広島県で木造住宅の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
広島県の17市区町村について、木造住宅の新築の標準工程(晴天なら120日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、10月着工が約133日で最も早く、5月着工は約146日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、10月になるところが最も多く(9市区町村)、12か月の平均工期が短いのは福山市(135.8日)、長いのは北広島町(159.9日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(広島県の17市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工138日(134〜178)
- 2月着工143日(139〜162)
- 3月着工144日(140〜149)
- 4月着工143日(139〜146)
- 5月着工146日(141〜150)
- 6月着工144日(139〜149)
- 7月着工140日(136〜146)
- 8月着工138日(135〜147)
- 9月着工136日(133〜154)
- 10月着工133日(131〜162)
- 11月着工134日(131〜187)
- 12月着工134日(130〜189)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 福山市福山(2m)・雨の日 年90日 | 12月(130日) | 5月(142日) | 135.8日 |
| 尾道市生口島(3m)・雨の日 年93日 | 12月(131日) | 3月(141日) | 136.1日 |
| 呉市呉(4m)・雨の日 年90日 | 12月(131日) | 5月(143日) | 137.1日 |
| 府中市府中(70m)・雨の日 年100日 | 10月(132日) | 5月(144日) | 137.5日 |
| 竹原市竹原(5m)・雨の日 年93日 | 10月(133日) | 3月(143日) | 137.7日 |
| 三原市本郷(331m)・雨の日 年96日 | 10月(133日) | 5月(144日) | 138.8日 |
| 東広島市東広島(224m)・雨の日 年102日 | 10月(133日) | 5月(145日) | 138.8日 |
| 大竹市大竹(1m)・雨の日 年101日 | 10月(133日) | 5月(146日) | 139.3日 |
| 広島市広島(4m)・雨の日 年94日 | 10月(134日) | 3月(145日) | 139.6日 |
| 世羅町世羅(350m)・雨の日 年110日 | 10月(133日) | 5月(146日) | 139.7日 |
| 神石高原町油木(510m)・雨の日 年114日 | 10月(135日) | 5月(147日) | 140.7日 |
| 廿日市市廿日市津田(317m)・雨の日 年117日 | 10月(136日) | 5月(150日) | 142.8日 |
| 庄原市庄原(300m)・雨の日 年129日 | 9月(138日) | 5月(148日) | 144.3日 |
| 安芸高田市甲田(185m)・雨の日 年125日 | 8月(143日) | 12月(170日) | 151.1日 |
| 三次市三次(159m)・雨の日 年128日 | 8月(142日) | 12月(173日) | 151.8日 |
| 安芸太田町加計(210m)・雨の日 年140日 | 4月(145日) | 12月(185日) | 157.6日 |
| 北広島町大朝(399m)・雨の日 年146日 | 4月(146日) | 12月(189日) | 159.9日 |
広島県で木造新築の工程表を組むときの注意
- 梅雨(中国地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
広島県を含む中国地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。木造新築の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で2〜7月に着工した場合です。
- 台風(中国への接近 年3回)
中国への台風の接近は平年で年3回、多いのは7〜9月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の工事
広島県の観測所のある市区町村では、積雪や低温で外の工事を止める前提の月はありませんでした。冬は雨の日が少ない地域も多く、木造新築の工期が延びにくい時期になることがあります。
木造新築と天候の関係(どの地域でも共通)
基礎のコンクリート打設は、強い雨の日を避けます。寒い時期は「寒中コンクリート」として保温養生が必要になり、型枠を外すまでの日数も延びます。
上棟から屋根の防水シート(ルーフィング)を張り終えるまでの数日間は、構造材が雨にさらされます。上棟日は天気予報を見て決め、雨養生の準備をしておきます。
屋根と外壁が仕上がれば、内装工事は天候の影響をほとんど受けません。天候で延びるのは基礎から外装までの前半です。
よくある質問
Q. 広島県で木造新築をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、10月着工が約133日で最も早く終わります(晴天なら120日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が10月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 広島県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して13〜26日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「木造新築(一般住宅)」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


