工程表 用語集

WBSとは

WBSとは、プロジェクト全体の作業や成果物を、大きな単位から小さな単位へ階層的に分解して整理する手法(作業分解構成図)です。建設業では工事を工種・作業へ細かく洗い出し、見積もりや工程表を作る前段の土台として使われます。

WBSとは(意味と読み方)

WBS(Work Breakdown Structure、作業分解構成図)とは、プロジェクト全体の成果物や作業を、大きな単位から小さな単位へと階層的に分解して整理する手法です。日本語では「作業分解構成図」と訳され、建設業では工事全体を「基礎工事」「躯体工事」「内装工事」といった中分類に分け、さらに各工事を具体的な作業まで細分化していきます。全体像を漏れなく細部まで洗い出すことで、見積もりや工程表を作る前段の土台となり、抜け落ちのない計画づくりを支える、プロジェクトマネジメントの基本ツールです。

WBSの作り方・求め方

WBSの求め方は、最上位にプロジェクト全体(最終成果物)を置き、それを段階的に分解していくトップダウン方式が基本です。第1階層に工事区分、第2階層に工種、第3階層に個別作業という具合に、上位が下位をすべて含む親子関係で構成します。分解は、担当者に割り当てて日数や費用を見積もれる粒度(ワークパッケージ)まで進めて止めるのが目安です。同じ階層内で作業が重複せず、かつ抜けもない状態(いわゆるMECE)を意識すると、後工程で使いやすい精度の高いWBSに仕上がります。

工程表・建設現場での使い方

WBSはそれ自体が日程を持つものではなく、あくまで作業を洗い出すための設計図です。ここで分解した各作業に開始日・終了日・所要日数と担当を与え、時間軸上に横棒で並べたものが工程表(バーチャート)やガントチャートになります。つまりWBSは工程表作成の前段に位置し、WBS→日数見積もり→順序づけ→工程表という流れで使うのが定石です。作業間の依存関係を矢印で結べばネットワーク工程表となり、クリティカルパスの分析にもつながります。建設現場では、WBSで洗い出した作業を工程表へ落とし込むことで、発注や職人手配の漏れを防げます。

WBSの具体例(木造住宅の新築)

たとえば木造住宅の新築工事をWBSで分解すると、まず全体を「仮設・準備」「基礎」「躯体」「屋根・外装」「内装・設備」「外構」「検査・引渡し」に大別します。次に「基礎」を「遣り方」「掘削」「配筋」「型枠」「コンクリート打設」「養生」へとさらに細かく分けていきます。こうして末端の作業まで並べると、各作業に何日かかり、どの協力会社が担当し、いつ発注すべきかを一覧化できます。この末端作業がそのまま工程表の1本のバーになるため、WBSが詳しいほど工程表の精度も上がる、という関係が成り立ちます。

WBS作成の注意点

WBS作成で陥りやすいのは、分解の粒度がバラバラになることです。ある工種は作業単位まで細かく、別の工種は大まかなまま、という状態だと工程表に落とした際に管理精度に差が出ます。また、成果物ベースで分けるか作業ベースで分けるかを最初に決めておかないと、階層が入り混じって見通しが悪くなります。細かくしすぎると管理工数が増え、粗すぎると抜けや遅れを見逃すため、担当と日数を割り当てられる粒度でそろえるのが実務のコツです。コウテイでは、WBSで整理した作業をテンプレートやCSV取込を使ってそのまま工程表化でき、分解から日程化までをスムーズに橋渡しできます。

コウテイでの扱い

「WBS」は、コウテイの工程表でそのまま作成・共有・A3印刷できます。ブラウザ完結・登録不要の無料プランあり。業種別テンプレートから数クリックで作成できます。

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❓ よくある質問

Q. WBSと工程表・ガントチャートは何が違いますか?

WBSは作業を階層的に洗い出す設計図で、日程の情報は持ちません。その各作業に開始日・終了日・担当を与えて時間軸に並べたものが工程表やガントチャートです。WBSは工程表作成の前段にあたり、両者をセットで使うと計画の抜け漏れを防げます。

Q. WBSはどの粒度まで分解すればよいですか?

担当者に割り当てて日数や費用を見積もれる単位(ワークパッケージ)まで分解するのが目安です。細かくしすぎると管理工数が増え、粗すぎると抜けや遅れを見逃すため、各作業がそのまま工程表の1本のバーになる粒度でそろえると実務で扱いやすくなります。

Q. WBSは無料で作れますか?

表計算ソフトでも作成できますが、そのまま日程化するには手間がかかります。コウテイなら、WBSで整理した作業を業種別テンプレートやCSV取込を使ってそのまま工程表化でき、無料プランからブラウザで試せます。

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