RC造・鉄骨造の解体工事の工期は?期間の目安と工程ごとの日数
RC造や鉄骨造の建物の解体は、木造より時間がかかり、中小規模の建物で3週間〜2か月が目安です。建物の階数や面積、立地条件、地下の構造物の有無で大きく変わります。下の表は約1か月で組んだ標準工程です。
RC造・鉄骨造の解体工事の標準工程と日数の内訳
着工日を1日目として、各工程が何日目から何日目まで続くかを示しています。日付が重なっている工程は並行して進めます。日数は土日・祝日を含めた暦日です。
| 工程 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 近隣挨拶・届出 | 2日 | 1〜2日目 |
| 仮設・防音 | 3日 | 3〜5日目 |
| 内装・設備撤去 | 5日 | 6〜10日目 |
| 躯体解体 (並行) | 13日 | 11〜23日目 |
| 地中障害撤去 (並行) | 6日 | 21〜26日目 |
| ガラ搬出・整地 (並行) | 6日 | 24〜29日目 |
| 完了確認 | 1日 | 30日目 |
| 合計(着工〜完了) | 30日 | 1〜30日目 |
RC造・鉄骨造の解体工事の工程表の例
2026/11/02(月)に着工した場合の例です。土日・祝日も作業日として数えています。実際の現場では休工日を除いて日程を組んでください。
木造より時間がかかる理由
RC造の躯体は、圧砕機などの重機でコンクリートを砕き、鉄筋を分別しながら解体します。騒音や振動、粉じんが大きいため、防音パネルや散水などの対策をしながら進める必要があり、1日に解体できる量が限られます。鉄骨造は切断して撤去しますが、外壁材や床のコンクリートの撤去にも日数がかかります。
地中障害と基礎の撤去
建物の下には基礎や地中梁、杭があり、これらの撤去範囲によって工期が大きく変わります。古い建物では、図面にない地下室や埋設物が見つかることもあります。杭を抜くかどうかは跡地の利用計画で決まるため、着工前に施主や次の工事の関係者と確認しておくことが重要です。
近隣対応と作業時間の制約
都市部の解体では、作業時間が日中に限られ、日曜・祝日は作業しないのが一般的です。騒音規制や振動規制の対象となる作業もあり、事前の届出が必要になることがあります。近隣への説明と苦情への対応を丁寧に行うことが、工事を止めないための一番の対策です。
この工程表をそのまま使う
上の7工程・30日の工程表は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要・A3横1枚の印刷設定済み)。着工日を書き換えるだけで、日付とすべての工程が自動で動きます。 ブラウザで作るなら、コウテイで開いてそのまま日程を直し、URLで施主や協力会社に共有できます。
よくある質問
Q. 3階建てのRC造の解体は何日かかりますか?
延床面積や立地によりますが、1〜2か月程度が目安です。地下室がある場合や、杭まで撤去する場合はさらに長くなります。
Q. 鉄骨造とRC造では、どちらの解体が早いですか?
一般に鉄骨造のほうが早く終わります。RC造はコンクリートを砕いて鉄筋と分別する手間がかかり、騒音・振動対策も大がかりになるためです。
Q. 解体の工程表には何を載せればよいですか?
届出と近隣挨拶、養生、内装・設備の撤去、躯体の解体、地中障害の撤去、整地、各種の完了確認を載せます。騒音の大きい作業の期間を明示しておくと、近隣への説明にも使えます。