工事と天候 | 長野県信濃町

信濃町で木造住宅の新築に向く時期と、天候で延びる工期

長野県信濃町で木造住宅の新築をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(信濃町観測所)で試算しました。晴天が続けば120日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら4月着工で約146日、11月着工で約256日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ110日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・信濃町観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
120日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
4月 → 約146日
いちばん延びる着工月
11月 → 約256日

着工月ごとの工期の目安(信濃町・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(120日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工232日
  • 2月着工201日
  • 3月着工173日
  • 4月着工146日
  • 5月着工149日
  • 6月着工150日
  • 7月着工148日
  • 8月着工250日
  • 9月着工239日
  • 10月着工254日
  • 11月着工256日
  • 12月着工250日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約232日+112日8月20日ごろ梅雨・台風・冬季休工
2月1日約201日+81日8月20日ごろ梅雨・台風・冬季休工
3月1日約173日+53日8月20日ごろ梅雨・台風・冬季休工
4月1日約146日+26日8月24日ごろ梅雨・台風
5月1日約149日+29日9月26日ごろ梅雨・台風
6月1日約150日+30日10月28日ごろ梅雨・台風
7月1日約148日+28日11月25日ごろ梅雨・台風
8月1日約250日+130日翌年4月6日ごろ台風・冬季休工
9月1日約239日+119日翌年4月26日ごろ台風・冬季休工
10月1日約254日+134日翌年6月10日ごろ台風・冬季休工
11月1日約256日+136日翌年7月13日ごろ梅雨・冬季休工
12月1日約250日+130日翌年8月6日ごろ梅雨・台風・冬季休工・寒中

11月着工が延びて、4月着工が早い理由

11月に着工すると、工事の途中で積雪(1〜3月)と低温(12月)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約256日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

4月に着工すると、天候で止まる工程は4〜8月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均11.8日で、延びは約26日で済みます。信濃町で雨の日が少ないのは4〜5月・10月、多いのは12〜2月です。

信濃町の1mm以上の雨の日は年157日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に191番目(雨の日が多いほう)です。長野県の32市区町村の中では多い順に6番目で、県内平均(年127日)より30日多くなっています。

信濃町で木造新築の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
コンクリート
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
休休休3.92.64.25.54.44.43.43.215.247日+休3か月
建方・上棟(木造)/屋根
止まる条件: 1mm以上の雨・強風・積雪
休休休12.810.911.914.511.811.910.81222.7119日+休3か月
外壁・下地・洗浄
止まる条件: 1mm以上の雨・積雪
休休休1210.411.714.511.611.610.711.822.7117日+休3か月

信濃町の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「信濃町」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
17.915.214.810.710.411.714.511.611.610.711.416.3157日
10mm以上の雨の日
3.72.93.122.64.25.54.44.43.42.63.242日
30mm以上の大雨の日
0.10.10.10.10.40.71.41.11.10.80.20.26.3日
強風の日
日最大風速10m/s以上
0.40.50.81.30.70.400.30.50.20.20.36日
積雪10cm以上の日
28.427.322.620000000.713.494日
最高気温(平均)
℃
1.32.16.213.619.622.526.127.523.217.111.14.6
最低気温(平均)
℃
-7.7-7.6-3.91.87.813.217.818.614.27.30.8-4.3
冬日
最低気温0℃未満
30.527.326.6110.70000113.928.2139日
降水量
mm
1098890677811817812813611273991275mm

信濃町で4月に着工した場合の木造新築の工程表(天候込み)

木造新築(一般住宅)の標準工程(23工程)を、信濃町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
4月5月6月7月8月
地鎮祭
仮設工事
☂地盤改良
☂基礎工事
☂土台敷き
☂上棟
☂屋根工事
☂サッシ取付
電気配線
☂外壁工事
給排水配管
断熱工事
石膏ボード張
クロス張り
フローリング
浴室ユニット
キッチン設置
建具取付
☂外構工事
清掃・養生撤去
竣工検査
施主検査
引渡し
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら4月着工11月着工
地鎮祭天候の影響は小さい1日1日1日
仮設工事天候の影響は小さい3日3日3日
地盤改良10mm以上の雨・積雪4日5日4日
基礎工事10mm以上の雨・積雪14日16日16日
土台敷き1mm以上の雨・強風・積雪2日3日3日
上棟1mm以上の雨・強風・積雪4日6日12日
屋根工事1mm以上の雨・強風・積雪7日11日待ち含む 115日
サッシ取付1mm以上の雨・積雪4日6日15日
電気配線天候の影響は小さい15日15日15日
外壁工事1mm以上の雨・積雪20日31日33日
給排水配管天候の影響は小さい17日17日17日
断熱工事天候の影響は小さい10日10日10日
石膏ボード張天候の影響は小さい15日15日15日
クロス張り天候の影響は小さい15日15日15日
フローリング天候の影響は小さい12日12日12日
浴室ユニット天候の影響は小さい5日5日5日
キッチン設置天候の影響は小さい7日7日7日
建具取付天候の影響は小さい10日10日10日
外構工事10mm以上の雨・積雪20日24日24日
清掃・養生撤去天候の影響は小さい5日5日5日
竣工検査天候の影響は小さい2日2日2日
施主検査天候の影響は小さい2日2日2日
引渡し天候の影響は小さい1日1日1日

信濃町で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(関東甲信地方: 6月7日ごろ〜7月19日ごろ)

    関東甲信地方の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。木造新築で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは11〜7月に着工した場合です。信濃町の6月の1mm以上の雨の日は平年11.7日、7月は14.5日です。

  • 台風(関東甲信への接近 年3.3回)

    関東甲信への台風の接近は平年で年3.3回、最も多いのは9月(1.2回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。木造新築でこの時期に外の工程がかかるのは、12〜10月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    1〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。月平均気温が4℃以下になる12〜3月にコンクリートを打つ場合は、寒中コンクリートとしての保温養生が必要になる時期の目安です(JASS 5の考え方。正式には旬ごとの日平均気温で判断します)。

  • 夏の暑さ

    真夏日(最高気温30℃以上)は年13日、猛暑日はほとんどありません。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年6日)

    信濃町では、日最大風速が10m/s以上の日が年6日あり、多いのは3〜5月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に354番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

木造新築と天候の関係(どの地域でも共通)

基礎のコンクリート打設は、強い雨の日を避けます。寒い時期は「寒中コンクリート」として保温養生が必要になり、型枠を外すまでの日数も延びます。

上棟から屋根の防水シート(ルーフィング)を張り終えるまでの数日間は、構造材が雨にさらされます。上棟日は天気予報を見て決め、雨養生の準備をしておきます。

屋根と外壁が仕上がれば、内装工事は天候の影響をほとんど受けません。天候で延びるのは基礎から外装までの前半です。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

木造新築(一般住宅)の標準工程(120日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。信濃町で4月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 信濃町で木造新築をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、4〜5月・7月に着工すると工期が短く済みます(4月着工で約146日)。反対に11月着工は約256日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は120日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

信濃町では、着工月によって26〜30日、平均で約28日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に23%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期に木造新築はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。信濃町の6月の1mm以上の雨の日は平年11.7日で、6月1日に着工すると工期は約150日(晴天なら120日)の見込みです。関東甲信地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でも木造新築はできますか?

信濃町では1〜3月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約232日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 信濃町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「信濃町」(標高685m)の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「木造新築(一般住宅)」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

このデータを紹介・引用する

お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。

このページを送るLINEで送るXでポスト

信濃町のほかの工事

近くの市区町村の木造新築

あわせて読む

ブラウザで使える工程表アプリ「コウテイ」

木造新築の工程表、ブラウザで30秒。

「木造新築(一般住宅)」のテンプレート(23工程・標準120日)を選んで着工日を入れるだけで、工程と日付がすべて並びます。バーをドラッグして調整し、A3横1枚にきれいに印刷。URLを送れば、施主様や協力会社がスマホで見られます。

  • ↔ドラッグで日程変更 — バーを動かすだけ。期間も端をつかんで伸ばせます
  • A3A3横1枚に自動で収まる印刷 — 土日・祝日の色分け、会社名入りのヘッダー
  • 🔗URLで共有 — 相手は登録不要。スマホで開いて、今日の位置が分かります
  • 📱PC・iPad・スマホ — 事務所でも現場でも、同じ工程表を開けます
無料で始める →

クレジットカード不要・インストール不要。無料プランのまま、A3印刷までお試しいただけます。

🔒 koutei.resw.jp/app
コウテイの工程表編集画面(パソコン)。木造新築(一般住宅)の標準工程を横棒のバーチャートで表示している
スマホで見た共有用の工程表(施主・協力会社向けの閲覧画面)