工事と天候 | 北海道大樹町

大樹町で鉄骨造(S造)の新築に向く時期と、天候で延びる工期

北海道大樹町で鉄骨造(S造)の新築をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(大樹観測所)で試算しました。晴天が続けば150日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら5月着工で約171日、7月着工で約296日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ125日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・大樹観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
150日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
5月 → 約171日
いちばん延びる着工月
7月 → 約296日

着工月ごとの工期の目安(大樹町・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(150日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工259日
  • 2月着工228日
  • 3月着工200日
  • 4月着工174日
  • 5月着工171日
  • 6月着工172日
  • 7月着工296日
  • 8月着工294日
  • 9月着工296日
  • 10月着工295日
  • 11月着工296日
  • 12月着工291日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約259日+109日9月16日ごろ台風・冬季休工
2月1日約228日+78日9月16日ごろ台風・冬季休工
3月1日約200日+50日9月16日ごろ台風・冬季休工
4月1日約174日+24日9月21日ごろ台風
5月1日約171日+21日10月18日ごろ台風
6月1日約172日+22日11月19日ごろ台風
7月1日約296日+146日翌年4月21日ごろ台風・冬季休工
8月1日約294日+144日翌年5月20日ごろ台風・冬季休工
9月1日約296日+146日翌年6月22日ごろ台風・冬季休工・寒中
10月1日約295日+145日翌年7月21日ごろ冬季休工・寒中
11月1日約296日+146日翌年8月22日ごろ台風・冬季休工・寒中
12月1日約291日+141日翌年9月16日ごろ台風・冬季休工

7月着工が延びて、5月着工が早い理由

7月に着工すると、工事の途中で積雪期(12〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えます)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約296日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

5月に着工すると、天候で止まる工程は5〜10月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均10.1日で、延びは約21日で済みます。大樹町で雨の日が少ないのは12〜2月、多いのは7〜9月です。

大樹町の1mm以上の雨の日は年102日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に786番目(雨の日が少ないほう)です。北海道の148市区町村の中では多い順に133番目で、県内平均(年142日)より40日少なくなっています。

大樹町で鉄骨造の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
鉄骨建方
止まる条件: 10mm以上の雨・強風・積雪
休休休9.143.244.65.13.84.1休38日+休4か月
コンクリート/掘削・外構
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
休休休7.93.33.23.94.44.93.33.3休34日+休4か月
塗装・防水・シーリング
止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温
休休休139.58.610.611.511.19.69.4休83日+休4か月

大樹町の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「大樹」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
5.757.28.69.48.610.611.511.19.68.66.5102日
10mm以上の雨の日
1.10.61.22.13.23.23.94.44.93.32.31.432日
30mm以上の大雨の日
0.20.20.30.510.91.31.621.30.30.29.8日
強風の日
日最大風速10m/s以上
111.61.70.800.10.20.20.60.90.89日
積雪10cm以上の日
29.828.329.26.20.1000001.118.7113日
最高気温(平均)
℃
-1.8-13.310.115.818.321.723.320.815.48.51
最低気温(平均)
℃
-16.8-16.8-9.4-1.83.88.813.61510.93.4-3.4-12.3
冬日
最低気温0℃未満
30.928.230.120.94.10.1000.16.723.830.5175日
降水量
mm
3427497110710913316620212973461146mm

大樹町で5月に着工した場合の鉄骨造の工程表(天候込み)

鉄骨造(S造)新築の標準工程(18工程)を、大樹町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
5月6月7月8月9月10月
仮設・準備
☂山留め・掘削
☂杭工事
☂基礎・地中梁
☂アンカーボルト
☂鉄骨建方
☂本締め・検査
☂デッキ・床コン
☂外壁(ALC等)
電気設備
給排水・空調
☂防水工事
☂建具・サッシ
内装下地
内装仕上げ
☂外構工事
検査・是正
引渡し
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら5月着工7月着工
仮設・準備天候の影響は小さい5日5日5日
山留め・掘削10mm以上の雨・積雪10日11日11日
杭工事10mm以上の雨・積雪12日13日14日
基礎・地中梁10mm以上の雨・積雪23日26日27日
アンカーボルト10mm以上の雨・積雪5日6日6日
鉄骨建方10mm以上の雨・強風・積雪15日17日18日
本締め・検査10mm以上の雨・強風・積雪6日7日7日
デッキ・床コン10mm以上の雨・積雪16日18日19日
外壁(ALC等)1mm以上の雨・積雪20日31日30日
電気設備天候の影響は小さい40日40日40日
給排水・空調天候の影響は小さい40日40日40日
防水工事1mm以上の雨・積雪・低温10日16日14日
建具・サッシ1mm以上の雨・積雪15日24日22日
内装下地天候の影響は小さい20日20日20日
内装仕上げ天候の影響は小さい15日15日15日
外構工事10mm以上の雨・積雪20日23日待ち含む 147日
検査・是正天候の影響は小さい5日5日5日
引渡し天候の影響は小さい2日2日2日

大樹町で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨

    北海道には気象庁の梅雨入り・梅雨明けの統計がなく、本州のような長雨の時期はありません。大樹町の1mm以上の雨の日は6月8.6日・7月10.6日で、夏は外の工事を進めやすい時期です。

  • 台風(北海道への接近 年1.9回)

    北海道への台風の接近は平年で年1.9回、最も多いのは8月(0.7回)です。接近が平年0.5回以上の月は8〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。鉄骨造でこの時期に外の工程がかかるのは、11〜9月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    12〜3月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。11月は最高気温が10℃に届かない日が多く、朝の霜や結露が乾くのを待つため、1日に塗れる時間が短くなります。月平均気温が4℃以下になる11〜3月にコンクリートを打つ場合は、寒中コンクリートとしての保温養生が必要になる時期の目安です(JASS 5の考え方。正式には旬ごとの日平均気温で判断します)。

  • 夏の暑さ

    真夏日(最高気温30℃以上)は年5日、猛暑日はほとんどありません。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年9日)

    大樹町では、日最大風速が10m/s以上の日が年9日あり、多いのは3〜4月・1月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に291番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

鉄骨造と天候の関係(どの地域でも共通)

鉄骨の建方はクレーン作業です。強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときはクレーン作業を中止する決まり(クレーン等安全規則)があり、風の強い地域・季節ほど建方の日数が延びます。

高力ボルトの本締めや溶接は雨天に弱く、鋼材が濡れているときは作業できません。

デッキプレートへの床コンクリート打設は、強い雨の日を避けます。冬は寒中コンクリート、真夏は暑中コンクリートとしての対策が必要です。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

鉄骨造(S造)新築の標準工程(150日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。大樹町で5月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 大樹町で鉄骨造をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、4〜6月に着工すると工期が短く済みます(5月着工で約171日)。反対に7月着工は約296日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は150日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

大樹町では、着工月によって21〜24日、平均で約22日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に15%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 冬(12〜2月)でも鉄骨造はできますか?

大樹町では12〜3月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約259日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 大樹町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「大樹」(標高87m)の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「鉄骨造(S造)新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

このデータを紹介・引用する

お客様への説明資料、ブログ、見積書の補足などに自由にお使いください。引用するときは、出典として下のリンクを添えてください(元データは気象庁の平年値です)。

このページを送るLINEで送るXでポスト

大樹町のほかの工事

近くの市区町村の鉄骨造

あわせて読む

ブラウザで使える工程表アプリ「コウテイ」

鉄骨造新築の工程表、ブラウザで30秒。

「鉄骨造(S造)新築」のテンプレート(18工程・標準150日)を選んで着工日を入れるだけで、工程と日付がすべて並びます。バーをドラッグして調整し、A3横1枚にきれいに印刷。URLを送れば、施主様や協力会社がスマホで見られます。

  • ↔ドラッグで日程変更 — バーを動かすだけ。期間も端をつかんで伸ばせます
  • A3A3横1枚に自動で収まる印刷 — 土日・祝日の色分け、会社名入りのヘッダー
  • 🔗URLで共有 — 相手は登録不要。スマホで開いて、今日の位置が分かります
  • 📱PC・iPad・スマホ — 事務所でも現場でも、同じ工程表を開けます
無料で始める →

クレジットカード不要・インストール不要。無料プランのまま、A3印刷までお試しいただけます。

🔒 koutei.resw.jp/app
コウテイの工程表編集画面(パソコン)。鉄骨造(S造)新築の標準工程を横棒のバーチャートで表示している
スマホで見た共有用の工程表(施主・協力会社向けの閲覧画面)