京都府で鉄骨造(S造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
京都府の10市区町村について、鉄骨造(S造)の新築の標準工程(晴天なら150日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。府内の中央値で見ると、3月着工が約174日で最も早く、11月着工は約190日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、5月になるところが最も多く(5市区町村)、12か月の平均工期が短いのは京都市(169.3日)、長いのは京丹後市(196.4日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(京都府の10市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、府内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工184日(169〜198)
- 2月着工178日(171〜183)
- 3月着工174日(174〜177)
- 4月着工176日(175〜178)
- 5月着工174日(172〜176)
- 6月着工176日(173〜177)
- 7月着工176日(170〜184)
- 8月着工179日(167〜210)
- 9月着工186日(165〜231)
- 10月着工189日(164〜226)
- 11月着工190日(164〜217)
- 12月着工187日(165〜210)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 京都市京都(41m)・雨の日 年105日 | 10月(164日) | 4月(175日) | 169.3日 |
| 京田辺市京田辺(20m)・雨の日 年108日 | 10月(164日) | 4月(175日) | 169.5日 |
| 長岡京市長岡京(71m)・雨の日 年106日 | 10月(164日) | 4月(175日) | 169.6日 |
| 福知山市福知山(17m)・雨の日 年140日 | 3月(174日) | 11月(187日) | 178.8日 |
| 綾部市綾部(51m)・雨の日 年143日 | 5月(173日) | 11月(188日) | 178.9日 |
| 京丹波町本庄(95m)・雨の日 年151日 | 3月(174日) | 10月(193日) | 182.3日 |
| 南丹市美山(200m)・雨の日 年159日 | 5月(176日) | 10月(200日) | 185.6日 |
| 舞鶴市舞鶴(2m)・雨の日 年156日 | 5月(174日) | 10月(202日) | 186.2日 |
| 宮津市宮津(2m)・雨の日 年164日 | 5月(174日) | 10月(209日) | 187.8日 |
| 京丹後市間人(42m)・雨の日 年168日 | 5月(172日) | 9月(231日) | 196.4日 |
京都府で鉄骨造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(近畿地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
京都府を含む近畿地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。鉄骨造の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、府内の多くの市区町村で1〜7月に着工した場合です。
- 台風(近畿への接近 年3.4回)
近畿への台風の接近は平年で年3.4回、多いのは7〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の工事
京都府の観測所のある市区町村では、積雪や低温で外の工事を止める前提の月はありませんでした。冬は雨の日が少ない地域も多く、鉄骨造の工期が延びにくい時期になることがあります。
鉄骨造と天候の関係(どの地域でも共通)
鉄骨の建方はクレーン作業です。強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときはクレーン作業を中止する決まり(クレーン等安全規則)があり、風の強い地域・季節ほど建方の日数が延びます。
高力ボルトの本締めや溶接は雨天に弱く、鋼材が濡れているときは作業できません。
デッキプレートへの床コンクリート打設は、強い雨の日を避けます。冬は寒中コンクリート、真夏は暑中コンクリートとしての対策が必要です。
よくある質問
Q. 京都府で鉄骨造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
府内の市区町村の中央値では、3月着工が約174日で最も早く終わります(晴天なら150日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が5月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 京都府で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して24〜40日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「鉄骨造(S造)新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


