工事と天候 | 長野県高山村

高山村でRC造・鉄骨造の解体に向く時期と、天候で延びる工期

長野県高山村でRC造・鉄骨造の解体をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(笠岳観測所)で試算しました。晴天が続けば30日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら5月着工で約32日、12月着工で約133日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ101日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・笠岳観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
30日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
5月 → 約32日
いちばん延びる着工月
12月 → 約133日

着工月ごとの工期の目安(高山村・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(30日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工124日
  • 2月着工93日
  • 3月着工65日
  • 4月着工36日
  • 5月着工32日
  • 6月着工32日
  • 7月着工32日
  • 8月着工33日
  • 9月着工33日
  • 10月着工32日
  • 11月着工32日
  • 12月着工133日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約124日+94日5月4日ごろ冬季休工
2月1日約93日+63日5月4日ごろ冬季休工
3月1日約65日+35日5月4日ごろ冬季休工
4月1日約36日+6日5月6日ごろ—
5月1日約32日+2日6月1日ごろ—
6月1日約32日+2日7月2日ごろ梅雨
7月1日約32日+2日8月1日ごろ梅雨
8月1日約33日+3日9月2日ごろ台風
9月1日約33日+3日10月3日ごろ台風
10月1日約32日+2日11月1日ごろ台風
11月1日約32日+2日12月2日ごろ—
12月1日約133日+103日翌年4月11日ごろ冬季休工

12月着工が延びて、5月着工が早い理由

12月に着工すると、工事の途中で積雪(1〜3月)と低温(12月)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約133日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

5月に着工すると、天候で止まる工程は5月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均11.2日で、延びは約2日で済みます。高山村で雨の日が少ないのは4〜5月・11月、多いのは7月・12〜1月です。

高山村の1mm以上の雨の日は年161日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に163番目(雨の日が多いほう)です。長野県の32市区町村の中では多い順に4番目で、県内平均(年127日)より34日多くなっています。

高山村でRC解体の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
解体(重機)/足場の組立・解体
止まる条件: 30mm以上の大雨・強風・積雪
休休休6.30.50.91.41.31.61.60.611.526日+休3か月
掘削・外構
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
休休休8.43.74.55.35.75.54.13.113.153日+休3か月

高山村の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「笠岳」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
17.414.114.411.511.212.7151313.111.911.615.3161日
10mm以上の雨の日
3.22.43.93.33.74.55.35.75.54.12.93.148日
30mm以上の大雨の日
0.20.10.10.40.40.91.41.31.61.40.30.28.3日
強風の日
日最大風速10m/s以上
0.510.70.40.100000.20.10.54日
積雪10cm以上の日
28.828.3285.70000000.211.1102日
最高気温(平均)
℃
-2-0.93.19.915.41821.822.618.212.97.51.3
最低気温(平均)
℃
-9.4-9.4-6.1-0.54.99.513.914.610.74.4-1.2-6.4
冬日
最低気温0℃未満
30.727.42711.70.900000.914.629.2142日
降水量
mm
10081969210112917617318715186951467mm

高山村で5月に着工した場合のRC解体の工程表(天候込み)

RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(7工程)を、高山村の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
5月8日目15日目22日目29日目6月
近隣挨拶・届出
☂仮設・防音
内装・設備撤去
☂躯体解体
☂地中障害撤去
☂ガラ搬出・整地
完了確認
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら5月着工12月着工
近隣挨拶・届出天候の影響は小さい2日2日2日
仮設・防音強風・30mm以上の大雨・積雪3日3日5日
内装・設備撤去天候の影響は小さい5日5日5日
躯体解体30mm以上の大雨・強風・積雪13日13日待ち含む 111日
地中障害撤去10mm以上の雨・積雪6日7日待ち含む 101日
ガラ搬出・整地10mm以上の雨・積雪6日7日8日
完了確認天候の影響は小さい1日1日1日

高山村で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(関東甲信地方: 6月7日ごろ〜7月19日ごろ)

    関東甲信地方の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC解体で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。高山村の6月の1mm以上の雨の日は平年12.7日、7月は15日です。

  • 台風(関東甲信への接近 年3.3回)

    関東甲信への台風の接近は平年で年3.3回、最も多いのは9月(1.2回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。RC解体でこの時期に外の工程がかかるのは、8〜10月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    1〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。

  • 夏の暑さ

    真夏日(最高気温30℃以上)は年1日、猛暑日はほとんどありません。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年4日)

    近くの「草津」観測所では、日最大風速が10m/s以上の日が年4日あり、多いのは1〜3月です。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

RC解体と天候の関係(どの地域でも共通)

鉄筋コンクリートの解体は、防音パネルと養生シートで囲って進めます。強風時はシートのあおりの危険があるため、作業を止めます。

散水しながら進めるため小雨では止まりませんが、大雨では現場がぬかるみ、ガラの搬出も止まります。

地中障害(古い基礎や杭)の撤去は、掘削した穴に雨水がたまると作業が止まります。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(30日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。高山村で5月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 高山村でRC解体をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、5〜7月に着工すると工期が短く済みます(5月着工で約32日)。反対に12月着工は約133日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は30日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

高山村では、着工月によって2〜6日、平均で約3日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に10%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期にRC解体はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。高山村の6月の1mm以上の雨の日は平年12.7日で、6月1日に着工すると工期は約32日(晴天なら30日)の見込みです。関東甲信地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でもRC解体はできますか?

高山村では1〜3月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約124日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 高山村の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「笠岳」(標高1473m)の平年値です。
  • 「笠岳」は雨量のみの観測所のため、気温は約13.1km離れた「草津」の平年値を、標高差で補正(100mにつき0.65℃)して使っています。
  • 風(日最大風速10m/s以上の日数)は、約13.1km離れた「草津」の平年値です。
  • 積雪は、約13.1km離れた「草津」の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「RC・鉄骨造 解体工事」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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