多良木町で木造住宅の解体に向く時期と、天候で延びる工期
熊本県多良木町で木造住宅の解体をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(多良木観測所)で試算しました。晴天が続けば12日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら1月着工で約13日、6月着工で約15日かかる計算です。どの月に始めても差は2日ほどで、多良木町は着工月による差が小さい地域です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・多良木観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期の目安(多良木町・平年並みの天候)
毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。
- 1月着工13日
- 2月着工13日
- 3月着工13日
- 4月着工13日
- 5月着工13日
- 6月着工15日梅雨
- 7月着工14日梅雨台風
- 8月着工13日台風
- 9月着工13日台風
- 10月着工13日
- 11月着工13日
- 12月着工13日
| 着工 | 工期の目安 | 晴天との差 | 完了の目安 | 重なる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 約13日 | +1日 | 1月13日ごろ | — |
| 2月1日 | 約13日 | +1日 | 2月13日ごろ | — |
| 3月1日 | 約13日 | +1日 | 3月13日ごろ | — |
| 4月1日 | 約13日 | +1日 | 4月13日ごろ | — |
| 5月1日 | 約13日 | +1日 | 5月13日ごろ | — |
| 6月1日 | 約15日 | +3日 | 6月15日ごろ | 梅雨 |
| 7月1日 | 約14日 | +2日 | 7月14日ごろ | 梅雨・台風 |
| 8月1日 | 約13日 | +1日 | 8月13日ごろ | 台風 |
| 9月1日 | 約13日 | +1日 | 9月13日ごろ | 台風 |
| 10月1日 | 約13日 | +1日 | 10月13日ごろ | — |
| 11月1日 | 約13日 | +1日 | 11月13日ごろ | — |
| 12月1日 | 約13日 | +1日 | 12月13日ごろ | — |
6月着工が延びて、1月着工が早い理由
6月に着工すると、天候で止まる工程を6月に行うことになります。この時期の多良木町は1mm以上の雨の日が月平均16.9日あり、強風の日も合わせると、解体(重機)の作業は月に6.2日ほど止まる計算です。その結果、晴天の場合より約3日延びます。
1月に着工すると、天候で止まる工程は1月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均6.6日で、延びは約1日で済みます。多良木町で雨の日が少ないのは10月・12〜1月、多いのは6〜8月です。
多良木町の1mm以上の雨の日は年126日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に394番目(ほぼ全国の中くらい)です。熊本県の24市区町村の中では多い順に9番目で、県内平均(年125日)より1日多くなっています。
多良木町で木造解体の作業が止まる日数(月別)
工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。
| 工程の種類 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
解体(重機)/足場の組立・解体 止まる条件: 30mm以上の大雨・強風・積雪 | 0.4 | 0.9 | 1.1 | 1.5 | 2.2 | 6.2 | 5.9 | 2.5 | 3.1 | 1.2 | 0.5 | 0.5 | 26日 |
掘削・外構 止まる条件: 10mm以上の雨・積雪 | 2.9 | 5.1 | 5.1 | 5.2 | 5.5 | 11 | 9.9 | 5.9 | 5.7 | 3.4 | 3.4 | 2.8 | 66日 |
多良木町の月別の天候(平年値)
気象庁アメダス「多良木」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。
| 要素 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1mm以上の雨の日 | 6.6 | 9.8 | 10.6 | 10.7 | 9.7 | 16.9 | 14.2 | 12.5 | 11.3 | 7.5 | 8.4 | 8.2 | 126日 |
10mm以上の雨の日 | 2.9 | 5.1 | 5.1 | 5.2 | 5.5 | 11 | 9.9 | 5.9 | 5.7 | 3.4 | 3.4 | 2.8 | 66日 |
30mm以上の大雨の日 | 0.4 | 0.9 | 1.1 | 1.5 | 2.2 | 6.2 | 5.8 | 2.2 | 2.6 | 1.2 | 0.5 | 0.5 | 25.1日 |
強風の日 日最大風速10m/s以上 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 0.3 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 1日 |
最高気温(平均) ℃ | 10.1 | 12.2 | 16 | 21.2 | 25.5 | 27.3 | 31.1 | 32 | 29.2 | 24.2 | 17.9 | 12 | |
最低気温(平均) ℃ | -1.6 | -0.4 | 3.1 | 7.6 | 12.7 | 18 | 21.8 | 22.1 | 18.6 | 11.8 | 5.6 | 0.2 | |
猛暑日 最高気温35℃以上 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.4 | 3.1 | 0.1 | 0 | 0 | 0 | 5.6日 |
冬日 最低気温0℃未満 | 21 | 16 | 8.4 | 1.3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 3.1 | 15.7 | 66日 |
降水量 mm | 69 | 131 | 147 | 158 | 217 | 595 | 558 | 240 | 250 | 123 | 95 | 83 | 2664mm |
多良木町で1月に着工した場合の木造解体の工程表(天候込み)
木造解体工事の標準工程(7工程)を、多良木町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。
工程ごとの「止まる条件」と日数
| 工程 | 止まる条件 | 晴天なら | 1月着工 | 6月着工 |
|---|---|---|---|---|
| 近隣挨拶・届出 | 天候の影響は小さい | 1日 | 1日 | 1日 |
| 仮設・養生 | 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 1日 | 1日 | 1日 |
| 内装解体(手壊し) | 天候の影響は小さい | 3日 | 3日 | 3日 |
| 屋根・上物解体 | 30mm以上の大雨・強風・積雪 | 3日 | 3日 | 4日 |
| 基礎撤去 | 10mm以上の雨・積雪 | 2日 | 2日 | 3日 |
| 廃材搬出・整地 | 10mm以上の雨・積雪 | 2日 | 2日 | 3日 |
| 完了確認 | 天候の影響は小さい | 1日 | 1日 | 1日 |
多良木町で工程表を組むときの季節の注意
- 梅雨(九州北部地方: 6月4日ごろ〜7月19日ごろ)
九州北部地方の梅雨入りは平年6月4日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。木造解体で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。多良木町の6月の1mm以上の雨の日は平年16.9日、7月は14.2日です。
- 台風(九州北部への接近 年3.8回)
九州北部への台風の接近は平年で年3.8回、最も多いのは8月(1.1回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。木造解体でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜9月に着工した場合です。
- 冬の寒さと雪
最低気温が0℃を下回る冬日は12〜3月に月5日以上あります。朝の凍結がある日は、作業の開始が遅れることがあります。
- 夏の暑さ
猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年5.6日、7〜8月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。
- 強風(日最大風速10m/s以上: 年1日)
近くの「上」観測所では、日最大風速が10m/s以上の日が年1日あり、多いのは7〜9月です。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。
木造解体と天候の関係(どの地域でも共通)
解体工事は粉じんを抑えるために散水しながら進めるので、小雨程度なら作業できます。止まるのは大雨と強風のときです。
強風の日は、養生シートのあおりや廃材の飛散の危険があり、重機での取り壊しも控えます。
基礎の撤去や整地は、雨が続いて地面がぬかるむと重機やダンプが入りにくくなります。
この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る
木造解体工事の標準工程(12日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。多良木町で1月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。
よくある質問
Q. 多良木町で木造解体をするなら、何月に始めるのがよいですか?
平年並みの天候なら、1〜3月に着工すると工期が短く済みます(1月着工で約13日)。反対に6月着工は約15日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は12日です。
Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?
多良木町では、着工月によって1〜3日、平均で約1日延びる計算です。晴天の工期に8%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。
Q. 梅雨の時期に木造解体はできますか?
できますが、雨で止まる日が増えます。多良木町の6月の1mm以上の雨の日は平年16.9日で、6月1日に着工すると工期は約15日(晴天なら12日)の見込みです。九州北部地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。
Q. 冬(12〜2月)でも木造解体はできますか?
できます。多良木町の12〜2月の1mm以上の雨の日は月平均8.2日で、1月1日に着工した場合の工期は約13日です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 多良木町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「多良木」(標高210m)の平年値です。
- 「多良木」は雨量のみの観測所のため、気温は約8.9km離れた「上」の平年値を、標高差で補正(100mにつき0.65℃)して使っています。
- 風(日最大風速10m/s以上の日数)は、約8.9km離れた「上」の平年値です。
- 積雪の観測がない地点です。1月の平均気温が3℃以上と温暖なため、積雪で工事が止まる日はないものとして計算しています。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「木造解体工事」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)
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お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。


