工事と天候 | 広島県竹原市

竹原市でRC造(鉄筋コンクリート造)の新築に向く時期と、天候で延びる工期

広島県竹原市でRC造(鉄筋コンクリート造)の新築をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(竹原観測所)で試算しました。晴天が続けば210日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら8月着工で約228日、2月着工で約240日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ12日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・竹原観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
210日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
8月 → 約228日
いちばん延びる着工月
2月 → 約240日

着工月ごとの工期の目安(竹原市・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(210日)雨・強風などで延びる分
  • 1月着工237日
  • 2月着工240日
  • 3月着工237日
  • 4月着工237日
  • 5月着工237日
  • 6月着工233日
  • 7月着工230日
  • 8月着工228日
  • 9月着工229日
  • 10月着工232日
  • 11月着工235日
  • 12月着工236日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約237日+27日8月25日ごろ梅雨・台風
2月1日約240日+30日9月28日ごろ梅雨・台風
3月1日約237日+27日10月23日ごろ梅雨・台風
4月1日約237日+27日11月23日ごろ梅雨・台風・暑中
5月1日約237日+27日12月23日ごろ梅雨・台風・暑中
6月1日約233日+23日翌年1月19日ごろ梅雨・台風・暑中
7月1日約230日+20日翌年2月15日ごろ梅雨・台風・暑中
8月1日約228日+18日翌年3月15日ごろ台風
9月1日約229日+19日翌年4月16日ごろ台風
10月1日約232日+22日翌年5月19日ごろ—
11月1日約235日+25日翌年6月22日ごろ梅雨
12月1日約236日+26日翌年7月23日ごろ梅雨・台風

2月着工が延びて、8月着工が早い理由

2月に着工すると、天候で止まる工程を2〜9月に行うことになります。この時期の竹原市は1mm以上の雨の日が月平均8.7日あり、強い雨の日も合わせると、コンクリートの作業は月に3.8日ほど止まる計算です。その結果、晴天の場合より約30日延びます。

8月に着工すると、天候で止まる工程は8〜3月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均6.8日で、延びは約18日で済みます。竹原市で雨の日が少ないのは11〜1月、多いのは4月・6〜7月です。

竹原市の1mm以上の雨の日は年93日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に868番目(雨の日が少ないほう)です。広島県の17市区町村の中では多い順に15番目で、県内平均(年110日)より17日少なくなっています。

竹原市でRC造の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
コンクリート/掘削・外構
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
1.51.93.43.63.95.75.42.93.42.92.31.939日
塗装・防水・シーリング/外壁・下地・洗浄
止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温
56.89.19.28.910.89.878.36.665.593日

竹原市の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「竹原」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
56.89.19.28.910.89.878.36.665.593日
10mm以上の雨の日
1.51.93.43.63.95.75.42.93.42.92.31.939日
30mm以上の大雨の日
0.100.40.71.12.42.41.11.40.70.20.210.7日
強風の日
日最大風速10m/s以上
4.12.9320.70.40.50.7111.94.322日
最高気温(平均)
℃
9.49.712.516.921.224.127.73027.522.517.111.9
最低気温(平均)
℃
21.94.59.113.818.222.123.920.514.794.2
冬日
最低気温0℃未満
66.52.10.100000001.416日
降水量
mm
38498996121193214981228660451210mm

竹原市で8月に着工した場合のRC造の工程表(天候込み)

RC造 マンション・ビル新築の標準工程(19工程)を、竹原市の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
8月9月10月11月12月1月2月3月
仮設・準備
☂山留め・掘削
☂杭工事
☂基礎躯体
☂1F躯体
☂2F躯体
☂3F躯体
電気設備
給排水・衛生
☂建具・サッシ
☂外壁・タイル
空調・換気
☂屋上防水
内装下地
内装仕上げ
☂外構工事
美装・クリーニング
検査・是正
引渡し
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら8月着工2月着工
仮設・準備天候の影響は小さい7日7日7日
山留め・掘削10mm以上の雨・積雪15日17日16日
杭工事10mm以上の雨・積雪15日17日16日
基礎躯体10mm以上の雨・積雪30日34日34日
1F躯体10mm以上の雨・積雪25日28日28日
2F躯体10mm以上の雨・積雪25日27日29日
3F躯体10mm以上の雨・積雪25日27日30日
電気設備天候の影響は小さい65日65日65日
給排水・衛生天候の影響は小さい63日63日63日
建具・サッシ1mm以上の雨・積雪25日30日38日
外壁・タイル1mm以上の雨・積雪35日42日53日
空調・換気天候の影響は小さい60日60日60日
屋上防水1mm以上の雨・積雪・低温10日12日15日
内装下地天候の影響は小さい25日25日25日
内装仕上げ天候の影響は小さい23日23日23日
外構工事10mm以上の雨・積雪25日27日28日
美装・クリーニング天候の影響は小さい5日5日5日
検査・是正天候の影響は小さい4日4日4日
引渡し天候の影響は小さい1日1日1日

竹原市で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(中国地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)

    中国地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC造で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは11〜7月に着工した場合です。竹原市の6月の1mm以上の雨の日は平年10.8日、7月は9.8日です。

  • 台風(中国への接近 年3回)

    中国への台風の接近は平年で年3回、最も多いのは9月(1.1回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。RC造でこの時期に外の工程がかかるのは、12〜9月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    1〜2月は最高気温が10℃に届かない日が多く、朝の霜や結露が乾くのを待つため、1日に塗れる時間が短くなります。

  • 夏の暑さ

    真夏日(最高気温30℃以上)は年27日、猛暑日はほとんどありません。8月は月平均気温が25℃を超え、暑中コンクリートとしての対策(打込み温度の管理・散水養生など)が必要な時期の目安です。

RC造と天候の関係(どの地域でも共通)

コンクリートの打設は強い雨の日を避けて計画します。打設中に雨が降ると、表面の仕上がりや強度に影響します。

日平均気温が4℃以下になる時期は「寒中コンクリート」、25℃を超える時期は「暑中コンクリート」として、配合・養生の対策が必要です(日本建築学会 JASS 5)。どちらも型枠の存置期間や管理の手間が増えます。

躯体工事は1フロアごとの繰り返しなので、雨で1回の打設が延びると、その後のすべての階が後ろにずれます。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

RC造 マンション・ビル新築の標準工程(210日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。竹原市で8月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 竹原市でRC造をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、7〜9月に着工すると工期が短く済みます(8月着工で約228日)。反対に2月着工は約240日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は210日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

竹原市では、着工月によって18〜30日、平均で約24日延びる計算です。晴天の工期に11%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期にRC造はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。竹原市の6月の1mm以上の雨の日は平年10.8日で、6月1日に着工すると工期は約233日(晴天なら210日)の見込みです。中国地方の梅雨明けは平年7月19日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でもRC造はできますか?

できます。竹原市の12〜2月の1mm以上の雨の日は月平均5.8日で、1月1日に着工した場合の工期は約237日です。気温が低い日は塗料の乾燥が遅く、1日の作業時間も短くなる点に注意してください。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 竹原市の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「竹原」(標高5m)の平年値です。
  • 積雪の観測がない地点です。1月の平均気温が3℃以上と温暖なため、積雪で工事が止まる日はないものとして計算しています。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「RC造 マンション・ビル新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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