千葉県でRC造(鉄筋コンクリート造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
千葉県の18市区町村について、RC造(鉄筋コンクリート造)の新築の標準工程(晴天なら210日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、7月着工が約236日で最も早く、5月着工は約245日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、7月になるところが最も多く(17市区町村)、12か月の平均工期が短いのは我孫子市(237.4日)、長いのは大多喜町(246.4日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(千葉県の18市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工242日(239〜247)
- 2月着工245日(242〜251)
- 3月着工242日(240〜248)
- 4月着工243日(240〜251)
- 5月着工245日(242〜251)
- 6月着工242日(239〜246)
- 7月着工236日(233〜239)
- 8月着工237日(232〜242)
- 9月着工238日(233〜243)
- 10月着工240日(234〜245)
- 11月着工242日(236〜248)
- 12月着工240日(236〜246)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 我孫子市我孫子(20m)・雨の日 年104日 | 8月(232日) | 2月(244日) | 237.4日 |
| 千葉市千葉(3m)・雨の日 年104日 | 7月(234日) | 2月(242日) | 238.2日 |
| 船橋市船橋(28m)・雨の日 年106日 | 7月(234日) | 2月(243日) | 238.6日 |
| 成田市成田(41m)・雨の日 年107日 | 7月(235日) | 5月(243日) | 238.6日 |
| 佐倉市佐倉(5m)・雨の日 年110日 | 7月(234日) | 2月(244日) | 239.3日 |
| 横芝光町横芝光(5m)・雨の日 年113日 | 7月(235日) | 2月(244日) | 240日 |
| 香取市香取(37m)・雨の日 年111日 | 7月(236日) | 5月(245日) | 240.3日 |
| 東庄町東庄(52m)・雨の日 年113日 | 7月(236日) | 5月(244日) | 240.4日 |
| 鋸南町鋸南(10m)・雨の日 年110日 | 7月(236日) | 2月(245日) | 240.8日 |
| 木更津市木更津(60m)・雨の日 年109日 | 7月(237日) | 2月(246日) | 240.9日 |
| 茂原市茂原(11m)・雨の日 年112日 | 7月(236日) | 2月(245日) | 241日 |
| 館山市館山(6m)・雨の日 年109日 | 7月(236日) | 2月(245日) | 241.1日 |
| 銚子市銚子(20m)・雨の日 年113日 | 7月(237日) | 5月(245日) | 241.4日 |
| 市原市牛久(30m)・雨の日 年114日 | 7月(236日) | 2月(246日) | 241.4日 |
| 鴨川市鴨川(5m)・雨の日 年115日 | 7月(236日) | 2月(247日) | 242.7日 |
| 勝浦市勝浦(12m)・雨の日 年114日 | 7月(238日) | 2月(247日) | 243.6日 |
| 君津市坂畑(120m)・雨の日 年121日 | 7月(239日) | 2月(250日) | 245.5日 |
| 大多喜町大多喜(70m)・雨の日 年121日 | 7月(239日) | 2月(251日) | 246.4日 |
千葉県でRC造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(関東甲信地方: 6月7日ごろ〜7月19日ごろ)
千葉県を含む関東甲信地方の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC造の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で11〜7月に着工した場合です。
- 台風(関東甲信への接近 年3.3回)
関東甲信への台風の接近は平年で年3.3回、多いのは8〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の工事
千葉県の観測所のある市区町村では、積雪や低温で外の工事を止める前提の月はありませんでした。冬は雨の日が少ない地域も多く、RC造の工期が延びにくい時期になることがあります。
RC造と天候の関係(どの地域でも共通)
コンクリートの打設は強い雨の日を避けて計画します。打設中に雨が降ると、表面の仕上がりや強度に影響します。
日平均気温が4℃以下になる時期は「寒中コンクリート」、25℃を超える時期は「暑中コンクリート」として、配合・養生の対策が必要です(日本建築学会 JASS 5)。どちらも型枠の存置期間や管理の手間が増えます。
躯体工事は1フロアごとの繰り返しなので、雨で1回の打設が延びると、その後のすべての階が後ろにずれます。
よくある質問
Q. 千葉県でRC造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、7月着工が約236日で最も早く終わります(晴天なら210日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が7月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 千葉県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して26〜35日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「RC造 マンション・ビル新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


