東通村でRC造・鉄骨造の解体に向く時期と、天候で延びる工期
青森県東通村でRC造・鉄骨造の解体をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(小田野沢観測所)で試算しました。晴天が続けば30日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら6月着工で約33日、12月着工で約105日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ72日の差が出ます。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・小田野沢観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期の目安(東通村・平年並みの天候)
毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。
- 1月着工102日冬季休工
- 2月着工71日冬季休工
- 3月着工44日
- 4月着工34日
- 5月着工34日
- 6月着工33日梅雨
- 7月着工33日梅雨台風
- 8月着工33日台風
- 9月着工33日台風
- 10月着工33日台風
- 11月着工33日
- 12月着工105日冬季休工
| 着工 | 工期の目安 | 晴天との差 | 完了の目安 | 重なる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 約102日 | +72日 | 4月12日ごろ | 冬季休工 |
| 2月1日 | 約71日 | +41日 | 4月12日ごろ | 冬季休工 |
| 3月1日 | 約44日 | +14日 | 4月13日ごろ | — |
| 4月1日 | 約34日 | +4日 | 5月4日ごろ | — |
| 5月1日 | 約34日 | +4日 | 6月3日ごろ | — |
| 6月1日 | 約33日 | +3日 | 7月3日ごろ | 梅雨 |
| 7月1日 | 約33日 | +3日 | 8月2日ごろ | 梅雨・台風 |
| 8月1日 | 約33日 | +3日 | 9月2日ごろ | 台風 |
| 9月1日 | 約33日 | +3日 | 10月3日ごろ | 台風 |
| 10月1日 | 約33日 | +3日 | 11月2日ごろ | 台風 |
| 11月1日 | 約33日 | +3日 | 12月3日ごろ | — |
| 12月1日 | 約105日 | +75日 | 翌年3月14日ごろ | 冬季休工 |
12月着工が延びて、6月着工が早い理由
12月に着工すると、工事の途中で積雪(1〜2月)と低温(12月)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約105日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。
6月に着工すると、天候で止まる工程は6〜7月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均10.8日で、延びは約3日で済みます。東通村で雨の日が少ないのは4〜6月、多いのは11〜1月です。
東通村の1mm以上の雨の日は年148日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に233番目(雨の日が多いほう)です。青森県の22市区町村の中では多い順に15番目で、県内平均(年151日)より3日少なくなっています。
東通村でRC解体の作業が止まる日数(月別)
工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。
| 工程の種類 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
解体(重機)/足場の組立・解体 止まる条件: 30mm以上の大雨・強風・積雪 | 休 | 休 | 16 | 4.7 | 4.2 | 2.3 | 2.4 | 2.3 | 2.6 | 2.5 | 2.9 | 10.4 | 50日+休2か月 |
掘削・外構 止まる条件: 10mm以上の雨・積雪 | 休 | 休 | 15.5 | 2.9 | 3.2 | 3.7 | 4.3 | 4.8 | 4.6 | 3.5 | 3.3 | 10 | 56日+休2か月 |
東通村の月別の天候(平年値)
気象庁アメダス「小田野沢」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。
| 要素 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1mm以上の雨の日 | 14.7 | 12.9 | 13.3 | 10.9 | 10.9 | 10.1 | 11.5 | 11.5 | 11.3 | 12.2 | 14.4 | 14.7 | 148日 |
10mm以上の雨の日 | 1.4 | 1.3 | 2.1 | 2.4 | 3.2 | 3.7 | 4.3 | 4.8 | 4.6 | 3.5 | 2.9 | 2.2 | 36日 |
30mm以上の大雨の日 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.5 | 0.8 | 1 | 1.4 | 1.8 | 1.8 | 1.3 | 0.6 | 0.4 | 10.1日 |
強風の日 日最大風速10m/s以上 | 2 | 1.3 | 2.9 | 3.8 | 3.5 | 1.3 | 1 | 0.5 | 0.8 | 1.3 | 2 | 2.4 | 23日 |
積雪10cm以上の日 | 23.6 | 25.9 | 14.4 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.4 | 8.4 | 73日 |
最高気温(平均) ℃ | 2 | 2.6 | 6.2 | 11.6 | 15.7 | 18.3 | 22.2 | 24.5 | 22.7 | 17.5 | 11.1 | 4.6 | |
最低気温(平均) ℃ | -4.6 | -4.8 | -2 | 2.5 | 7.3 | 11.4 | 16.2 | 18.1 | 14.4 | 7.5 | 2.1 | -2.5 | |
冬日 最低気温0℃未満 | 29 | 26.3 | 23.9 | 7 | 0.4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.3 | 9.4 | 25.8 | 122日 |
降水量 mm | 75 | 62 | 72 | 77 | 100 | 113 | 147 | 179 | 173 | 127 | 99 | 90 | 1313mm |
東通村で6月に着工した場合のRC解体の工程表(天候込み)
RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(7工程)を、東通村の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。
工程ごとの「止まる条件」と日数
| 工程 | 止まる条件 | 晴天なら | 6月着工 | 12月着工 |
|---|---|---|---|---|
| 近隣挨拶・届出 | 天候の影響は小さい | 2日 | 2日 | 2日 |
| 仮設・防音 | 強風・30mm以上の大雨・積雪 | 3日 | 3日 | 5日 |
| 内装・設備撤去 | 天候の影響は小さい | 5日 | 5日 | 5日 |
| 躯体解体 | 30mm以上の大雨・強風・積雪 | 13日 | 14日 | 待ち含む 80日 |
| 地中障害撤去 | 10mm以上の雨・積雪 | 6日 | 7日 | 9日 |
| ガラ搬出・整地 | 10mm以上の雨・積雪 | 6日 | 7日 | 12日 |
| 完了確認 | 天候の影響は小さい | 1日 | 1日 | 1日 |
東通村で工程表を組むときの季節の注意
- 梅雨(東北北部地方: 6月15日ごろ〜7月28日ごろ)
東北北部地方の梅雨入りは平年6月15日ごろ、梅雨明けは7月28日ごろです。RC解体で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。東通村の6月の1mm以上の雨の日は平年10.1日、7月は11.5日です。
- 台風(東北への接近 年2.7回)
東北への台風の接近は平年で年2.7回、最も多いのは9月(0.9回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。RC解体でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜10月に着工した場合です。
- 冬の寒さと雪
1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。
- 夏の暑さ
真夏日(最高気温30℃以上)は年4日、猛暑日はほとんどありません。
- 強風(日最大風速10m/s以上: 年23日)
東通村では、日最大風速が10m/s以上の日が年23日あり、多いのは3〜5月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に173番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。
RC解体と天候の関係(どの地域でも共通)
鉄筋コンクリートの解体は、防音パネルと養生シートで囲って進めます。強風時はシートのあおりの危険があるため、作業を止めます。
散水しながら進めるため小雨では止まりませんが、大雨では現場がぬかるみ、ガラの搬出も止まります。
地中障害(古い基礎や杭)の撤去は、掘削した穴に雨水がたまると作業が止まります。
この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る
RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(30日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。東通村で6月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。
よくある質問
Q. 東通村でRC解体をするなら、何月に始めるのがよいですか?
平年並みの天候なら、6〜8月に着工すると工期が短く済みます(6月着工で約33日)。反対に12月着工は約105日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は30日です。
Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?
東通村では、着工月によって3〜14日、平均で約4日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に13%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。
Q. 梅雨の時期にRC解体はできますか?
できますが、雨で止まる日が増えます。東通村の6月の1mm以上の雨の日は平年10.1日で、6月1日に着工すると工期は約33日(晴天なら30日)の見込みです。東北北部地方の梅雨明けは平年7月28日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。
Q. 冬(12〜2月)でもRC解体はできますか?
東通村では1〜2月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約102日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 東通村の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「小田野沢」(標高6m)の平年値です。
- 積雪は、約16.5km離れた「むつ」の平年値です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「RC・鉄骨造 解体工事」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)
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