鉄骨造(S造)の新築の工期は?期間の目安と工程ごとの日数
鉄骨造(S造)の中小規模の建物(店舗・事務所・倉庫など)は、着工から引渡しまで4〜8か月が目安です。現場の工程と並行して、鉄骨を工場で製作する期間が必要になるのが特徴です。下の表は約5か月で組んだ標準工程です。
鉄骨造(S造)の新築の標準工程と日数の内訳
着工日を1日目として、各工程が何日目から何日目まで続くかを示しています。日付が重なっている工程は並行して進めます。日数は土日・祝日を含めた暦日です。
| 工程 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 仮設・準備 | 5日 | 1〜5日目 |
| 山留め・掘削 (並行) | 10日 | 6〜15日目 |
| 杭工事 (並行) | 12日 | 11〜22日目 |
| 基礎・地中梁 (並行) | 23日 | 23〜45日目 |
| アンカーボルト (並行) | 5日 | 41〜45日目 |
| 鉄骨建方 (並行) | 15日 | 46〜60日目 |
| 本締め・検査 (並行) | 6日 | 59〜64日目 |
| デッキ・床コン (並行) | 16日 | 63〜78日目 |
| 外壁(ALC等) (並行) | 20日 | 76〜95日目 |
| 防水工事 (並行) | 10日 | 91〜100日目 |
| 建具・サッシ (並行) | 15日 | 91〜105日目 |
| 電気設備 (並行) | 40日 | 81〜120日目 |
| 給排水・空調 (並行) | 40日 | 86〜125日目 |
| 内装下地 (並行) | 20日 | 106〜125日目 |
| 内装仕上げ (並行) | 15日 | 126〜140日目 |
| 外構工事 (並行) | 20日 | 126〜145日目 |
| 検査・是正 (並行) | 5日 | 144〜148日目 |
| 引渡し | 2日 | 149〜150日目 |
| 合計(着工〜完了) | 150日 | 1〜150日目 |
鉄骨造(S造)の新築の工程表の例
2026/11/02(月)に着工した場合の例です。土日・祝日も作業日として数えています。実際の現場では休工日を除いて日程を組んでください。
鉄骨の製作期間が工程の要になる
鉄骨は、製作図(工作図)の作成と承認、材料の手配、工場での加工・溶接・検査を経て現場に搬入されます。規模や工場の混み具合によっては、図面承認から搬入まで1〜3か月かかります。現場では杭・基礎・地中梁を進めながら鉄骨の製作を待つ形になるため、基礎の完了と鉄骨の搬入日がずれないよう、着工前から製作工程を押さえておくことが重要です。
建方から床コンクリートまでの流れ
鉄骨の建方はクレーンで柱・梁を組み上げる工程で、建物の規模によって1〜3週間ほどです。建方が終わると、ボルトの本締めや溶接、建入れ直しの検査を行い、デッキプレートを敷いて床のコンクリートを打設します。床ができると内部の設備工事や外壁(ALCパネル等)の取付が並行して進められるようになり、ここから工程の密度が上がります。
工期が延びやすい場面
鉄骨の製作遅れ、杭工事での地中障害物、強風によるクレーン作業の中止がよくある原因です。鋼材の価格や納期は市況に左右されやすく、発注時期によって工場の空き状況も変わります。工程表では、鉄骨の搬入日を重要なマイルストーンとして明示し、基礎の完了から建方開始までに数日の余裕を持たせておくと、全体への影響を抑えられます。
この工程表をそのまま使う
上の18工程・150日の工程表は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要・A3横1枚の印刷設定済み)。着工日を書き換えるだけで、日付とすべての工程が自動で動きます。 ブラウザで作るなら、コウテイで開いてそのまま日程を直し、URLで施主や協力会社に共有できます。
よくある質問
Q. 鉄骨造は木造より工期が長いですか?
同程度の規模なら、鉄骨の製作期間や杭・基礎工事があるぶん、木造住宅より長くなるのが一般的です。一方で、RC造と比べるとコンクリートの養生待ちが少ないため、短く収まる傾向があります。
Q. 鉄骨の発注はいつまでにすればよいですか?
製作図の作成・承認から工場製作、搬入までに1〜3か月かかることがあるため、着工前から工場と日程を調整しておくのが基本です。基礎の完了予定日から逆算して、搬入日を決めておきます。
Q. 鉄骨造の工程表で特に管理すべき日はどこですか?
鉄骨の搬入・建方開始日、床コンクリートの打設日、外壁の取付開始日、各種検査日です。これらをマイルストーンとして工程表に載せ、協力会社と共有しておくと段取りがずれにくくなります。