新城市でマンション大規模修繕に向く時期と、天候で延びる工期
愛知県新城市でマンション大規模修繕をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(新城観測所)で試算しました。晴天が続けば120日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら11月着工で約144日、5月着工で約172日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ28日の差が出ます。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・新城観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期の目安(新城市・平年並みの天候)
毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。
- 1月着工152日
- 2月着工159日梅雨台風
- 3月着工167日梅雨台風猛暑
- 4月着工170日梅雨台風猛暑
- 5月着工172日梅雨台風猛暑
- 6月着工171日梅雨台風猛暑
- 7月着工166日梅雨台風猛暑
- 8月着工159日台風
- 9月着工153日台風
- 10月着工146日台風
- 11月着工144日
- 12月着工146日
| 着工 | 工期の目安 | 晴天との差 | 完了の目安 | 重なる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 約152日 | +32日 | 6月1日ごろ | — |
| 2月1日 | 約159日 | +39日 | 7月9日ごろ | 梅雨・台風 |
| 3月1日 | 約167日 | +47日 | 8月14日ごろ | 梅雨・台風・猛暑 |
| 4月1日 | 約170日 | +50日 | 9月17日ごろ | 梅雨・台風・猛暑 |
| 5月1日 | 約172日 | +52日 | 10月19日ごろ | 梅雨・台風・猛暑 |
| 6月1日 | 約171日 | +51日 | 11月18日ごろ | 梅雨・台風・猛暑 |
| 7月1日 | 約166日 | +46日 | 12月13日ごろ | 梅雨・台風・猛暑 |
| 8月1日 | 約159日 | +39日 | 翌年1月6日ごろ | 台風 |
| 9月1日 | 約153日 | +33日 | 翌年1月31日ごろ | 台風 |
| 10月1日 | 約146日 | +26日 | 翌年2月23日ごろ | 台風 |
| 11月1日 | 約144日 | +24日 | 翌年3月23日ごろ | — |
| 12月1日 | 約146日 | +26日 | 翌年4月24日ごろ | — |
5月着工が延びて、11月着工が早い理由
5月に着工すると、天候で止まる工程を5〜10月に行うことになります。この時期の新城市は1mm以上の雨の日が月平均11.2日あり、その日は塗装・防水・シーリングの作業ができません。その結果、晴天の場合より約52日延びます。
11月に着工すると、天候で止まる工程は11〜3月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均7日で、延びは約24日で済みます。新城市で雨の日が少ないのは12〜2月、多いのは6〜7月・9月です。
新城市の1mm以上の雨の日は年112日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に609番目(雨の日が少ないほう)です。愛知県の15市区町村の中では多い順に3番目で、県内平均(年107日)より5日多くなっています。
新城市で大規模修繕の作業が止まる日数(月別)
工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。
| 工程の種類 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
塗装・防水・シーリング/外壁・下地・洗浄 止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温 | 5.3 | 7.1 | 9 | 9.7 | 9.8 | 12.4 | 13.1 | 9.9 | 11.2 | 10.6 | 7.6 | 5.9 | 112日 |
足場の組立・解体 止まる条件: 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 0.4 | 1 | 2.4 | 2.5 | 2.4 | 2 | 3.4 | 2 | 2.9 | 2.7 | 0.7 | 0.7 | 23日 |
新城市の月別の天候(平年値)
気象庁アメダス「新城」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。
| 要素 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1mm以上の雨の日 | 5.3 | 7.1 | 9 | 9.7 | 9.8 | 12.4 | 13.1 | 9.9 | 11.2 | 10.6 | 7.6 | 5.9 | 112日 |
10mm以上の雨の日 | 1.8 | 3.3 | 4.8 | 5.3 | 5.4 | 6.4 | 6.9 | 4.3 | 6.3 | 5.6 | 3.6 | 2.1 | 56日 |
30mm以上の大雨の日 | 0.4 | 0.9 | 2.2 | 2.2 | 2.3 | 1.9 | 3.3 | 1.9 | 2.7 | 2.4 | 0.7 | 0.6 | 21.5日 |
強風の日 日最大風速10m/s以上 | 0 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0 | 0.1 | 2日 |
最高気温(平均) ℃ | 10 | 11.5 | 14.8 | 19.7 | 24.4 | 27 | 30.2 | 32 | 28.8 | 23.6 | 18.2 | 12.4 | |
最低気温(平均) ℃ | -0.9 | 0.4 | 2.8 | 7.6 | 12.7 | 17.7 | 21.7 | 22.5 | 19.3 | 13.4 | 7.1 | 1.6 | |
猛暑日 最高気温35℃以上 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 2 | 2.5 | 0.3 | 0 | 0 | 0 | 4.9日 |
冬日 最低気温0℃未満 | 20.6 | 14 | 7.3 | 0.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.3 | 10.7 | 54日 |
降水量 mm | 52 | 101 | 167 | 192 | 220 | 230 | 300 | 186 | 255 | 221 | 96 | 66 | 2086mm |
新城市で11月に着工した場合の大規模修繕の工程表(天候込み)
マンション大規模修繕の標準工程(10工程)を、新城市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。
工程ごとの「止まる条件」と日数
| 工程 | 止まる条件 | 晴天なら | 11月着工 | 5月着工 |
|---|---|---|---|---|
| 準備・仮設足場 | 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 12日 | 12日 | 13日 |
| 下地調査・補修 | 1mm以上の雨・積雪 | 23日 | 30日 | 36日 |
| タイル補修 | 1mm以上の雨・積雪 | 25日 | 31日 | 42日 |
| シーリング打替 | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 25日 | 31日 | 43日 |
| 外壁塗装 | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 30日 | 37日 | 47日 |
| 屋上・バルコニー防水 | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 35日 | 45日 | 53日 |
| 鉄部塗装 | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 20日 | 26日 | 30日 |
| 共用部改修 | 天候の影響は小さい | 20日 | 20日 | 20日 |
| 足場解体 | 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 7日 | 8日 | 8日 |
| 検査・是正 | 天候の影響は小さい | 8日 | 8日 | 8日 |
新城市で工程表を組むときの季節の注意
- 梅雨(東海地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
東海地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。大規模修繕で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは2〜7月に着工した場合です。新城市の6月の1mm以上の雨の日は平年12.4日、7月は13.1日です。
- 台風(東海への接近 年3.5回)
東海への台風の接近は平年で年3.5回、最も多いのは9月(1.2回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。大規模修繕でこの時期に外の工程がかかるのは、2〜10月に着工した場合です。
- 冬の寒さと雪
最低気温が0℃を下回る冬日は12〜3月に月5日以上あります。朝の凍結がある日は、作業の開始が遅れることがあります。
- 夏の暑さ
猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年4.9日、7〜9月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。
- 強風(日最大風速10m/s以上: 年2日)
新城市では、日最大風速が10m/s以上の日が年2日あり、多いのは3〜4月・10月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に501番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。
大規模修繕と天候の関係(どの地域でも共通)
大規模修繕は足場の設置期間が3〜4か月と長く、外壁補修・シーリング・塗装・防水という雨に弱い工程が続きます。梅雨と台風の時期をどこに挟むかで、工期と居住者の負担が変わります。
シーリング材や塗料は低温・高湿度で硬化不良を起こします。冬に外壁塗装が重なる計画では、1日の作業時間が短くなる分も見込みます。
台風が近づくと、足場のメッシュシートをたたむなどの養生作業が必要になり、その前後も作業が止まります。
この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る
マンション大規模修繕の標準工程(120日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。新城市で11月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。
よくある質問
Q. 新城市で大規模修繕をするなら、何月に始めるのがよいですか?
平年並みの天候なら、10〜12月に着工すると工期が短く済みます(11月着工で約144日)。反対に5月着工は約172日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は120日です。
Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?
新城市では、着工月によって24〜52日、平均で約39日延びる計算です。晴天の工期に33%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。
Q. 梅雨の時期に大規模修繕はできますか?
できますが、雨で止まる日が増えます。新城市の6月の1mm以上の雨の日は平年12.4日で、6月1日に着工すると工期は約171日(晴天なら120日)の見込みです。東海地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。
Q. 冬(12〜2月)でも大規模修繕はできますか?
できます。新城市の12〜2月の1mm以上の雨の日は月平均6.1日で、1月1日に着工した場合の工期は約152日です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 新城市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「新城」(標高53m)の平年値です。市内にはほかに作手の観測所があり、標高や地形によって値は変わります。
- 積雪の観測がない地点です。1月の平均気温が3℃以上と温暖なため、積雪で工事が止まる日はないものとして計算しています。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「マンション大規模修繕」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)
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お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。


