奈良県でRC造(鉄筋コンクリート造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
奈良県の10市区町村について、RC造(鉄筋コンクリート造)の新築の標準工程(晴天なら210日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、7月着工が約242日で最も早く、2月着工は約251日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、7月・9月になるところが最も多く(4市区町村)、12か月の平均工期が短いのは奈良市(238.4日)、長いのは天川村(255.2日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(奈良県の10市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工247日(241〜257)
- 2月着工251日(245〜261)
- 3月着工248日(241〜261)
- 4月着工247日(241〜259)
- 5月着工247日(242〜255)
- 6月着工243日(238〜252)
- 7月着工242日(234〜257)
- 8月着工242日(234〜274)
- 9月着工242日(233〜255)
- 10月着工243日(235〜249)
- 11月着工244日(238〜250)
- 12月着工243日(238〜248)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 奈良市奈良(102m)・雨の日 年106日 | 9月(233日) | 2月(245日) | 238.4日 |
| 田原本町田原本(50m)・雨の日 年112日 | 8月(235日) | 2月(245日) | 239.3日 |
| 五條市五條(190m)・雨の日 年117日 | 9月(237日) | 2月(247日) | 240.8日 |
| 葛城市葛城(141m)・雨の日 年116日 | 7月(238日) | 2月(247日) | 241.3日 |
| 吉野町吉野(188m)・雨の日 年127日 | 7月(241日) | 2月(251日) | 244.3日 |
| 宇陀市大宇陀(349m)・雨の日 年128日 | 7月(242日) | 2月(250日) | 244.8日 |
| 十津川村風屋(301m)・雨の日 年130日 | 9月(245日) | 2月(258日) | 250日 |
| 曽爾村曽爾(610m)・雨の日 年134日 | 7月(245日) | 8月(268日・冬季の待ち含む) | 250.5日 |
| 上北山村上北山(334m)・雨の日 年133日 | 9月(245日) | 2月(261日) | 251.8日 |
| 天川村天川(840m)・雨の日 年146日 | 12月(248日) | 8月(274日・冬季の待ち含む) | 255.2日 |
奈良県でRC造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(近畿地方: 6月6日ごろ〜7月19日ごろ)
奈良県を含む近畿地方の梅雨入りは平年6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。RC造の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で11〜7月に着工した場合です。
- 台風(近畿への接近 年3.4回)
近畿への台風の接近は平年で年3.4回、多いのは7〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の積雪と低温
奈良県では、8〜9月に着工すると、県内の一部(多い月で2市区町村)で積雪や低温のため外の工事を止める時期にかかります。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する場合は、これより短くなります。
RC造と天候の関係(どの地域でも共通)
コンクリートの打設は強い雨の日を避けて計画します。打設中に雨が降ると、表面の仕上がりや強度に影響します。
日平均気温が4℃以下になる時期は「寒中コンクリート」、25℃を超える時期は「暑中コンクリート」として、配合・養生の対策が必要です(日本建築学会 JASS 5)。どちらも型枠の存置期間や管理の手間が増えます。
躯体工事は1フロアごとの繰り返しなので、雨で1回の打設が延びると、その後のすべての階が後ろにずれます。
よくある質問
Q. 奈良県でRC造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、7月着工が約242日で最も早く終わります(晴天なら210日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が7月・9月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 奈良県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して32〜41日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「RC造 マンション・ビル新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


