工事と天候 | 京都府京都市

京都市でRC造・鉄骨造の解体に向く時期と、天候で延びる工期

京都府京都市でRC造・鉄骨造の解体をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(京都観測所)で試算しました。晴天が続けば30日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら1月着工で約31日、5月着工で約33日かかる計算です。どの月に始めても差は2日ほどで、京都市は着工月による差が小さい地域です。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・京都観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
30日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
1月 → 約31日
いちばん延びる着工月
5月 → 約33日

着工月ごとの工期の目安(京都市・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(30日)雨・強風などで延びる分
  • 1月着工31日
  • 2月着工31日
  • 3月着工32日
  • 4月着工32日
  • 5月着工33日
  • 6月着工33日
  • 7月着工33日
  • 8月着工32日
  • 9月着工33日
  • 10月着工32日
  • 11月着工31日
  • 12月着工31日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約31日+1日1月31日ごろ—
2月1日約31日+1日3月3日ごろ—
3月1日約32日+2日4月1日ごろ—
4月1日約32日+2日5月2日ごろ—
5月1日約33日+3日6月2日ごろ—
6月1日約33日+3日7月3日ごろ梅雨・台風
7月1日約33日+3日8月2日ごろ梅雨・台風
8月1日約32日+2日9月1日ごろ台風
9月1日約33日+3日10月3日ごろ台風
10月1日約32日+2日11月1日ごろ台風
11月1日約31日+1日12月1日ごろ—
12月1日約31日+1日12月31日ごろ—

5月着工が延びて、1月着工が早い理由

5月に着工すると、天候で止まる工程を5〜6月に行うことになります。この時期の京都市は1mm以上の雨の日が月平均10.6日あり、強風の日も合わせると、解体(重機)の作業は月に1.9日ほど止まる計算です。その結果、晴天の場合より約3日延びます。

1月に着工すると、天候で止まる工程は1月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均6.4日で、延びは約1日で済みます。京都市で雨の日が少ないのは11〜1月、多いのは6〜7月・9月です。

京都市の1mm以上の雨の日は年105日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に740番目(雨の日が少ないほう)です。京都府の10市区町村の中では多い順に10番目で、県内平均(年140日)より35日少なくなっています。

京都市でRC解体の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
解体(重機)/足場の組立・解体
止まる条件: 30mm以上の大雨・強風・積雪
0.40.40.811.72.12.61.72.11.70.60.415日
掘削・外構
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
2.12.643.84.765.944.94.12.51.947日

京都市の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「京都」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
6.47.39.59.49.711.511.68.39.88.26.36.6105日
10mm以上の雨の日
1.92.543.84.765.944.94.12.51.846日
30mm以上の大雨の日
0.20.30.80.91.72.12.51.61.91.50.60.314.4日
強風の日
日最大風速10m/s以上
0000.1000.10.10.20.2001日
積雪10cm以上の日
0.20.10000000000.10日
最高気温(平均)
℃
9.11014.120.125.128.13233.729.223.417.311.6
最低気温(平均)
℃
1.51.64.39.214.519.223.624.720.714.48.43.5
猛暑日
最高気温35℃以上
000000.26.711.60.900019.4日
冬日
最低気温0℃未満
7.46.71.7000000002.218日
降水量
mm
536510611715120022415417914374571523mm

京都市で1月に着工した場合のRC解体の工程表(天候込み)

RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(7工程)を、京都市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
1月8日目15日目22日目29日目
近隣挨拶・届出
☂仮設・防音
内装・設備撤去
☂躯体解体
☂地中障害撤去
☂ガラ搬出・整地
完了確認
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら1月着工5月着工
近隣挨拶・届出天候の影響は小さい2日2日2日
仮設・防音強風・30mm以上の大雨・積雪3日3日3日
内装・設備撤去天候の影響は小さい5日5日5日
躯体解体30mm以上の大雨・強風・積雪13日13日14日
地中障害撤去10mm以上の雨・積雪6日6日7日
ガラ搬出・整地10mm以上の雨・積雪6日6日7日
完了確認天候の影響は小さい1日1日1日

京都市で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(近畿地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)

    近畿地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC解体で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。京都市の6月の1mm以上の雨の日は平年11.5日、7月は11.6日です。

  • 台風(近畿への接近 年3.4回)

    近畿への台風の接近は平年で年3.4回、最も多いのは9月(1.1回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。RC解体でこの時期に外の工程がかかるのは、6〜10月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    積雪10cm以上の日は年0.4日とまれですが、降った年は除雪と乾燥待ちで数日止まります。

  • 夏の暑さ

    猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年19.4日、7〜9月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年1日)

    京都市では、日最大風速が10m/s以上の日が年1日あり、多いのは4月・9〜10月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に584番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

RC解体と天候の関係(どの地域でも共通)

鉄筋コンクリートの解体は、防音パネルと養生シートで囲って進めます。強風時はシートのあおりの危険があるため、作業を止めます。

散水しながら進めるため小雨では止まりませんが、大雨では現場がぬかるみ、ガラの搬出も止まります。

地中障害(古い基礎や杭)の撤去は、掘削した穴に雨水がたまると作業が止まります。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(30日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。京都市で1月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 京都市でRC解体をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、11月・1〜2月に着工すると工期が短く済みます(1月着工で約31日)。反対に5月着工は約33日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は30日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

京都市では、着工月によって1〜3日、平均で約2日延びる計算です。晴天の工期に7%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期にRC解体はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。京都市の6月の1mm以上の雨の日は平年11.5日で、6月1日に着工すると工期は約33日(晴天なら30日)の見込みです。近畿地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でもRC解体はできますか?

できます。京都市の12〜2月の1mm以上の雨の日は月平均6.8日で、1月1日に着工した場合の工期は約31日です。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 京都市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「京都」(標高41m)の平年値です。市内にはほかに京北の観測所があり、標高や地形によって値は変わります。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「RC・鉄骨造 解体工事」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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