広島県でマンション大規模修繕に向く時期と工期|市区町村別の比較
広島県の17市区町村について、マンション大規模修繕の標準工程(晴天なら120日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、10月着工が約144日で最も早く、3月着工は約163日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、10月になるところが最も多く(10市区町村)、12か月の平均工期が短いのは福山市(148.4日)、長いのは北広島町(189.1日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(広島県の17市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工154日(149〜203)
- 2月着工159日(154〜187)
- 3月着工163日(157〜175)
- 4月着工163日(157〜171)
- 5月着工162日(154〜172)
- 6月着工159日(153〜169)
- 7月着工154日(148〜166)
- 8月着工150日(144〜176)
- 9月着工147日(143〜207)
- 10月着工144日(139〜214)
- 11月着工146日(139〜216)
- 12月着工150日(143〜213)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 福山市福山(2m)・雨の日 年90日 | 10月(139日) | 3月(157日) | 148.4日 |
| 呉市呉(4m)・雨の日 年90日 | 10月(140日) | 3月(159日) | 149.3日 |
| 尾道市生口島(3m)・雨の日 年93日 | 10月(142日) | 3月(158日) | 149.8日 |
| 竹原市竹原(5m)・雨の日 年93日 | 10月(141日) | 3月(161日) | 151.2日 |
| 府中市府中(70m)・雨の日 年100日 | 10月(143日) | 3月(162日) | 152.4日 |
| 三原市本郷(331m)・雨の日 年96日 | 10月(143日) | 3月(161日) | 152.7日 |
| 広島市広島(4m)・雨の日 年94日 | 10月(143日) | 3月(162日) | 152.8日 |
| 東広島市東広島(224m)・雨の日 年102日 | 10月(144日) | 3月(162日) | 153.8日 |
| 大竹市大竹(1m)・雨の日 年101日 | 10月(144日) | 3月(163日) | 153.9日 |
| 世羅町世羅(350m)・雨の日 年110日 | 10月(148日) | 3月(165日) | 156.9日 |
| 廿日市市廿日市津田(317m)・雨の日 年117日 | 9月(152日) | 4月(169日) | 161.2日 |
| 庄原市庄原(300m)・雨の日 年129日 | 8月(158日) | 11月(173日) | 166.5日 |
| 神石高原町油木(510m)・雨の日 年114日 | 8月(153日) | 11月(188日・冬季の待ち含む) | 169日 |
| 安芸高田市甲田(185m)・雨の日 年125日 | 8月(158日) | 12月(193日) | 174.7日 |
| 三次市三次(159m)・雨の日 年128日 | 7月(159日) | 11月(197日) | 176.2日 |
| 安芸太田町加計(210m)・雨の日 年140日 | 7月(163日) | 11月(211日) | 184.7日 |
| 北広島町大朝(399m)・雨の日 年146日 | 7月(166日) | 11月(216日) | 189.1日 |
広島県で大規模修繕の工程表を組むときの注意
- 梅雨(中国地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
広島県を含む中国地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。大規模修繕の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で2〜7月に着工した場合です。
- 台風(中国への接近 年3回)
中国への台風の接近は平年で年3回、多いのは7〜9月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の積雪と低温
広島県では、9〜12月に着工すると、県内の一部(多い月で1市区町村)で積雪や低温のため外の工事を止める時期にかかります。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する場合は、これより短くなります。
大規模修繕と天候の関係(どの地域でも共通)
大規模修繕は足場の設置期間が3〜4か月と長く、外壁補修・シーリング・塗装・防水という雨に弱い工程が続きます。梅雨と台風の時期をどこに挟むかで、工期と居住者の負担が変わります。
シーリング材や塗料は低温・高湿度で硬化不良を起こします。冬に外壁塗装が重なる計画では、1日の作業時間が短くなる分も見込みます。
台風が近づくと、足場のメッシュシートをたたむなどの養生作業が必要になり、その前後も作業が止まります。
よくある質問
Q. 広島県で大規模修繕をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、10月着工が約144日で最も早く終わります(晴天なら120日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が10月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 広島県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して24〜43日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「マンション大規模修繕」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


