マンションの大規模修繕の工期は?期間の目安と工程ごとの日数
マンションの大規模修繕工事は、50戸前後の規模で3〜4か月、100戸を超える規模では4〜6か月が目安です。工事の前には、建物の調査、修繕計画の作成、施工会社の選定、総会での決議など、1〜2年の準備期間があります。下の表は約4か月で組んだ標準工程です。
マンションの大規模修繕の標準工程と日数の内訳
着工日を1日目として、各工程が何日目から何日目まで続くかを示しています。日付が重なっている工程は並行して進めます。日数は土日・祝日を含めた暦日です。
| 工程 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 準備・仮設足場 | 12日 | 1〜12日目 |
| 下地調査・補修 (並行) | 23日 | 13〜35日目 |
| タイル補修 (並行) | 25日 | 26〜50日目 |
| シーリング打替 (並行) | 25日 | 36〜60日目 |
| 外壁塗装 (並行) | 30日 | 56〜85日目 |
| 鉄部塗装 (並行) | 20日 | 71〜90日目 |
| 屋上・バルコニー防水 (並行) | 35日 | 61〜95日目 |
| 共用部改修 (並行) | 20日 | 86〜105日目 |
| 足場解体 | 7日 | 106〜112日目 |
| 検査・是正 | 8日 | 113〜120日目 |
| 合計(着工〜完了) | 120日 | 1〜120日目 |
マンションの大規模修繕の工程表の例
2026/11/02(月)に着工した場合の例です。土日・祝日も作業日として数えています。実際の現場では休工日を除いて日程を組んでください。
工事の流れと日数の配分
大規模修繕は、仮設足場の設置から始まり、外壁の下地調査と補修、タイルの補修、シーリングの打ち替え、外壁や鉄部の塗装、屋上やバルコニーの防水、共用部の改修と進み、最後に足場を解体します。足場は面ごとに順番に組み、作業も面ごとに進めることで、工事全体を効率よく回します。下地調査の結果で補修の量が決まるため、調査直後に工程を見直すのが一般的です。
居住者への配慮が工程に影響する
工事中も居住者が生活しているため、バルコニーの使用制限、洗濯物を干せない期間、窓を開けられない期間、騒音や臭いが出る作業の時間帯などを事前に周知します。各住戸のバルコニーに入る作業は、居住者の不在や在宅の調整が必要になり、予定どおり進まないこともあります。工程表を掲示し、変更があれば早めに知らせることが、トラブルを防ぐ一番の方法です。
天候と季節による延長
塗装や防水、シーリングは雨の日に作業できず、梅雨や台風の時期は工期が延びやすくなります。夏の猛暑や冬の低温も、材料の乾燥や作業時間に影響します。工期を決めるときは季節を考慮し、雨天の予備日を十分にとっておくことが大切です。
この工程表をそのまま使う
上の10工程・120日の工程表は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要・A3横1枚の印刷設定済み)。着工日を書き換えるだけで、日付とすべての工程が自動で動きます。 ブラウザで作るなら、コウテイで開いてそのまま日程を直し、URLで施主や協力会社に共有できます。
よくある質問
Q. 大規模修繕工事の期間中、バルコニーは使えませんか?
工程によって使えない期間があります。塗装や防水の作業中は、バルコニーに物を置けない、洗濯物を干せないといった制限がかかります。工程表で住戸ごとの制限期間を事前に周知しておくのが一般的です。
Q. 大規模修繕の工期が延びる主な原因は何ですか?
雨天による作業中止、下地調査で補修量が想定より多かったこと、居住者との調整に時間がかかったことが代表的です。予備日を見込んだ工程表を組み、変更は早めに周知することが大切です。
Q. 居住者向けの工程表はどう作ればよいですか?
専門用語を避け、「いつ・どの面で・どんな作業をして・何ができなくなるか」が分かる工程表が理想です。コウテイなら工程表をURLで共有でき、変更があっても常に最新版を見てもらえます。