富山県で鉄骨造(S造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
富山県の10市区町村について、鉄骨造(S造)の新築の標準工程(晴天なら150日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、5月着工が約180日で最も早く、9月着工は約251日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、5月になるところが最も多く(6市区町村)、12か月の平均工期が短いのは氷見市(199日)、長いのは立山町(244日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(富山県の10市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工213日(196〜254)
- 2月着工197日(183〜223)
- 3月着工181日(175〜201)
- 4月着工181日(176〜192)
- 5月着工180日(174〜191)
- 6月着工187日(181〜200)
- 7月着工211日(195〜276)
- 8月着工234日(215〜280)
- 9月着工251日(237〜284)
- 10月着工241日(229〜278)
- 11月着工233日(217〜278)
- 12月着工226日(210〜271)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 氷見市氷見(1m)・雨の日 年179日 | 5月(174日) | 9月(237日) | 199日 |
| 高岡市伏木(12m)・雨の日 年175日 | 3月(175日) | 9月(239日) | 201.1日 |
| 富山市富山(9m)・雨の日 年178日 | 5月(179日) | 9月(242日) | 205.3日 |
| 朝日町朝日(43m)・雨の日 年191日 | 3月(181日) | 9月(248日) | 207.4日 |
| 魚津市魚津(48m)・雨の日 年187日 | 3月(182日) | 9月(250日) | 209.5日 |
| 黒部市宇奈月(160m)・雨の日 年200日 | 5月(189日) | 9月(252日) | 217.3日 |
| 上市町上市(296m)・雨の日 年197日 | 5月(190日) | 9月(260日・冬季の待ち含む) | 217.6日 |
| 砺波市砺波(69m)・雨の日 年184日 | 3月(178日) | 9月(268日・冬季の待ち含む) | 224.8日 |
| 南砺市南砺高宮(91m)・雨の日 年190日 | 5月(179日) | 9月(273日・冬季の待ち含む) | 228.1日 |
| 立山町立山芦峅(379m)・雨の日 年192日 | 5月(191日) | 9月(284日・冬季の待ち含む) | 244日 |
富山県で鉄骨造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(北陸地方: 6月11日ごろ〜7月23日ごろ)
富山県を含む北陸地方の梅雨入りは平年6月11日ごろ、梅雨明けは7月23日ごろです。鉄骨造の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で11〜7月に着工した場合です。
- 台風(北陸への接近 年2.8回)
北陸への台風の接近は平年で年2.8回、多いのは7〜9月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の積雪と低温
富山県では、7〜2月に着工すると、県内の一部(多い月で4市区町村)で積雪や低温のため外の工事を止める時期にかかります。特に9〜10月着工は県内の3分の1以上が冬季の待ちを含む計算です。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する場合は、これより短くなります。
鉄骨造と天候の関係(どの地域でも共通)
鉄骨の建方はクレーン作業です。強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときはクレーン作業を中止する決まり(クレーン等安全規則)があり、風の強い地域・季節ほど建方の日数が延びます。
高力ボルトの本締めや溶接は雨天に弱く、鋼材が濡れているときは作業できません。
デッキプレートへの床コンクリート打設は、強い雨の日を避けます。冬は寒中コンクリート、真夏は暑中コンクリートとしての対策が必要です。
よくある質問
Q. 富山県で鉄骨造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、5月着工が約180日で最も早く終わります(晴天なら150日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が5月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 富山県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して30〜101日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「鉄骨造(S造)新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


