工事と天候 | 鹿児島県さつま町

さつま町でマンション大規模修繕に向く時期と、天候で延びる工期

鹿児島県さつま町でマンション大規模修繕をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(さつま柏原観測所)で試算しました。晴天が続けば120日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら10月着工で約155日、4月着工で約182日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ27日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・さつま柏原観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
120日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
10月 → 約155日
いちばん延びる着工月
4月 → 約182日

着工月ごとの工期の目安(さつま町・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(120日)雨・強風などで延びる分
  • 1月着工167日
  • 2月着工178日
  • 3月着工181日
  • 4月着工182日
  • 5月着工182日
  • 6月着工176日
  • 7月着工167日
  • 8月着工160日
  • 9月着工156日
  • 10月着工155日
  • 11月着工160日
  • 12月着工164日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約167日+47日6月16日ごろ梅雨
2月1日約178日+58日7月28日ごろ梅雨・台風・猛暑
3月1日約181日+61日8月28日ごろ梅雨・台風・猛暑
4月1日約182日+62日9月29日ごろ梅雨・台風・猛暑
5月1日約182日+62日10月29日ごろ梅雨・台風・猛暑
6月1日約176日+56日11月23日ごろ梅雨・台風・猛暑
7月1日約167日+47日12月14日ごろ梅雨・台風・猛暑
8月1日約160日+40日翌年1月7日ごろ台風
9月1日約156日+36日翌年2月3日ごろ台風
10月1日約155日+35日翌年3月3日ごろ台風
11月1日約160日+40日翌年4月8日ごろ—
12月1日約164日+44日翌年5月12日ごろ—

4月着工が延びて、10月着工が早い理由

4月に着工すると、天候で止まる工程を4〜9月に行うことになります。この時期のさつま町は1mm以上の雨の日が月平均12.4日あり、その日は塗装・防水・シーリングの作業ができません。その結果、晴天の場合より約62日延びます。

10月に着工すると、天候で止まる工程は10〜2月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均8.9日で、延びは約35日で済みます。さつま町で雨の日が少ないのは10〜12月、多いのは6〜8月です。

さつま町の1mm以上の雨の日は年131日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に338番目(ほぼ全国の中くらい)です。鹿児島県の29市区町村の中では多い順に11番目で、県内平均(年133日)より2日少なくなっています。

さつま町で大規模修繕の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
塗装・防水・シーリング/外壁・下地・洗浄
止まる条件: 1mm以上の雨・積雪・低温
9.49.712.310.89.916.513.912.510.87.798.9131日
足場の組立・解体
止まる条件: 強風・30mm以上の大雨・積雪
0.51.21.72.42.46.65.133.110.90.829日

さつま町の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「さつま柏原」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
9.49.712.310.89.916.513.912.510.87.798.9131日
10mm以上の雨の日
33.965.85.810.78.16.15.533.63.165日
30mm以上の大雨の日
0.51.21.72.42.46.65.12.82.810.90.828.2日
強風の日
日最大風速10m/s以上
00000000.20.30001日
最高気温(平均)
℃
11.613.216.721.525.727.731.632.63025.319.613.9
最低気温(平均)
℃
0.71.54.68.913.819.123.123.219.913.47.42.3
猛暑日
最高気温35℃以上
0000002.740.30007日
冬日
最低気温0℃未満
15.412.65.60.50000000.810.145日
降水量
mm
84123175214239619463279256106108972763mm

さつま町で10月に着工した場合の大規模修繕の工程表(天候込み)

マンション大規模修繕の標準工程(10工程)を、さつま町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
10月11月12月1月2月3月
☂準備・仮設足場
☂下地調査・補修
☂タイル補修
☂シーリング打替
☂外壁塗装
☂屋上・バルコニー防水
☂鉄部塗装
共用部改修
☂足場解体
検査・是正
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら10月着工4月着工
準備・仮設足場強風・30mm以上の大雨・積雪12日12日13日
下地調査・補修1mm以上の雨・積雪23日31日35日
タイル補修1mm以上の雨・積雪25日35日38日
シーリング打替1mm以上の雨・積雪・低温25日35日48日
外壁塗装1mm以上の雨・積雪・低温30日42日58日
屋上・バルコニー防水1mm以上の雨・積雪・低温35日50日60日
鉄部塗装1mm以上の雨・積雪・低温20日29日35日
共用部改修天候の影響は小さい20日20日20日
足場解体強風・30mm以上の大雨・積雪7日7日8日
検査・是正天候の影響は小さい8日8日8日

さつま町で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(九州南部地方: 5月30日ごろ〜7月15日ごろ)

    九州南部地方の梅雨入りは平年5月30日ごろ、梅雨明けは7月15日ごろです。大規模修繕で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは1〜7月に着工した場合です。さつま町の6月の1mm以上の雨の日は平年16.5日、7月は13.9日です。

  • 台風(九州南部への接近 年3.9回)

    九州南部への台風の接近は平年で年3.9回、最も多いのは9月(1.2回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜10月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。大規模修繕でこの時期に外の工程がかかるのは、2〜10月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    最低気温が0℃を下回る冬日は12〜3月に月5日以上あります。朝の凍結がある日は、作業の開始が遅れることがあります。

  • 夏の暑さ

    猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年7日、7〜9月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年1日)

    さつま町では、日最大風速が10m/s以上の日が年1日あり、多いのは8〜9月・1月です(風を観測している全国712市区町村のうち、多い順に604番目)。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

大規模修繕と天候の関係(どの地域でも共通)

大規模修繕は足場の設置期間が3〜4か月と長く、外壁補修・シーリング・塗装・防水という雨に弱い工程が続きます。梅雨と台風の時期をどこに挟むかで、工期と居住者の負担が変わります。

シーリング材や塗料は低温・高湿度で硬化不良を起こします。冬に外壁塗装が重なる計画では、1日の作業時間が短くなる分も見込みます。

台風が近づくと、足場のメッシュシートをたたむなどの養生作業が必要になり、その前後も作業が止まります。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

マンション大規模修繕の標準工程(120日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。さつま町で10月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. さつま町で大規模修繕をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、8〜10月に着工すると工期が短く済みます(10月着工で約155日)。反対に4月着工は約182日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は120日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

さつま町では、着工月によって35〜62日、平均で約49日延びる計算です。晴天の工期に41%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期に大規模修繕はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。さつま町の6月の1mm以上の雨の日は平年16.5日で、6月1日に着工すると工期は約176日(晴天なら120日)の見込みです。九州南部地方の梅雨明けは平年7月15日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でも大規模修繕はできますか?

できます。さつま町の12〜2月の1mm以上の雨の日は月平均9.3日で、1月1日に着工した場合の工期は約167日です。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • さつま町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「さつま柏原」(標高59m)の平年値です。
  • 積雪の観測がない地点です。1月の平均気温が3℃以上と温暖なため、積雪で工事が止まる日はないものとして計算しています。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「マンション大規模修繕」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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