小谷村でRC造・鉄骨造の解体に向く時期と、天候で延びる工期
長野県小谷村でRC造・鉄骨造の解体をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(小谷観測所)で試算しました。晴天が続けば30日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら5月着工で約32日、12月着工で約139日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ107日の差が出ます。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・小谷観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期の目安(小谷村・平年並みの天候)
毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。
- 1月着工127日冬季休工
- 2月着工96日冬季休工
- 3月着工68日冬季休工
- 4月着工39日
- 5月着工32日
- 6月着工33日梅雨
- 7月着工33日梅雨台風
- 8月着工33日台風
- 9月着工33日台風
- 10月着工32日台風
- 11月着工33日
- 12月着工139日冬季休工
| 着工 | 工期の目安 | 晴天との差 | 完了の目安 | 重なる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 約127日 | +97日 | 5月7日ごろ | 冬季休工 |
| 2月1日 | 約96日 | +66日 | 5月7日ごろ | 冬季休工 |
| 3月1日 | 約68日 | +38日 | 5月7日ごろ | 冬季休工 |
| 4月1日 | 約39日 | +9日 | 5月9日ごろ | — |
| 5月1日 | 約32日 | +2日 | 6月1日ごろ | — |
| 6月1日 | 約33日 | +3日 | 7月3日ごろ | 梅雨 |
| 7月1日 | 約33日 | +3日 | 8月2日ごろ | 梅雨・台風 |
| 8月1日 | 約33日 | +3日 | 9月2日ごろ | 台風 |
| 9月1日 | 約33日 | +3日 | 10月3日ごろ | 台風 |
| 10月1日 | 約32日 | +2日 | 11月1日ごろ | 台風 |
| 11月1日 | 約33日 | +3日 | 12月3日ごろ | — |
| 12月1日 | 約139日 | +109日 | 翌年4月17日ごろ | 冬季休工 |
12月着工が延びて、5月着工が早い理由
12月に着工すると、工事の途中で積雪期(1〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えます)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約139日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。
5月に着工すると、天候で止まる工程は5月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均12日で、延びは約2日で済みます。小谷村で雨の日が少ないのは5〜6月・8月、多いのは12〜2月です。
小谷村の1mm以上の雨の日は年180日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に70番目(雨の日が多いほう)です。長野県の32市区町村の中では多い順に1番目で、県内平均(年127日)より53日多くなっています。
小谷村でRC解体の作業が止まる日数(月別)
工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。
| 工程の種類 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
解体(重機)/足場の組立・解体 止まる条件: 30mm以上の大雨・強風・積雪 | 休 | 休 | 休 | 9.6 | 0.8 | 1.6 | 2.4 | 1.6 | 1.7 | 1.2 | 1.1 | 15.4 | 35日+休3か月 |
掘削・外構 止まる条件: 10mm以上の雨・積雪 | 休 | 休 | 休 | 12.3 | 4 | 4.8 | 6.8 | 5.5 | 5.3 | 5.1 | 5.1 | 18.9 | 68日+休3か月 |
小谷村の月別の天候(平年値)
気象庁アメダス「小谷」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。
| 要素 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1mm以上の雨の日 | 20.9 | 17.2 | 16.8 | 12.7 | 12 | 12.1 | 15.1 | 12.3 | 13.1 | 12.7 | 15.5 | 19.9 | 180日 |
10mm以上の雨の日 | 8.2 | 6.4 | 5.9 | 4.3 | 4 | 4.8 | 6.8 | 5.5 | 5.3 | 5.1 | 4.8 | 8 | 69日 |
30mm以上の大雨の日 | 1.3 | 0.6 | 0.5 | 0.4 | 0.8 | 1.6 | 2.4 | 1.6 | 1.7 | 1.2 | 0.7 | 1.3 | 14.1日 |
強風の日 日最大風速10m/s以上 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0日 |
積雪10cm以上の日 | 29.1 | 27.8 | 28.2 | 9.3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.4 | 14.7 | 110日 |
最高気温(平均) ℃ | 2.4 | 3.6 | 8 | 15.6 | 21.8 | 24.6 | 28 | 29.4 | 24.6 | 18.7 | 12.5 | 5.5 | |
最低気温(平均) ℃ | -6.2 | -6.3 | -2.6 | 2.7 | 8.8 | 14.1 | 18.7 | 19.5 | 15.3 | 8.4 | 1.9 | -3 | |
冬日 最低気温0℃未満 | 30.4 | 27.6 | 26.9 | 10.7 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.9 | 13.6 | 27.7 | 138日 |
降水量 mm | 222 | 167 | 150 | 114 | 115 | 165 | 239 | 164 | 175 | 164 | 141 | 212 | 2026mm |
小谷村で5月に着工した場合のRC解体の工程表(天候込み)
RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(7工程)を、小谷村の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。
工程ごとの「止まる条件」と日数
| 工程 | 止まる条件 | 晴天なら | 5月着工 | 12月着工 |
|---|---|---|---|---|
| 近隣挨拶・届出 | 天候の影響は小さい | 2日 | 2日 | 2日 |
| 仮設・防音 | 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 3日 | 3日 | 6日 |
| 内装・設備撤去 | 天候の影響は小さい | 5日 | 5日 | 5日 |
| 躯体解体 | 30mm以上の大雨・強風・積雪 | 13日 | 13日 | 待ち含む 115日 |
| 地中障害撤去 | 10mm以上の雨・積雪 | 6日 | 7日 | 待ち含む 104日 |
| ガラ搬出・整地 | 10mm以上の雨・積雪 | 6日 | 7日 | 10日 |
| 完了確認 | 天候の影響は小さい | 1日 | 1日 | 1日 |
小谷村で工程表を組むときの季節の注意
- 梅雨(関東甲信地方: 6月7日ごろ〜7月19日ごろ)
関東甲信地方の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC解体で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。小谷村の6月の1mm以上の雨の日は平年12.1日、7月は15.1日です。
- 台風(関東甲信への接近 年3.3回)
関東甲信への台風の接近は平年で年3.3回、最も多いのは9月(1.2回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。RC解体でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜10月に着工した場合です。
- 冬の寒さと雪
1〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。
- 夏の暑さ
真夏日(最高気温30℃以上)は年22日、猛暑日はほとんどありません。
- 強風(日最大風速10m/s以上: 年0日)
近くの「白馬」観測所では、日最大風速が10m/s以上の日が年0日あり、多いのは1〜3月です。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。
RC解体と天候の関係(どの地域でも共通)
鉄筋コンクリートの解体は、防音パネルと養生シートで囲って進めます。強風時はシートのあおりの危険があるため、作業を止めます。
散水しながら進めるため小雨では止まりませんが、大雨では現場がぬかるみ、ガラの搬出も止まります。
地中障害(古い基礎や杭)の撤去は、掘削した穴に雨水がたまると作業が止まります。
この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る
RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(30日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。小谷村で5月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。
よくある質問
Q. 小谷村でRC解体をするなら、何月に始めるのがよいですか?
平年並みの天候なら、5〜6月・10月に着工すると工期が短く済みます(5月着工で約32日)。反対に12月着工は約139日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は30日です。
Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?
小谷村では、着工月によって2〜9日、平均で約4日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に13%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。
Q. 梅雨の時期にRC解体はできますか?
できますが、雨で止まる日が増えます。小谷村の6月の1mm以上の雨の日は平年12.1日で、6月1日に着工すると工期は約33日(晴天なら30日)の見込みです。関東甲信地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。
Q. 冬(12〜2月)でもRC解体はできますか?
小谷村では1〜3月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約127日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 小谷村の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「小谷」(標高550m)の平年値です。
- 「小谷」は雨量のみの観測所のため、気温は約15km離れた「白馬」の平年値を、標高差で補正(100mにつき0.65℃)して使っています。
- 風(日最大風速10m/s以上の日数)は、約15km離れた「白馬」の平年値です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「RC・鉄骨造 解体工事」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)
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お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。


