京都府でRC造(鉄筋コンクリート造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
京都府の10市区町村について、RC造(鉄筋コンクリート造)の新築の標準工程(晴天なら210日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。府内の中央値で見ると、3月着工が約245日で最も早く、8月着工は約273日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、3月になるところが最も多く(7市区町村)、12か月の平均工期が短いのは京都市(239日)、長いのは京丹後市(275.2日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(京都府の10市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、府内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工256日(242〜267)
- 2月着工253日(246〜256)
- 3月着工245日(243〜248)
- 4月着工246日(242〜249)
- 5月着工251日(242〜264)
- 6月着工258日(238〜287)
- 7月着工265日(235〜311)
- 8月着工273日(234〜305)
- 9月着工271日(233〜289)
- 10月着工262日(235〜276)
- 11月着工258日(237〜280)
- 12月着工259日(239〜275)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 京都市京都(41m)・雨の日 年105日 | 9月(234日) | 2月(246日) | 239日 |
| 京田辺市京田辺(20m)・雨の日 年108日 | 9月(233日) | 2月(246日) | 239.4日 |
| 長岡京市長岡京(71m)・雨の日 年106日 | 8月(234日) | 2月(246日) | 239.5日 |
| 福知山市福知山(17m)・雨の日 年140日 | 3月(244日) | 8月(268日) | 254.8日 |
| 綾部市綾部(51m)・雨の日 年143日 | 3月(243日) | 8月(268日) | 255.2日 |
| 京丹波町本庄(95m)・雨の日 年151日 | 3月(245日) | 8月(278日) | 260.2日 |
| 舞鶴市舞鶴(2m)・雨の日 年156日 | 3月(246日) | 8月(285日) | 263.5日 |
| 南丹市美山(200m)・雨の日 年159日 | 3月(248日) | 8月(285日) | 264.9日 |
| 宮津市宮津(2m)・雨の日 年164日 | 3月(245日) | 8月(293日) | 267.3日 |
| 京丹後市間人(42m)・雨の日 年168日 | 3月(245日) | 7月(311日) | 275.2日 |
京都府でRC造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(近畿地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
京都府を含む近畿地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC造の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、府内の多くの市区町村で10〜7月に着工した場合です。
- 台風(近畿への接近 年3.4回)
近畿への台風の接近は平年で年3.4回、多いのは7〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の工事
京都府の観測所のある市区町村では、積雪や低温で外の工事を止める前提の月はありませんでした。冬は雨の日が少ない地域も多く、RC造の工期が延びにくい時期になることがあります。
RC造と天候の関係(どの地域でも共通)
コンクリートの打設は強い雨の日を避けて計画します。打設中に雨が降ると、表面の仕上がりや強度に影響します。
日平均気温が4℃以下になる時期は「寒中コンクリート」、25℃を超える時期は「暑中コンクリート」として、配合・養生の対策が必要です(日本建築学会 JASS 5)。どちらも型枠の存置期間や管理の手間が増えます。
躯体工事は1フロアごとの繰り返しなので、雨で1回の打設が延びると、その後のすべての階が後ろにずれます。
よくある質問
Q. 京都府でRC造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
府内の市区町村の中央値では、3月着工が約245日で最も早く終わります(晴天なら210日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が3月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 京都府で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して35〜63日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「RC造 マンション・ビル新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


