📘 マニュアル / 運用ノウハウ

パフォーマンス最適化

大量の工程を入れた工程表が重い、印刷プレビューがなかなか開かないといった時に、どこを直せば軽くなるのかをまとめました。重さの原因になっている数字の見つけ方から、工期と目盛の調整、日程を大きく動かす時のコツ、印刷が重い場合の分け方までを順に説明します。

1. 重さは「工程数 × 工期の日数」で決まる

画面のガントチャートは、工期の1日ぶんを1マスとして描き、それを工程の行数だけ縦に積み上げる構造です。つまり動作の重さは工程数だけで決まらず、工期の長さとの掛け算で決まります。工期730日・工程200行なら日付のマス目だけで十数万個になり、この規模を超えたあたりから入力やドラッグの反応が鈍り始めます。まず確認するのはヘッダーの3段目です。工期の日付欄の右に「(◯◯日間)」、その隣に「📊 ◯◯工程」と現在の数字が出ています。どちらか片方が大きいだけならまだ軽く、両方が大きくなった時に重くなります。

2. まず工期を実際の期間に合わせる

効き目が一番大きい対策は、工期に余分な空白を持たせないことです。ヘッダー3段目「工期」の開始日・終了日を、実際の着工日・完工日に直してください。日付を変えた時点で保存され、チャートの列数もその場で減ります。念のため年度末まで伸ばしていた、着工前に長い準備期間を取っていた、といったケースでは、その空白のぶんだけ何も入っていないマス目を描き続けていることになります。工期を縮めた結果、範囲の外に出た工程はバーが見えなくなりますが、データが消えたわけではありません。工期を元に戻せば、また表示されます。

3. 目盛を調整して横移動を減らす

「工期」の隣にある「目盛」欄の−と+で、1日あたりの表示幅を14〜60ピクセルの範囲で調整できます。初期値は26で、メニュー「表示」→「目盛を拡大/縮小」なら4ずつ動き、「デフォルト目盛」で26に戻せます。目盛を縮めてもマス目の数そのものは変わらないため描画の量は減りませんが、全体を一度に見渡せるようになり、横スクロールとドラッグの移動距離が短くなるぶん操作は明らかに楽になります。長い工程表で現在地を見失ったら、「📍 本日へ」ボタンかHomeキーで本日の位置まで一気にスクロールできます。

4. 大きく動かす時はドラッグより日付入力

バーのドラッグは1日ぶん動くごとに変更が確定し、そのたびに保存と「元に戻す」履歴の記録が走ります。30日ぶん引っ張れば、その1回の操作で数十件の履歴が積み上がる計算です。履歴は直近50件までしか残らないため、長いドラッグを何度か続けると、それ以前の状態にはCtrl+Zで戻れなくなります。日程を大きく動かす時は、工程をクリックして右のサイドパネルを開き、「開始日」「終了日」に日付を直接入力するほうが確実です。1日単位の微調整なら、工程を選んだ状態で←→キー、期間の伸縮ならShift+←→が軽快です。

5. 印刷プレビューが重い時の分け方

A3横の印刷は自動でページ分割されます。縦は約32工程ごとに区切られ、横は工期がおおよそ190日を超えたあたりから期間で分かれ、どのページにも工事名と日付ヘッダーが入ります。印刷プレビュー(Ctrl+P、または「🖨️ 印刷/PDF」ボタン)は実際の印刷内容を実物大で組み立てるため、工程数と工期が大きいほど表示までに時間がかかります。プレビューの下に「A3横、◯◯工程 / ◯◯日間」と出るので、そこで規模を確認してください。待たされすぎる場合は、工区や階ごとに工程表を分けるのが現実的な解決策です。

6. 保存の仕組みとロゴ画像の影響

ログイン中の有料プラン(Pro/Team、スム住む加盟店・セイQ建設版を含む)では編集のたびに保存され、ヘッダー右に「✓ 自動保存」と時刻が表示されます。無料プランでは同じ位置に「⚠️ 無料プランは保存されません」と出て、この状態でページを再読み込みすると編集内容は失われます。また自社ロゴは画像データが工程表そのものに埋め込まれるため、2MB近い写真を登録すると保存のたびにその容量をやり取りすることになります。ロゴは小さめのPNGを使い、控えはメニュー「ファイル」→「JSON書き出し」で取ってください。

7. それでも重い・操作が効かない時

まずブラウザをChrome、Edge、Safariの最新版にした上で、ページを再読み込みしてください。メモリに溜まった履歴が解放されます(同時にCtrl+Zで戻れる履歴も消えます)。他の重いタブを閉じるのも有効です。先行工程を大量に設定していると依存の矢印もその数だけ描かれるので、不要な依存は外します。Ctrl+Enterやカーソルキーが効かない時は、工程名などの入力欄にカーソルが入ったままです。入力欄の外を一度クリックしてから押し直してください。改善しない場合は、JSON書き出しで控えを取った上でお問い合わせフォームへご連絡ください。

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コウテイで作成した工程表をA3横で印刷した例。左に工程名、上に日付と曜日が並び、土日は黄色・日曜と祝日は赤で色分けされている
A3横で印刷した工程表(土日祝は自動で色分け/長期工事は自動でページ分割)

❓ よくある質問

Q. 工程は何個まで入れられますか?

上限は設けていません。ただし画面の重さは工程数と工期の掛け算で決まるため、工期が長いプロジェクトほど早く重くなります。動きが鈍ってきたら、工期の余白を削るか、工区・階・棟ごとに工程表を分けてください。分けた工程表にもそれぞれ共有リンクを発行できます。

Q. 目盛を小さくすれば動作も軽くなりますか?

表示の幅が変わるだけで、描かれるマス目の数は変わりません。軽くなるのは横スクロールやドラッグの移動距離が短くなるぶんの体感です。描画の量そのものを減らしたい場合は、工期の日付を実際の期間に合わせるのが確実です。

Q. 「元に戻す」はどこまで戻れますか?

直近50回ぶんです。バーのドラッグは1日動くごとに1回と数えるため、長いドラッグの後は古い状態まで戻れないことがあります。ページを再読み込みすると履歴はすべて消えるので、戻したい変更がある時は再読み込みの前に確認してください。

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