山梨県でRC造(鉄筋コンクリート造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
山梨県の10市区町村について、RC造(鉄筋コンクリート造)の新築の標準工程(晴天なら210日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、10月着工が約233日で最も早く、2月着工は約247日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、9月になるところが最も多く(5市区町村)、12か月の平均工期が短いのは甲府市(233.8日)、長いのは山梨市(261.2日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(山梨県の10市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工241日(237〜263)
- 2月着工247日(242〜259)
- 3月着工245日(239〜255)
- 4月着工243日(237〜251)
- 5月着工243日(236〜248)
- 6月着工239日(233〜251)
- 7月着工234日(230〜329)
- 8月着工234日(230〜307)
- 9月着工236日(229〜276)
- 10月着工233日(229〜254)
- 11月着工234日(230〜252)
- 12月着工236日(232〜259)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 甲府市甲府(273m)・雨の日 年89日 | 9月(229日) | 2月(242日) | 233.8日 |
| 甲州市勝沼(394m)・雨の日 年95日 | 7月(230日) | 2月(242日) | 234.3日 |
| 韮崎市韮崎(341m)・雨の日 年97日 | 9月(231日) | 2月(244日) | 235.7日 |
| 大月市大月(364m)・雨の日 年106日 | 9月(230日) | 2月(247日) | 237.3日 |
| 北杜市大泉(867m)・雨の日 年104日 | 10月(229日) | 2月(247日) | 237.5日 |
| 身延町切石(226m)・雨の日 年98日 | 9月(234日) | 2月(246日) | 238.6日 |
| 南部町南部(141m)・雨の日 年113日 | 9月(238日) | 2月(254日) | 245日 |
| 富士河口湖町河口湖(860m)・雨の日 年103日 | 5月(243日) | 1月(256日) | 247.1日 |
| 山中湖村山中(992m)・雨の日 年116日 | 7月(247日) | 8月(269日・冬季の待ち含む) | 254.6日 |
| 山梨市乙女湖(1465m)・雨の日 年118日 | 11月(237日) | 7月(329日・冬季の待ち含む) | 261.2日 |
山梨県でRC造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(関東甲信地方: 6月7日ごろ〜7月19日ごろ)
山梨県を含む関東甲信地方の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC造の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で11〜7月に着工した場合です。
- 台風(関東甲信への接近 年3.3回)
関東甲信への台風の接近は平年で年3.3回、多いのは8〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の積雪と低温
山梨県では、7〜10月に着工すると、県内の一部(多い月で3市区町村)で積雪や低温のため外の工事を止める時期にかかります。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する場合は、これより短くなります。
RC造と天候の関係(どの地域でも共通)
コンクリートの打設は強い雨の日を避けて計画します。打設中に雨が降ると、表面の仕上がりや強度に影響します。
日平均気温が4℃以下になる時期は「寒中コンクリート」、25℃を超える時期は「暑中コンクリート」として、配合・養生の対策が必要です(日本建築学会 JASS 5)。どちらも型枠の存置期間や管理の手間が増えます。
躯体工事は1フロアごとの繰り返しなので、雨で1回の打設が延びると、その後のすべての階が後ろにずれます。
よくある質問
Q. 山梨県でRC造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、10月着工が約233日で最も早く終わります(晴天なら210日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が9月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 山梨県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して23〜37日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「RC造 マンション・ビル新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


