工事と天候 | 鳥取県倉吉市

倉吉市で屋根の葺き替え・カバー工法に向く時期と、天候で延びる工期

鳥取県倉吉市で屋根の葺き替え・カバー工法をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(倉吉観測所)で試算しました。晴天が続けば12日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら8月着工で約18日、1月着工で約36日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ18日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・倉吉観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
12日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
8月 → 約18日
いちばん延びる着工月
1月 → 約36日

着工月ごとの工期の目安(倉吉市・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(12日)雨・強風などで延びる分
  • 1月着工36日
  • 2月着工32日
  • 3月着工25日
  • 4月着工21日
  • 5月着工19日
  • 6月着工19日
  • 7月着工20日
  • 8月着工18日
  • 9月着工21日
  • 10月着工19日
  • 11月着工23日
  • 12月着工31日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約36日+24日2月5日ごろ—
2月1日約32日+20日3月4日ごろ—
3月1日約25日+13日3月25日ごろ—
4月1日約21日+9日4月21日ごろ—
5月1日約19日+7日5月19日ごろ—
6月1日約19日+7日6月19日ごろ梅雨
7月1日約20日+8日7月20日ごろ梅雨・台風
8月1日約18日+6日8月18日ごろ台風
9月1日約21日+9日9月21日ごろ台風
10月1日約19日+7日10月19日ごろ—
11月1日約23日+11日11月23日ごろ—
12月1日約31日+19日12月31日ごろ—

1月着工が延びて、8月着工が早い理由

1月に着工すると、天候で止まる工程を1〜2月に行うことになります。この時期の倉吉市は1mm以上の雨の日が月平均16.7日あり、強風の日も合わせると、屋根の作業は月に20.2日ほど止まる計算です。その結果、晴天の場合より約24日延びます。

8月に着工すると、天候で止まる工程は8月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均10.2日で、延びは約6日で済みます。倉吉市で雨の日が少ないのは5月・8月・10月、多いのは12〜2月です。

倉吉市の1mm以上の雨の日は年155日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に199番目(雨の日が多いほう)です。鳥取県の10市区町村の中では多い順に6番目で、県内平均(年158日)より3日少なくなっています。

倉吉市で屋根工事の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
屋根
止まる条件: 1mm以上の雨・強風・積雪
21.718.616.913.312.212.113.210.813.411.715.219.8179日
足場の組立・解体
止まる条件: 強風・30mm以上の大雨・積雪
8.97.96.24.53.92.82.92.33.93.13.96.557日

倉吉市の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「倉吉」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
18.31513.810.71011.112.510.212.410.513.617.2155日
10mm以上の雨の日
5.14.14.23.644.35.54.25.74.64.75.856日
30mm以上の大雨の日
0.80.30.70.50.81.31.91.42.31.410.813.2日
強風の日
日最大風速10m/s以上
5.24.95.34.13.21.61.10.91.71.834.738日
積雪10cm以上の日
3.73.40.4000000001.49日
最高気温(平均)
℃
7.98.612.317.622.525.329.230.526.521.816.510.8
最低気温(平均)
℃
1.41.23.27.412.417.522.222.818.7138.13.6
猛暑日
最高気温35℃以上
0000000.40.600001日
冬日
最低気温0℃未満
7.78.43.20.100000002.222日
降水量
mm
1541121241001151461921342271551421611761mm

倉吉市で8月に着工した場合の屋根工事の工程表(天候込み)

屋根葺き替え・カバー工法の標準工程(7工程)を、倉吉市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
8月8日目15日目
☂足場設置
☂既存屋根撤去
☂野地板補修
☂ルーフィング
☂屋根材葺き
☂板金・雨仕舞
☂点検・足場解体
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら8月着工1月着工
足場設置強風・30mm以上の大雨・積雪1日1日1日
既存屋根撤去1mm以上の雨・強風・積雪3日5日10日
野地板補修1mm以上の雨・強風・積雪2日3日7日
ルーフィング1mm以上の雨・強風・積雪2日3日7日
屋根材葺き1mm以上の雨・強風・積雪3日5日10日
板金・雨仕舞1mm以上の雨・強風・積雪1日2日3日
点検・足場解体強風・30mm以上の大雨・積雪1日1日1日

倉吉市で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(中国地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)

    中国地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。屋根工事で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。倉吉市の6月の1mm以上の雨の日は平年11.1日、7月は12.5日です。

  • 台風(中国への接近 年3回)

    中国への台風の接近は平年で年3回、最も多いのは9月(1.1回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。屋根工事でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜9月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    積雪10cm以上の日は年8.9日あり、12〜3月は雪で外の工事が止まる日があります。

  • 夏の暑さ

    猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年1日、7〜8月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年38日)

    倉吉市では、日最大風速が10m/s以上の日が年38日あり、多いのは1〜3月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に129番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

屋根工事と天候の関係(どの地域でも共通)

既存の屋根をはがしてから防水シート(ルーフィング)を張るまでは、建物が雨に無防備になります。この間は天気予報を見ながら、1日で覆える範囲だけを撤去するのが基本です。

屋根の上は地上より強く風を受けます。高さ2m以上の場所での作業は、強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときは中止する決まりです(労働安全衛生規則)。

真夏の金属屋根は表面が70℃前後まで熱くなり、熱中症とやけどの危険があります。猛暑日の多い地域では、作業を朝夕に寄せて日数に余裕を持たせます。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

屋根葺き替え・カバー工法の標準工程(12日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。倉吉市で8月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 倉吉市で屋根工事をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、5〜6月・8月に着工すると工期が短く済みます(8月着工で約18日)。反対に1月着工は約36日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は12日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

倉吉市では、着工月によって6〜24日、平均で約12日延びる計算です。晴天の工期に100%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期に屋根工事はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。倉吉市の6月の1mm以上の雨の日は平年11.1日で、6月1日に着工すると工期は約19日(晴天なら12日)の見込みです。中国地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でも屋根工事はできますか?

できます。倉吉市の12〜2月の1mm以上の雨の日は月平均16.8日で、1月1日に着工した場合の工期は約36日です。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 倉吉市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「倉吉」(標高8m)の平年値です。市内にはほかに関金の観測所があり、標高や地形によって値は変わります。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「屋根葺き替え・カバー工法」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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