工事と天候 | 群馬県草津町

草津町で鉄骨造(S造)の新築に向く時期と、天候で延びる工期

群馬県草津町で鉄骨造(S造)の新築をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(草津観測所)で試算しました。晴天が続けば150日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら6月着工で約185日、12月着工で約292日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ107日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・草津観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
150日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
6月 → 約185日
いちばん延びる着工月
12月 → 約292日

着工月ごとの工期の目安(草津町・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(150日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工280日
  • 2月着工249日
  • 3月着工221日
  • 4月着工195日
  • 5月着工189日
  • 6月着工185日
  • 7月着工281日
  • 8月着工275日
  • 9月着工287日
  • 10月着工277日
  • 11月着工286日
  • 12月着工292日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約280日+130日10月7日ごろ梅雨・台風・冬季休工
2月1日約249日+99日10月7日ごろ梅雨・台風・冬季休工
3月1日約221日+71日10月7日ごろ梅雨・台風・冬季休工
4月1日約195日+45日10月12日ごろ梅雨・台風
5月1日約189日+39日11月5日ごろ梅雨・台風
6月1日約185日+35日12月2日ごろ梅雨・台風
7月1日約281日+131日翌年4月6日ごろ梅雨・台風・冬季休工
8月1日約275日+125日翌年5月1日ごろ台風・冬季休工
9月1日約287日+137日翌年6月13日ごろ梅雨・台風・冬季休工
10月1日約277日+127日翌年7月3日ごろ梅雨・台風・冬季休工・寒中
11月1日約286日+136日翌年8月12日ごろ梅雨・台風・冬季休工・寒中
12月1日約292日+142日翌年9月17日ごろ梅雨・台風・冬季休工・寒中

12月着工が延びて、6月着工が早い理由

12月に着工すると、工事の途中で積雪(1〜3月)と低温(12月)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約292日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

6月に着工すると、天候で止まる工程は6〜11月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均14日で、延びは約35日で済みます。草津町で雨の日が少ないのは2月・11〜12月、多いのは6〜8月です。

草津町の1mm以上の雨の日は年152日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に215番目(雨の日が多いほう)です。群馬県の14市区町村の中では多い順に2番目で、県内平均(年118日)より34日多くなっています。

草津町で鉄骨造の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
鉄骨建方
止まる条件: 10mm以上の雨・強風・積雪
休休休9.156.58.176.44.82.512.462日+休3か月
コンクリート/掘削・外構
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
休休休8.84.96.58.176.44.62.412.161日+休3か月
塗装・防水・シーリング
止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温
休休休14.612.215.818.216.214.411.18.3休111日+休4か月

草津町の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「草津」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
11.610.711.51112.215.818.216.214.411.18.210.9152日
10mm以上の雨の日
2.123.63.84.96.58.176.44.62.21.653日
30mm以上の大雨の日
0.20.10.20.71.42.12.62.52.41.70.30.214.4日
強風の日
日最大風速10m/s以上
0.510.70.40.100000.20.10.54日
積雪10cm以上の日
28.828.3285.70000000.211.1102日
最高気温(平均)
℃
-0.40.74.711.51719.623.424.219.814.59.12.9
最低気温(平均)
℃
-7.8-7.8-4.51.16.511.115.516.212.360.4-4.8
冬日
最低気温0℃未満
30.727.42711.70.900000.914.629.2142日
降水量
mm
69669110615121826423725516364601742mm

草津町で6月に着工した場合の鉄骨造の工程表(天候込み)

鉄骨造(S造)新築の標準工程(18工程)を、草津町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
6月7月8月9月10月11月12月
仮設・準備
☂山留め・掘削
☂杭工事
☂基礎・地中梁
☂アンカーボルト
☂鉄骨建方
☂本締め・検査
☂デッキ・床コン
☂外壁(ALC等)
電気設備
給排水・空調
☂防水工事
☂建具・サッシ
内装下地
内装仕上げ
☂外構工事
検査・是正
引渡し
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら6月着工12月着工
仮設・準備天候の影響は小さい5日5日5日
山留め・掘削10mm以上の雨・積雪10日13日16日
杭工事10mm以上の雨・積雪12日15日20日
基礎・地中梁10mm以上の雨・積雪23日31日待ち含む 123日
アンカーボルト10mm以上の雨・積雪5日7日待ち含む 81日
鉄骨建方10mm以上の雨・強風・積雪15日20日18日
本締め・検査10mm以上の雨・強風・積雪6日8日7日
デッキ・床コン10mm以上の雨・積雪16日21日20日
外壁(ALC等)1mm以上の雨・積雪20日37日44日
電気設備天候の影響は小さい40日40日40日
給排水・空調天候の影響は小さい40日40日40日
防水工事1mm以上の雨・積雪・低温10日18日23日
建具・サッシ1mm以上の雨・積雪15日26日35日
内装下地天候の影響は小さい20日20日20日
内装仕上げ天候の影響は小さい15日15日15日
外構工事10mm以上の雨・積雪20日22日26日
検査・是正天候の影響は小さい5日5日5日
引渡し天候の影響は小さい2日2日2日

草津町で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(関東甲信地方: 6月7日ごろ〜7月19日ごろ)

    関東甲信地方の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。鉄骨造で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは9〜7月に着工した場合です。草津町の6月の1mm以上の雨の日は平年15.8日、7月は18.2日です。

  • 台風(関東甲信への接近 年3.3回)

    関東甲信への台風の接近は平年で年3.3回、最も多いのは9月(1.2回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。鉄骨造は工期が長いため、どの月に着工しても外の工程がこの時期にかかります。

  • 冬の寒さと雪

    1〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。12月は日中の最高気温の平均が5℃を下回り、塗装・防水・シーリングはできない時期として扱っています。11月は最高気温が10℃に届かない日が多く、朝の霜や結露が乾くのを待つため、1日に塗れる時間が短くなります。月平均気温が4℃以下になる12〜3月にコンクリートを打つ場合は、寒中コンクリートとしての保温養生が必要になる時期の目安です(JASS 5の考え方。正式には旬ごとの日平均気温で判断します)。

  • 夏の暑さ

    真夏日(最高気温30℃以上)は年1日、猛暑日はほとんどありません。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年4日)

    草津町では、日最大風速が10m/s以上の日が年4日あり、多いのは1〜3月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に417番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

鉄骨造と天候の関係(どの地域でも共通)

鉄骨の建方はクレーン作業です。強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときはクレーン作業を中止する決まり(クレーン等安全規則)があり、風の強い地域・季節ほど建方の日数が延びます。

高力ボルトの本締めや溶接は雨天に弱く、鋼材が濡れているときは作業できません。

デッキプレートへの床コンクリート打設は、強い雨の日を避けます。冬は寒中コンクリート、真夏は暑中コンクリートとしての対策が必要です。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

鉄骨造(S造)新築の標準工程(150日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。草津町で6月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 草津町で鉄骨造をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、4〜6月に着工すると工期が短く済みます(6月着工で約185日)。反対に12月着工は約292日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は150日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

草津町では、着工月によって35〜45日、平均で約40日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に27%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期に鉄骨造はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。草津町の6月の1mm以上の雨の日は平年15.8日で、6月1日に着工すると工期は約185日(晴天なら150日)の見込みです。関東甲信地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でも鉄骨造はできますか?

草津町では12〜3月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約280日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 草津町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「草津」(標高1223m)の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「鉄骨造(S造)新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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