工事と天候 | 富山県立山町

立山町でRC造・鉄骨造の解体に向く時期と、天候で延びる工期

富山県立山町でRC造・鉄骨造の解体をするとき、着工する月によって工期がどれだけ変わるかを、気象庁の平年値(立山芦峅観測所)で試算しました。晴天が続けば30日で終わる標準工程は、平年並みの天候なら4月着工で約33日、12月着工で約107日かかる計算です。着工月の選び方だけで、およそ74日の差が出ます。

データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年・立山芦峅観測所)を加工 / 更新日 2026-10-28

晴天が続けば
30日(標準工程)
いちばん早く終わる着工月
4月 → 約33日
いちばん延びる着工月
12月 → 約107日

着工月ごとの工期の目安(立山町・平年並みの天候)

毎月1日に着工した場合に、雨・強風・積雪で作業が止まる日を見込んで、終わるまでに何日かかるかを計算しました。

晴天なら(30日)雨・強風などで延びる分冬季(積雪・低温)の待ちを含む延び
  • 1月着工100日
  • 2月着工69日
  • 3月着工42日
  • 4月着工33日
  • 5月着工33日
  • 6月着工34日
  • 7月着工35日
  • 8月着工34日
  • 9月着工35日
  • 10月着工34日
  • 11月着工36日
  • 12月着工107日
着工工期の目安晴天との差完了の目安重なる時期
1月1日約100日+70日4月10日ごろ冬季休工
2月1日約69日+39日4月10日ごろ冬季休工
3月1日約42日+12日4月11日ごろ—
4月1日約33日+3日5月3日ごろ—
5月1日約33日+3日6月2日ごろ—
6月1日約34日+4日7月4日ごろ梅雨・台風
7月1日約35日+5日8月4日ごろ梅雨・台風
8月1日約34日+4日9月3日ごろ台風
9月1日約35日+5日10月5日ごろ台風
10月1日約34日+4日11月3日ごろ—
11月1日約36日+6日12月6日ごろ—
12月1日約107日+77日翌年3月16日ごろ冬季休工

12月着工が延びて、4月着工が早い理由

12月に着工すると、工事の途中で積雪期(1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えます)にかかります。この期間は外の工事を止めて春を待つ前提のため、終わるまでに約107日かかります。冬の間も雪囲いや仮設の屋根で施工する場合は、これより短くなります。

4月に着工すると、天候で止まる工程は4〜5月に収まります。この時期の1mm以上の雨の日は月平均13日で、延びは約3日で済みます。立山町で雨の日が少ないのは5〜6月・8月、多いのは7月・12〜1月です。

立山町の1mm以上の雨の日は年192日で、観測所のある全国881市区町村のうち多い順に33番目(雨の日が多いほう)です。富山県の10市区町村の中では多い順に3番目で、県内平均(年187日)より5日多くなっています。

立山町でRC解体の作業が止まる日数(月別)

工程の種類ごとに、平年並みの天候で1か月に何日くらい作業できないかの目安です。「休」は積雪や低温のため、その月は外の工事を止める前提の月です。

工程の種類1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
解体(重機)/足場の組立・解体
止まる条件: 30mm以上の大雨・強風・積雪
休休12.71.61.42.13.53.23.52.71.711.644日+休2か月
掘削・外構
止まる条件: 10mm以上の雨・積雪
休休16.875.77.39.57.57.37.48.918.896日+休2か月

立山町の月別の天候(平年値)

気象庁アメダス「立山芦峅」観測所の1991〜2020年の平均です。日数は「その条件になった日が1か月に平均何日あるか」を表します。

要素1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
1mm以上の雨の日
21.917.216.914.511.512.717.31314.213.716.922.2192日
10mm以上の雨の日
11.28.37.96.95.77.39.57.57.37.48.913.2101日
30mm以上の大雨の日
2.51.11.21.51.42.13.53.23.52.71.72.827.2日
強風の日
日最大風速10m/s以上
0000000000000日
積雪10cm以上の日
24.524.9120.100000009.771日
最高気温(平均)
℃
3.54.38.415.220.423.327.228.824.418.813.16.8
最低気温(平均)
℃
-3.6-4.1-1.34.19.814.719.119.815.79.53.7-0.8
猛暑日
最高気温35℃以上
0000000.20.400000.6日
冬日
最低気温0℃未満
26.62518.83.10000001.717.593日
降水量
mm
2922062181841632153612782742832373563067mm

立山町で4月に着工した場合のRC解体の工程表(天候込み)

RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(7工程)を、立山町の平年並みの天候で並べ直したものです。点線の枠が晴天続きの場合、色の付いたバーが雨などで止まる日を見込んだ期間です。

工程
4月8日目15日目22日目29日目5月
近隣挨拶・届出
☂仮設・防音
内装・設備撤去
☂躯体解体
☂地中障害撤去
☂ガラ搬出・整地
完了確認
平年並みの天候での期間晴天が続いた場合☂ 天候で止まる工程

工程ごとの「止まる条件」と日数

工程止まる条件晴天なら4月着工12月着工
近隣挨拶・届出天候の影響は小さい2日2日2日
仮設・防音強風・30mm以上の大雨・積雪3日3日5日
内装・設備撤去天候の影響は小さい5日5日5日
躯体解体30mm以上の大雨・強風・積雪13日14日待ち含む 81日
地中障害撤去10mm以上の雨・積雪6日8日待ち含む 74日
ガラ搬出・整地10mm以上の雨・積雪6日8日13日
完了確認天候の影響は小さい1日1日1日

立山町で工程表を組むときの季節の注意

  • 梅雨(北陸地方: 6月11日ごろ〜7月23日ごろ)

    北陸地方の梅雨入りは平年6月11日ごろ、梅雨明けは7月23日ごろです。RC解体で、天候で止まる工程がこの期間に重なるのは6〜7月に着工した場合です。立山町の6月の1mm以上の雨の日は平年12.7日、7月は17.3日です。

  • 台風(北陸への接近 年2.8回)

    北陸への台風の接近は平年で年2.8回、最も多いのは9月(1回)です。接近が平年0.5回以上の月は7〜9月。台風が近づくと、足場のシートをたたむ・資材を固定するといった準備と後片付けで、前後の日も作業が止まります。RC解体でこの時期に外の工程がかかるのは、6〜9月に着工した場合です。

  • 冬の寒さと雪

    1〜2月は積雪10cm以上の日が月の半分を超えるため、外の工事は止める前提で計算しています。

  • 夏の暑さ

    猛暑日(最高気温35℃以上)は平年で年0.6日、8月に集中します。屋根や外壁の作業は日中を避けて朝夕に寄せる日が出るため、その分の余裕を見ておきます。

  • 強風(日最大風速10m/s以上: 年0日)

    近くの「上市」観測所では、日最大風速が10m/s以上の日が年0日あり、多いのは1〜3月です。高所の作業やクレーン作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になると中止します。

RC解体と天候の関係(どの地域でも共通)

鉄筋コンクリートの解体は、防音パネルと養生シートで囲って進めます。強風時はシートのあおりの危険があるため、作業を止めます。

散水しながら進めるため小雨では止まりませんが、大雨では現場がぬかるみ、ガラの搬出も止まります。

地中障害(古い基礎や杭)の撤去は、掘削した穴に雨水がたまると作業が止まります。

この工程表をもとに、自分の現場の工程表を作る

RC・鉄骨造 解体工事の標準工程(30日)は、Excelのテンプレートとして無料でダウンロードできます(登録不要)。立山町で4月以外に着工する場合は、上の表の「晴天との差」くらいの予備日を工程表に入れておくと、雨で延びても引渡し日がずれにくくなります。

よくある質問

Q. 立山町でRC解体をするなら、何月に始めるのがよいですか?

平年並みの天候なら、4〜6月に着工すると工期が短く済みます(4月着工で約33日)。反対に12月着工は約107日と最も長くなります。晴天が続いた場合の標準工期は30日です。

Q. 雨で延びる分は、工程表に何日くらい見込めばいいですか?

立山町では、着工月によって3〜12日、平均で約5日延びる計算です(冬季休工にかかる着工月を除く)。晴天の工期に17%前後の予備日を足しておくと、実際の天候に近い工程表になります。

Q. 梅雨の時期にRC解体はできますか?

できますが、雨で止まる日が増えます。立山町の6月の1mm以上の雨の日は平年12.7日で、6月1日に着工すると工期は約34日(晴天なら30日)の見込みです。北陸地方の梅雨明けは平年7月23日ごろなので、急がない工事なら梅雨明け後に回すのも一つの方法です。

Q. 冬(12〜2月)でもRC解体はできますか?

立山町では1〜2月は積雪のため、外の工事は止める前提で計算しています。1月に着工すると、春まで待って約100日かかる見込みです。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する方法もありますが、費用と手間が増えます。

計算方法と出典

  • 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
  • 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
  • 立山町の値は、市区町村内にある気象庁のアメダス観測所「立山芦峅」(標高379m)の平年値です。
  • 「立山芦峅」は雨量のみの観測所のため、気温は約10.9km離れた「上市」の平年値を、標高差で補正(100mにつき0.65℃)して使っています。
  • 風(日最大風速10m/s以上の日数)は、約10.9km離れた「上市」の平年値です。
  • 積雪は、約17.5km離れた「猪谷」の平年値です。
  • 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
  • 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
  • 工程と日数は、コウテイの「RC・鉄骨造 解体工事」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。

データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)

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