データバックアップの取り方
コウテイの工程表を、手元のファイルとして残すための手順をまとめます。メニューバーから一本書き出しておけば、ブラウザのデータを消しても、パソコンを入れ替えても同じ工程表を開き直せます。書き出す操作、元に戻す操作、そして戻らないときの対処までを順に説明します。
1. まずデータの置き場所を確かめる
コウテイの工程表は、ログインしていない状態ではいま使っているブラウザの中だけに保存されます。別のパソコンからは見えず、閲覧履歴やサイトデータを消すと工程表も一緒に消えます。ログインするとサーバー側に保存され、同じ会社のメンバーと同じ一覧を共有する形になります。加えて無料プランで編集していると、エディタ右上に「無料プランは保存されません」と表示され、その場の編集は残りません。どの状態で使っていても、内容を手元のファイルとして持ち出せる唯一の入口が、ファイルメニューの「JSON書き出し」です。
2. JSON書き出しの手順
工程表を開いた状態で、画面左上のメニューバーにある「ファイル」をクリックし、ドロップダウンの中ほどの「💾 JSON書き出し」を選びます。確認画面は出ず、その場でダウンロードが始まり、画面の隅に「JSONファイルを書き出しました」と出れば成功です。保存先はブラウザのダウンロードフォルダで、ファイル名は工事名がそのまま使われ「工事名.json」になります。この項目には「有料」バッジが付いていないので、無料プランのままでも書き出せます。操作は数秒で終わるため、打ち合わせ前など区切りごとに実行して構いません。
3. 書き出したファイルの中身と、取る頻度
JSONの中には、工事名・発注者・現場住所・工期・備考に加えて、自社名や電話・住所・アップロードしたロゴ画像、そして全工程の名称・カテゴリ・開始日・終了日・担当・色・メモ・進捗率・マイルストーンや重要の指定・先行工程のつながりまで収まります。画面で組み立てた内容がほぼ一式で残る形です。ただし全案件をまとめて出す機能はないため、案件ごとに開いて一本ずつ取ります。着工前と中間と竣工の三回、あるいは月末にまとめてというように自社の区切りを決め、ダウンロード後にファイル名の末尾へ日付を足して案件フォルダへ入れておくと、後から迷いません。
4. JSON読込で元に戻す手順
戻すときは復元先の工程表を開き、「ファイル」→「📂 JSON読込」を選んで、パソコンのファイル選択ダイアログで先ほどの .json を指定します。ここで大事なのは、新しい工程表が増えるのではなく、いま開いている工程表がファイルの内容に置き換わることです。工程が一件でも入っていれば「現在の内容を上書きします。よろしいですか?」と確認が出るので、上書きしてよい相手かをこの瞬間に見極めます。現行データを残したまま中身を確かめたい場合は、一覧の「+ 新しい工程表」で空を作ってそこへ読み込みます(無料プランは保存できる工程表が1件までのため、この使い方は有料プラン向けです)。読み込みが済むと工事名を添えて「読込みました」と表示されます。
5. 読み込めない・戻りきらないときの対処
「有効なコウテイJSONファイルではありません」と出たときは、工程の一覧を持たないファイルを選んでいます。CSVやExcel、他アプリのJSONではなく、コウテイの書き出しで作った .json を指定し直してください。「ファイルの読込に失敗」はファイル自体が壊れている場合の表示で、テキストエディタで開いて保存し直したものは失敗しやすくなります。また自社の住所とロゴだけは読込で上書きされない作りなので、空の工程表へ復元したときは「📝 工事情報」から入れ直します。誤って読み込んだ直後なら Ctrl+Z で工程の行は戻せますが、工事名や工期は戻らず、履歴は画面を再読み込みすると消えます。
6. CSV出力・PDF・共有リンクとの使い分け
同じファイルメニューのCSV出力は有料プラン向けで、工程名・カテゴリ・開始日・終了日・日数・進捗率・担当・メモの八列を、Excelで文字化けせずに開ける形で書き出します。反面、マイルストーンや重要の指定、先行工程のつながり、会社情報は含まれないため、集計や共有用と割り切り、復元用にはJSONを使ってください。Ctrl+P の印刷プレビューから印刷ダイアログを開き「PDFとして保存」を選べば、見た目そのままの控えが残ります(無料プランは透かしが入ります)。共有リンクは7日から365日で期限切れになるので、保管の代わりにはなりません。
7. 削除・端末入れ替え・クラウド移行の前に
一覧画面のゴミ箱ボタンは「この操作は取り消せません」と出るとおり、後から拾い直せない完全削除です。終わった案件は削除ではなく📥アーカイブに回し、それでも消すなら直前にJSONを一本取ってから実行してください。パソコンの入れ替えや、ブラウザ保存からクラウドへの切り替えも同じ考え方です。ブラウザに工程表がある状態でログインすると「クラウドに同期(移行)しますか?」と確認が出ますが、その前に書き出しておけば、移行が思ったとおりに進まなくても手元のファイルから戻せます。
実際にコウテイを使ってみる
このマニュアルの内容を試すには、コウテイを実際に起動してください。無料プランあり。
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❓ よくある質問
Q. 無料プランでもバックアップは取れますか?
取れます。ファイルメニューの「JSON書き出し」と「JSON読込」には「有料」バッジが付いておらず、無料プランのまま使えます。むしろ無料プランは編集内容が保存されない旨がエディタ右上に表示されるため、画面を閉じる前に書き出しておく運用が前提になります。八列のCSV出力のほうは有料プラン向けの機能です。
Q. どのくらいの頻度で書き出せばよいですか?
案件の節目、たとえば着工前・中間・竣工のタイミングで一本ずつ取れば実用上は足ります。作業自体は数秒です。これに加えて、工程表を削除する前、パソコンやブラウザを替える前、クラウドへ移行する前は必ず取ってください。共有リンクは期限が来ると開けなくなるため、控えの代わりにはなりません。
Q. 書き出したJSONをExcelなどで直接編集できますか?
編集用の形式ではありません。テキストエディタや表計算ソフトで開いて保存し直すと、読込時に「ファイルの読込に失敗」となることがあります。数字を扱いたいときはCSV出力を使い、工程の中身を書き換えるときはコウテイの画面上か、CSV/Excel取込から取り込み直してください。