飲食店の改装工事(居抜き物件)の工期は?期間の目安と工程ごとの日数
前の店舗の内装や設備が残っている居抜き物件で飲食店を開業する場合、改装工事は2〜4週間が目安です。既存の設備を活かせる分、スケルトン物件より大幅に短く済みます。下の表は約2.5週間で組んだ標準工程です。
飲食店の改装工事(居抜き物件)の標準工程と日数の内訳
着工日を1日目として、各工程が何日目から何日目まで続くかを示しています。日付が重なっている工程は並行して進めます。日数は土日・祝日を含めた暦日です。
| 工程 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 不要什器撤去 | 3日 | 1〜3日目 |
| 設備点検・補修 (並行) | 4日 | 4〜7日目 |
| 内装部分改修 (並行) | 7日 | 6〜12日目 |
| 電気・照明 (並行) | 6日 | 7〜12日目 |
| 塗装・クロス (並行) | 4日 | 11〜14日目 |
| 什器・サイン (並行) | 3日 | 14〜16日目 |
| 美装・確認 | 2日 | 17〜18日目 |
| 合計(着工〜完了) | 18日 | 1〜18日目 |
飲食店の改装工事(居抜き物件)の工程表の例
2026/11/02(月)に着工した場合の例です。土日・祝日も作業日として数えています。実際の現場では休工日を除いて日程を組んでください。
既存設備の点検が工程の起点
居抜き物件では、厨房機器、空調、排気ダクト、給排水、電気設備がそのまま使えるかどうかを最初に点検します。見た目は使えそうでも、劣化や故障で交換が必要になることがあり、交換部品や新しい機器の納期によって工期が変わります。点検の結果を早く出し、補修や交換の範囲を確定させることが、工期を守る鍵です。
前の店舗との業態の違いに注意
前の店舗と業態が違う場合、厨房のレイアウトや排気の能力、電気容量が合わないことがあります。焼き肉店や中華料理店など、排気量の多い業態に変える場合は、ダクトの改修が必要になり、工期と費用が増えます。物件を決める前に、使いたい設備が既存のもので足りるかを確認しておくと安心です。
営業許可は新たに取り直す
居抜き物件でも、営業者が変われば保健所の営業許可は新たに取り直す必要があります。消防への届出も同様です。内装工事が短く済んでも、検査と許可の日程によって開業日が決まるため、工程表には検査日と許可が下りるまでの日数を入れておきます。
この工程表をそのまま使う
上の7工程・18日の工程表は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要・A3横1枚の印刷設定済み)。着工日を書き換えるだけで、日付とすべての工程が自動で動きます。 ブラウザで作るなら、コウテイで開いてそのまま日程を直し、URLで施主や協力会社に共有できます。
よくある質問
Q. 居抜き物件なら最短何日で開業できますか?
既存設備がそのまま使え、内装の改修が少ない場合は、2週間程度で工事を終えられることもあります。ただし、保健所の検査と営業許可の日程によって開業日が決まります。
Q. 居抜き物件で工期が延びる原因は何ですか?
既存設備の劣化や故障による交換、業態の違いによる排気・電気の改修、前の店舗の残置物の処分が代表的です。最初の点検で問題を洗い出すことが大切です。
Q. 改装工事の工程表は必要ですか?
短い工事でも、設備業者、内装業者、サイン業者など複数の業者が入るため、工程表で順番と日程を共有しておくと手戻りを防げます。