中にあれば進行中、バーの右端を越えていれば完了しているはずの工程です。次に、これから2週間以内に始まるバーを確認し、材料の発注や職人の手配が間に合うかを逆算します。バーが重なっている期間は複数業種が同時に入る日なので、資材置き場や作業スペースの取り合いが起きやすく、朝礼で調整すべき箇所として読み取れます。
天候予備日と土日をどう織り込むか
外部足場・屋根・外壁・外構・土工事といった雨で止まる工程は、日数をそのまま並べると必ず後ろにずれます。実務では、雨天中止が見込まれる工程ごとに1〜2割の予備日を加えるか、月末にまとめて予備日のバーを置く方法がとられます。梅雨期(6〜7月)を挟む工事では、屋外工程を前後にずらして雨期に内部工事を持ってくる組み替えも有効です。土日・祝日は、稼働するのか休むのかを工程表上で色分けしておくと、協力会社との認識違いが起きにくくなります。
Excelでのバーチャートとクラウドツールの違い
Excelは初期費用がかからず自由に作れる反面、工程を1本追加するたびに行の挿入・日付のずれ・書式のコピーが発生し、印刷範囲や改ページもその都度調整することになります。ファイルをメールで配ると版が枝分かれし、現場が古い工程表を見ているという事故も起きます。クラウド型の工程表ツールは、バーをドラッグして日程を直し、URLひとつで常に最新版を共有でき、A3横の印刷レイアウトも自動で整うため、更新頻度が高い現場ほど差が出ます。
コウテイでの扱い
「バーチャート工程表」は、コウテイの工程表でそのまま作成・共有・A3印刷できます。ブラウザ完結・登録不要の無料プランあり。業種別テンプレートから数クリックで作成できます。
無料で工程表を作ってみる
❓ よくある質問
Q. バーチャート工程表とガントチャートは違うものですか?
ほぼ同じものです。バーチャート工程表は、日本の建設業で発達したガントチャートの一形式で、見やすさと現場掲示のしやすさを重視した様式です。
Q. バーチャート工程表の無料テンプレートはありますか?
コウテイは木造新築・リフォーム・解体・内装など業種別のテンプレートを多数搭載し、無料プランで作成できます。開始日を入れるだけで工程が並び、ドラッグで日程を調整できます。
Q. バーチャート工程表はA3で印刷するのが普通ですか?
現場に掲示する工程表はA3横が最も一般的です。工期が長い、あるいは工程数が多い場合はA2やA1を使うこともありますが、事務所のプリンタで出せて現場でも扱いやすいサイズとしてA3横が定着しています。コウテイはA3横を前提に印刷レイアウトを組んでおり、工期や工程数が多いときは日付方向・工程方向の両方で自動的にページを分割し、どのページにも日付ヘッダーと工事名を入れます。