工事と天候 | 岡山県新見市

新見市で屋根の葺き替え・カバー工法に向く時期と、天候で延びる工期

岡山県新見市で屋根の葺き替え・カバー工法をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(新見観測所)で試算しました。晴天が続けば12日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら10月着工で約16日、1月着工で約79日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ63日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・新見観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
12日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
10月 → 約16日
いちばん延びる着工月
1月 → 約79日

着工月ごとの工期の目安(新見市・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(12日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工79日
  • 2月着工48日
  • 3月着工20日
  • 4月着工17日
  • 5月着工17日
  • 6月着工19日
  • 7月着工19日
  • 8月着工17日
  • 9月着工18日
  • 10月着工16日
  • 11月着工16日
  • 12月着工20日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約79日+67日3月20日ごろ冬季休工
2月1日約48日+36日3月20日ごろ冬季休工
3月1日約20日+8日3月20日ごろ—
4月1日約17日+5日4月17日ごろ—
5月1日約17日+5日5月17日ごろ—
6月1日約19日+7日6月19日ごろ梅雨
7月1日約19日+7日7月19日ごろ梅雨・台風
8月1日約17日+5日8月17日ごろ台風
9月1日約18日+6日9月18日ごろ台風
10月1日約16日+4日10月16日ごろ—
11月1日約16日+4日11月16日ごろ—
12月1日約20日+8日12月20日ごろ—

1月着工が延びて、10月着工が早い理由

1月に着工すると、工事の途中で積雪期(1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えます)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約79日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

10月に着工すると、天候で止まる工程は10月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均7.1日で、延びは約4日で済みます。新見市で雨の日が少ないのは10〜11月・1月、多いのは3月・6〜7月です。

新見市の1mm以上の雨の日は年115日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に557番目(ほぼ全国の中くらい)です。岡山県の18市区町村の中では多い順に5番目で、県内平均(年106日)より9日多くなっています。

新見市で屋根工事の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
屋根
止まる条件: 1mm以上の雨・強風・積雪
休休13.29.81011.912.59.510.17.17.312.6104日+休2か月
足場の組立・解体
止まる条件: 強風・30mm以上の大雨・積雪
休休4.40.91.31.72.71.41.70.80.35.621日+休2か月

新見市の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「新見」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
8.39.210.79.71011.912.59.4107.17.38.6115日
10mm以上の雨の日
1.72.13.43.74.45.76.53.74.932.41.943日
30mm以上の大雨の日
0.200.60.81.31.72.71.21.60.80.30.111.3日
強風の日
日最大風速10m/s以上
000.10.10000.20.1000.11日
積雪10cm以上の日
16.316.43.8000000005.442日
最高気温(平均)
℃
5.76.911.317.722.625.228.930.225.72014.18.1
最低気温(平均)
℃
-2.8-2.7-0.24.49.715.119.920.516.29.43.6-0.8
猛暑日
最高気温35℃以上
0000000.50.800001.3日
冬日
最低気温0℃未満
27.224.317.94.30000005.121.1100日
降水量
mm
51571011041361782351171779562551366mm

新見市で10月に着工した場合の屋根工事の工程表(天候込み)

屋根葺き替え・カバー工法の標準工程(7工程)を、新見市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
10月8日目15日目
☂足場設置
☂既存屋根撤去
☂野地板補修
☂ルーフィング
☂屋根材葺き
☂板金・雨仕舞
☂点検・足場解体
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら10月着工1月着工
足場設置強風・30mm以上の大雨・積雪1日1日待ち含む 60日
既存屋根撤去1mm以上の雨・強風・積雪3日4日5日
野地板補修1mm以上の雨・強風・積雪2日3日3日
ルーフィング1mm以上の雨・強風・積雪2日3日3日
屋根材葺き1mm以上の雨・強風・積雪3日4日5日
板金・雨仕舞1mm以上の雨・強風・積雪1日1日2日
点検・足場解体強風・30mm以上の大雨・積雪1日1日1日

新見市で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(中国地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)

    中国地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。屋根工事で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。新見市の6月の1mm以上の雨の日は平年11.9日、7月は12.5日です。

  • 台風(中国への接近 年3回)

    中国への台風の接近は平年で年3回、最も多いのは9月(1.1回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。屋根工事でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜9月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。

  • 夏の暑さ

    猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年1.3日、7〜8月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年1日)

    新見市では、日最大風速が10m/s以上の日が年1日あり、多いのは3〜4月・8月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に593番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

屋根工事と天候の関係(どの地域でも共通)

既存の屋根をはがしてから防水シート(ルーフィング)を張るまでは、建物が雨に無防備になります。この間は天気予報を見ながら、1日で覆える範囲だけを撤去するのが基本です。

屋根の上は地上より強く風を受けます。高さ2m以上の場所での作業は、強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときは中止する決まりです(労働安全衛生規則)。

真夏の金属屋根は表面が70℃前後まで熱くなり、熱中症とやけどの危険があります。猛暑日の多い地域では、作業を朝夕に寄せて日数に余裕を持たせます。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

屋根葺き替え・カバー工法の標準工程(12日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。新見市で10月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 新見市で屋根工事をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、4月・10〜11月に着工すると工期が短く済みます(10月着工で約16日)。反対に1月着工は約79日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は12日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

新見市では、着工月によって4〜8日、平均で約6日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に50%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期に屋根工事はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。新見市の6月の1mm以上の雨の日は平年11.9日で、6月1日に着工すると工期は約19日(晴天なら12日)の見込みです。中国地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でも屋根工事はできますか?

新見市では1〜2月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約79日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 新見市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「新見」(標高393m)の平年値です。市内にはほかに千屋の観測所があり、標高や地形によって値は変わります。
  • 積雪は、約19.3km離れた「千屋」の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「屋根葺き替え・カバー工法」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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