大阪府で木造住宅の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
大阪府の10市区町村について、木造住宅の新築の標準工程(晴天なら120日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。府内の中央値で見ると、11月着工が約134日で最も早く、5月着工は約146日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、11月になるところが最も多く(5市区町村)、12か月の平均工期が短いのは堺市(138.4日)、長いのは田尻町(144日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(大阪府の10市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、府内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工137日(134〜145)
- 2月着工142日(140〜150)
- 3月着工143日(142〜150)
- 4月着工144日(141〜147)
- 5月着工146日(144〜152)
- 6月着工145日(142〜148)
- 7月着工141日(137〜144)
- 8月着工140日(138〜143)
- 9月着工139日(137〜142)
- 10月着工135日(134〜140)
- 11月着工134日(132〜143)
- 12月着工134日(132〜143)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 堺市堺(20m)・雨の日 年103日 | 11月(133日) | 5月(145日) | 138.4日 |
| 大阪市大阪(23m)・雨の日 年98日 | 11月(133日) | 5月(145日) | 138.8日 |
| 熊取町熊取(68m)・雨の日 年103日 | 11月(134日) | 5月(145日) | 139日 |
| 茨木市茨木(78m)・雨の日 年104日 | 11月(132日) | 5月(146日) | 139.4日 |
| 枚方市枚方(26m)・雨の日 年106日 | 12月(132日) | 5月(148日) | 139.6日 |
| 八尾市八尾(10m)・雨の日 年103日 | 12月(135日) | 5月(144日) | 139.9日 |
| 能勢町能勢(235m)・雨の日 年109日 | 10月(134日) | 5月(147日) | 140.3日 |
| 河内長野市河内長野(160m)・雨の日 年113日 | 12月(136日) | 5月(147日) | 140.9日 |
| 東大阪市生駒山(626m)・雨の日 年114日 | 11月(135日) | 5月(152日) | 142.7日 |
| 田尻町関空島(5m)・雨の日 年93日 | 7月(139日) | 2月(150日) | 144日 |
大阪府で木造新築の工程表を組むときの注意
- 梅雨(近畿地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
大阪府を含む近畿地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。木造新築の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、府内の多くの市区町村で2〜7月に着工した場合です。
- 台風(近畿への接近 年3.4回)
近畿への台風の接近は平年で年3.4回、多いのは7〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の工事
大阪府の観測所のある市区町村では、積雪や低温で外の工事を止める前提の月はありませんでした。冬は雨の日が少ない地域も多く、木造新築の工期が延びにくい時期になることがあります。
木造新築と天候の関係(どの地域でも共通)
基礎のコンクリート打設は、強い雨の日を避けます。寒い時期は「寒中コンクリート」として保温養生が必要になり、型枠を外すまでの日数も延びます。
上棟から屋根の防水シート(ルーフィング)を張り終えるまでの数日間は、構造材が雨にさらされます。上棟日は天気予報を見て決め、雨養生の準備をしておきます。
屋根と外壁が仕上がれば、内装工事は天候の影響をほとんど受けません。天候で延びるのは基礎から外装までの前半です。
よくある質問
Q. 大阪府で木造新築をするなら、何月に始めるのがよいですか?
府内の市区町村の中央値では、11月着工が約134日で最も早く終わります(晴天なら120日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が11月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 大阪府で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して14〜26日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「木造新築(一般住宅)」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


