新十津川町で鉄骨造(S造)の新築に向く時期と、天候で延びる工期
北海道新十津川町で鉄骨造(S造)の新築をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(空知吉野観測所)で試算しました。晴天が続けば150日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら5月着工で約171日、8月着工で約327日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ156日の差が出ます。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・空知吉野観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期の目安(新十津川町・平年並みの天候)
毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。
- 1月着工261日台風冬季休工
- 2月着工230日台風冬季休工
- 3月着工202日台風冬季休工
- 4月着工176日台風
- 5月着工171日台風
- 6月着工188日台風
- 7月着工311日台風冬季休工
- 8月着工327日台風冬季休工寒中
- 9月着工313日台風冬季休工寒中
- 10月着工313日台風冬季休工寒中
- 11月着工307日台風冬季休工
- 12月着工293日台風冬季休工
| 着工 | 工期の目安 | 晴天との差 | 完了の目安 | 重なる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 約261日 | +111日 | 9月18日ごろ | 台風・冬季休工 |
| 2月1日 | 約230日 | +80日 | 9月18日ごろ | 台風・冬季休工 |
| 3月1日 | 約202日 | +52日 | 9月18日ごろ | 台風・冬季休工 |
| 4月1日 | 約176日 | +26日 | 9月23日ごろ | 台風 |
| 5月1日 | 約171日 | +21日 | 10月18日ごろ | 台風 |
| 6月1日 | 約188日 | +38日 | 12月5日ごろ | 台風 |
| 7月1日 | 約311日 | +161日 | 翌年5月6日ごろ | 台風・冬季休工 |
| 8月1日 | 約327日 | +177日 | 翌年6月22日ごろ | 台風・冬季休工・寒中 |
| 9月1日 | 約313日 | +163日 | 翌年7月9日ごろ | 台風・冬季休工・寒中 |
| 10月1日 | 約313日 | +163日 | 翌年8月8日ごろ | 台風・冬季休工・寒中 |
| 11月1日 | 約307日 | +157日 | 翌年9月2日ごろ | 台風・冬季休工 |
| 12月1日 | 約293日 | +143日 | 翌年9月18日ごろ | 台風・冬季休工 |
8月着工が延びて、5月着工が早い理由
8月に着工すると、工事の途中で積雪期(12〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えます)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約327日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。
5月に着工すると、天候で止まる工程は5〜10月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均12.3日で、延びは約21日で済みます。新十津川町で雨の日が少ないのは5〜7月、多いのは11〜1月です。
新十津川町の1mm以上の雨の日は年193日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に29番目(雨の日が多いほう)です。北海道の148市区町村の中では多い順に2番目で、県内平均(年142日)より51日多くなっています。
新十津川町で鉄骨造の作業が止まる日数(月別)
工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。
| 工程の種類 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鉄骨建方 止まる条件: 10mm以上の雨・強風・積雪 | 休 | 休 | 休 | 10.7 | 2.9 | 2.2 | 4.4 | 5 | 5.3 | 6.1 | 13.9 | 休 | 51日+休4か月 |
コンクリート/掘削・外構 止まる条件: 10mm以上の雨・積雪 | 休 | 休 | 休 | 10.6 | 2.8 | 2.2 | 4.4 | 5 | 5.2 | 5.9 | 13.5 | 休 | 50日+休4か月 |
塗装・防水・シーリング 止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温 | 休 | 休 | 休 | 18.1 | 11.4 | 9.3 | 11.1 | 11.6 | 13.7 | 16.7 | 23.1 | 休 | 115日+休4か月 |
新十津川町の月別の天候(平年値)
気象庁アメダス「空知吉野」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。
| 要素 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1mm以上の雨の日 | 23.9 | 19.8 | 17.7 | 12.8 | 11.4 | 9.3 | 11.1 | 11.6 | 13.7 | 16.7 | 20.8 | 24 | 193日 |
10mm以上の雨の日 | 5 | 3.7 | 3.1 | 2 | 2.8 | 2.2 | 4.4 | 5 | 5.2 | 5.9 | 7.9 | 7.2 | 54日 |
30mm以上の大雨の日 | 0.3 | 0 | 0.2 | 0.1 | 0.3 | 0.4 | 1.5 | 1.6 | 1.7 | 0.9 | 0.8 | 0.3 | 8.1日 |
強風の日 日最大風速10m/s以上 | 0 | 0.3 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 0.2 | 0.7 | 0.5 | 2日 |
積雪10cm以上の日 | 31 | 28.3 | 30.3 | 9.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7.6 | 27.9 | 134日 |
最高気温(平均) ℃ | -2.6 | -1.5 | 2.8 | 9.7 | 17.6 | 22 | 25.6 | 25.9 | 21.8 | 14.9 | 6.5 | -0.5 | |
最低気温(平均) ℃ | -12.6 | -12.5 | -7.7 | -1.5 | 4.6 | 10.5 | 15.3 | 15.6 | 10.2 | 3.4 | -1.9 | -8.8 | |
冬日 最低気温0℃未満 | 30.9 | 28.2 | 30.2 | 20.8 | 3.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5.4 | 22.2 | 30.5 | 172日 |
降水量 mm | 152 | 115 | 101 | 70 | 85 | 68 | 138 | 164 | 176 | 165 | 193 | 187 | 1612mm |
新十津川町で5月に着工した場合の鉄骨造の工程表(天候込み)
鉄骨造(S造)新築の標準工程(18工程)を、新十津川町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。
工程ごとの「止まる条件」と日数
| 工程 | 止まる条件 | 晴天なら | 5月着工 | 8月着工 |
|---|---|---|---|---|
| 仮設・準備 | 天候の影響は小さい | 5日 | 5日 | 5日 |
| 山留め・掘削 | 10mm以上の雨・積雪 | 10日 | 11日 | 12日 |
| 杭工事 | 10mm以上の雨・積雪 | 12日 | 13日 | 14日 |
| 基礎・地中梁 | 10mm以上の雨・積雪 | 23日 | 25日 | 28日 |
| アンカーボルト | 10mm以上の雨・積雪 | 5日 | 5日 | 6日 |
| 鉄骨建方 | 10mm以上の雨・強風・積雪 | 15日 | 16日 | 18日 |
| 本締め・検査 | 10mm以上の雨・強風・積雪 | 6日 | 7日 | 7日 |
| デッキ・床コン | 10mm以上の雨・積雪 | 16日 | 19日 | 20日 |
| 外壁(ALC等) | 1mm以上の雨・積雪 | 20日 | 32日 | 待ち含む 184日 |
| 電気設備 | 天候の影響は小さい | 40日 | 40日 | 40日 |
| 給排水・空調 | 天候の影響は小さい | 40日 | 40日 | 40日 |
| 防水工事 | 1mm以上の雨・積雪・低温 | 10日 | 16日 | 待ち含む 155日 |
| 建具・サッシ | 1mm以上の雨・積雪 | 15日 | 24日 | 待ち含む 167日 |
| 内装下地 | 天候の影響は小さい | 20日 | 20日 | 20日 |
| 内装仕上げ | 天候の影響は小さい | 15日 | 15日 | 15日 |
| 外構工事 | 10mm以上の雨・積雪 | 20日 | 24日 | 22日 |
| 検査・是正 | 天候の影響は小さい | 5日 | 5日 | 5日 |
| 引渡し | 天候の影響は小さい | 2日 | 2日 | 2日 |
新十津川町で工程表を組むときの季節の注意
- 梅雨
北海道には気象庁の梅雨入り・梅雨明けの統計がなく、本州のような長雨の時期はありません。新十津川町の1mm以上の雨の日は6月9.3日・7月11.1日で、夏は外の工事を進めやすい時期です。
- 台風(北海道への接近 年1.9回)
北海道への台風の接近は平年で年1.9回、最も多いのは8月(0.7回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。鉄骨造は工期が長いため、どの月に着工しても外の工程がこの時期にかかります。
- 冬の寒さと雪
12〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。4月・11月は最高気温が10℃に届かない日が多く、朝の霜や結露が乾くのを待つため、1日に塗れる時間が短くなります。月平均気温が4℃以下になる11〜3月にコンクリートを打つ場合は、寒中コンクリートとしての保温養生が必要になる時期の目安です(JASS 5の考え方。正式には旬ごとの日平均気温で判断します)。
- 夏の暑さ
真夏日(最高気温30℃以上)は年7日、猛暑日はほとんどありません。
- 強風(日最大風速10m/s以上: 年2日)
新十津川町では、日最大風速が10m/s以上の日が年2日あり、多いのは2月・11〜12月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に461番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。
鉄骨造と天候の関係(どの地域でも共通)
鉄骨の建方はクレーン作業です。強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときはクレーン作業を中止する決まり(クレーン等安全規則)があり、風の強い地域・季節ほど建方の日数が延びます。
高力ボルトの本締めや溶接は雨天に弱く、鋼材が濡れているときは作業できません。
デッキプレートへの床コンクリート打設は、強い雨の日を避けます。冬は寒中コンクリート、真夏は暑中コンクリートとしての対策が必要です。
この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る
鉄骨造(S造)新築の標準工程(150日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。新十津川町で5月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。
よくある質問
Q. 新十津川町で鉄骨造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
平年並みの天候なら、4〜6月に着工すると工期が短く済みます(5月着工で約171日)。反対に8月着工は約327日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は150日です。
Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?
新十津川町では、着工月によって21〜38日、平均で約28日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に19%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。
Q. 冬(12〜2月)でも鉄骨造はできますか?
新十津川町では12〜3月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約261日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 新十津川町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「空知吉野」(標高100m)の平年値です。
- 積雪は、約16.9km離れた「滝川」の平年値です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「鉄骨造(S造)新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)
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お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。


