店舗の内装工事の工期は?期間の目安と工程ごとの日数
店舗の内装工事は、物販店で1か月前後、厨房設備のある飲食店で1.5〜2か月が目安です。テナントとして入る場合は、ビルとの工事区分や管理規約、各種の届出が工程に影響します。下の表は約8週間で組んだ標準工程です。
店舗の内装工事の標準工程と日数の内訳
着工日を1日目として、各工程が何日目から何日目まで続くかを示しています。日付が重なっている工程は並行して進めます。日数は土日・祝日を含めた暦日です。
| 工程 | 日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 現場調査 | 2日 | 1〜2日目 |
| 仮設・養生 | 2日 | 3〜4日目 |
| 解体工事 | 5日 | 5〜9日目 |
| 墨出し | 1日 | 10日目 |
| 軽鉄下地 (並行) | 7日 | 11〜17日目 |
| 電気工事 (並行) | 15日 | 11〜25日目 |
| 給排水工事 (並行) | 13日 | 13〜25日目 |
| 空調工事 (並行) | 15日 | 16〜30日目 |
| ボード張り (並行) | 8日 | 18〜25日目 |
| 塗装工事 (並行) | 10日 | 26〜35日目 |
| クロス・CF (並行) | 10日 | 31〜40日目 |
| 什器搬入 (並行) | 7日 | 41〜47日目 |
| 厨房機器設置 (並行) | 8日 | 43〜50日目 |
| サイン工事 (並行) | 7日 | 46〜52日目 |
| クリーニング | 2日 | 53〜54日目 |
| 保健所検査 | 1日 | 55日目 |
| 引渡し | 1日 | 56日目 |
| 合計(着工〜完了) | 56日 | 1〜56日目 |
店舗の内装工事の工程表の例
2026/11/02(月)に着工した場合の例です。土日・祝日も作業日として数えています。実際の現場では休工日を除いて日程を組んでください。
ビルの工事区分を最初に確認する
テナント工事では、ビル側が行うA工事、テナントが費用を負担してビル指定の業者が行うB工事、テナントが自由に業者を選べるC工事に分かれます。空調や防災設備などのB工事はビル側の業者の日程に左右されるため、工程のボトルネックになりやすい部分です。契約の段階で工事区分と業者の日程を確認しておくことが、工期を守る第一歩です。
オープン日から逆算して組む
店舗の工事は、オープン日が先に決まっていることがほとんどです。オープン日から、保健所や消防の検査、什器やサインの搬入、厨房機器の設置、仕上げ、設備と下地の工事と逆算し、着工日と各工程の期限を決めます。消防への使用開始の届出は使用開始の7日前までに必要で、飲食店は保健所の営業許可の検査も受けるため、その日程も工程表に入れておきます。
工期が延びやすい場面
設計の確定の遅れ、B工事の日程調整、看板や什器などの製作物の納期遅れ、厨房機器の配管や電気容量の不足がよくある原因です。夜間しか作業できないビルでは、日中に作業できる場合より工期が長くなります。予備日を入れた工程表を関係者と共有し、遅れの兆候を早めに見つけることが大切です。
この工程表をそのまま使う
上の17工程・56日の工程表は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要・A3横1枚の印刷設定済み)。着工日を書き換えるだけで、日付とすべての工程が自動で動きます。 ブラウザで作るなら、コウテイで開いてそのまま日程を直し、URLで施主や協力会社に共有できます。
よくある質問
Q. 店舗の内装工事はオープンの何か月前に始めればよいですか?
工事期間に加えて、設計、見積もり、ビルとの協議、届出の期間が必要なため、オープンの2〜4か月前から準備を始めるのが一般的です。工事そのものは1〜2か月を見込みます。
Q. B工事とは何ですか?
テナントが費用を負担し、ビルが指定した業者が行う工事のことです。空調や防災設備、ビルの共用設備に関わる工事が該当することが多く、日程がビル側の業者に左右されるため、早めの調整が必要です。
Q. 店舗工事の工程表は誰と共有すればよいですか?
施主(店舗のオーナー)、ビルの管理会社、B工事の業者、各協力会社、什器やサインの業者です。関係者が多いため、URLで最新の工程表を共有できると調整の手間が大きく減ります。