飛騨市で防水工事(屋上・ベランダ)に向く時期と、天候で延びる工期
岐阜県飛騨市で防水工事(屋上・ベランダ)をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(神岡観測所)で試算しました。晴天が続けば8日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら8月着工で約13日、1月着工で約104日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ91日の差が出ます。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・神岡観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期の目安(飛騨市・平年並みの天候)
毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。
- 1月着工104日冬季休工
- 2月着工73日冬季休工
- 3月着工45日冬季休工
- 4月着工14日
- 5月着工14日
- 6月着工14日梅雨
- 7月着工16日梅雨台風
- 8月着工13日台風
- 9月着工14日台風
- 10月着工13日台風
- 11月着工16日
- 12月着工29日
| 着工 | 工期の目安 | 晴天との差 | 完了の目安 | 重なる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 約104日 | +96日 | 4月14日ごろ | 冬季休工 |
| 2月1日 | 約73日 | +65日 | 4月14日ごろ | 冬季休工 |
| 3月1日 | 約45日 | +37日 | 4月14日ごろ | 冬季休工 |
| 4月1日 | 約14日 | +6日 | 4月14日ごろ | — |
| 5月1日 | 約14日 | +6日 | 5月14日ごろ | — |
| 6月1日 | 約14日 | +6日 | 6月14日ごろ | 梅雨 |
| 7月1日 | 約16日 | +8日 | 7月16日ごろ | 梅雨・台風 |
| 8月1日 | 約13日 | +5日 | 8月13日ごろ | 台風 |
| 9月1日 | 約14日 | +6日 | 9月14日ごろ | 台風 |
| 10月1日 | 約13日 | +5日 | 10月13日ごろ | 台風 |
| 11月1日 | 約16日 | +8日 | 11月16日ごろ | — |
| 12月1日 | 約29日 | +21日 | 12月29日ごろ | — |
1月着工が延びて、8月着工が早い理由
1月に着工すると、工事の途中で積雪期(1〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えます)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約104日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。
8月に着工すると、天候で止まる工程は8月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均11.2日で、延びは約5日で済みます。飛騨市で雨の日が少ないのは4月・8月・10月、多いのは3月・12〜1月です。
飛騨市の1mm以上の雨の日は年170日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に118番目(雨の日が多いほう)です。岐阜県の18市区町村の中では多い順に2番目で、県内平均(年140日)より30日多くなっています。
飛騨市で防水工事の作業が止まる日数(月別)
工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。
| 工程の種類 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
塗装・防水・シーリング/外壁・下地・洗浄 止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温 | 休 | 休 | 休 | 12.4 | 12 | 12.4 | 15.3 | 11.2 | 12.4 | 11.7 | 14.3 | 22.3 | 124日+休3か月 |
飛騨市の月別の天候(平年値)
気象庁アメダス「神岡」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。
| 要素 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1mm以上の雨の日 | 19.9 | 15.4 | 15.5 | 12 | 12 | 12.4 | 15.3 | 11.2 | 12.4 | 11.7 | 14.1 | 18.5 | 170日 |
10mm以上の雨の日 | 5.3 | 4.2 | 5 | 4.7 | 4.4 | 5.5 | 7.9 | 5.6 | 5.7 | 4.5 | 4.3 | 5.5 | 63日 |
30mm以上の大雨の日 | 0.8 | 0.4 | 0.7 | 0.7 | 0.9 | 1.5 | 2.8 | 2.1 | 2.4 | 1.5 | 0.7 | 0.9 | 15.4日 |
強風の日 日最大風速10m/s以上 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 0 | 0 | 0 | 0日 |
積雪10cm以上の日 | 26.4 | 25.2 | 18.4 | 0.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.3 | 9.5 | 80日 |
最高気温(平均) ℃ | 3.4 | 4.5 | 9.6 | 17.1 | 22.6 | 25.6 | 28.9 | 30.5 | 25.7 | 19.8 | 13.6 | 6.7 | |
最低気温(平均) ℃ | -4.3 | -4.6 | -1.5 | 3.4 | 9.1 | 14.5 | 19 | 19.8 | 15.7 | 9.1 | 2.9 | -1.5 | |
猛暑日 最高気温35℃以上 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.9 | 1.6 | 0.2 | 0 | 0 | 0 | 2.7日 |
冬日 最低気温0℃未満 | 28.8 | 25.9 | 21.8 | 6.9 | 0.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 6 | 22.6 | 112日 |
降水量 mm | 155 | 123 | 136 | 129 | 133 | 172 | 267 | 191 | 210 | 152 | 123 | 159 | 1950mm |
飛騨市で8月に着工した場合の防水工事の工程表(天候込み)
防水工事(屋上・ベランダ)の標準工程(5工程)を、飛騨市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。
工程ごとの「止まる条件」と日数
| 工程 | 止まる条件 | 晴天なら | 8月着工 | 1月着工 |
|---|---|---|---|---|
| 高圧洗浄 | 1mm以上の雨・積雪 | 1日 | 2日 | 待ち含む 92日 |
| 下地補修 | 1mm以上の雨・積雪 | 2日 | 3日 | 3日 |
| プライマー | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 1日 | 2日 | 2日 |
| 防水層施工 | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 3日 | 5日 | 5日 |
| トップコート | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 1日 | 2日 | 2日 |
飛騨市で工程表を組むときの季節の注意
- 梅雨(東海地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
東海地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。防水工事で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。飛騨市の6月の1mm以上の雨の日は平年12.4日、7月は15.3日です。
- 台風(東海への接近 年3.5回)
東海への台風の接近は平年で年3.5回、最も多いのは9月(1.2回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。防水工事でこの時期に外の工程がかかるのは、7〜10月に着工した場合です。
- 冬の寒さと雪
1〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。12月は最高気温が10℃に届かない日が多く、朝の霜や結露が乾くのを待つため、1日に塗れる時間が短くなります。
- 夏の暑さ
猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年2.7日、7〜8月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。
防水工事と天候の関係(どの地域でも共通)
ウレタン防水やシート防水は、下地が乾いていないと膨れやはがれの原因になります。雨の翌日は、表面が乾いて見えても含水を確かめてから施工します。
ウレタン塗膜防水は気温が低いと硬化が遅れ、5℃を下回る日は施工を避けるのが一般的です。逆に真夏は可使時間が短くなります。
防水層の施工中に雨が降ると、未硬化の塗膜は雨にたたかれて仕上がりが損なわれます。施工日は降水確率の低い日を選び、予備日を工程表に入れておきます。
この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る
防水工事(屋上・ベランダ)の標準工程(8日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。飛騨市で8月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。
よくある質問
Q. 飛騨市で防水工事をするなら、何月に始めるのがよいですか?
平年並みの天候なら、4月・8月・10月に着工すると工期が短く済みます(8月着工で約13日)。反対に1月着工は約104日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は8日です。
Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?
飛騨市では、着工月によって5〜21日、平均で約8日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に100%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。
Q. 梅雨の時期に防水工事はできますか?
できますが、雨で止まる日が増えます。飛騨市の6月の1mm以上の雨の日は平年12.4日で、6月1日に着工すると工期は約14日(晴天なら8日)の見込みです。東海地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。
Q. 冬(12〜2月)でも防水工事はできますか?
飛騨市では1〜3月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約104日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 飛騨市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「神岡」(標高455m)の平年値です。市内にはほかに河合の観測所があり、標高や地形によって値は変わります。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「防水工事(屋上・ベランダ)」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)
このデータを紹介・引用する
お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。


